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2013年1月22日

ビジネス書祭り2013を開催します

昨年も開催して、好評だった「ビジネス書祭り」。

2013年の今年も開催します!

※詳細・申込みは → http://kokucheese.com/event/index/67674/

ビジネス書祭り


3月3日、ひな祭りに、ビジネス書祭りを開催します。

ひな祭りの日に、おもしろいビジネス書を共有しませんか?

開催日時:2013年3月3日(日)13:30~16:30
            懇親会:17:00〜19:00

「ビジネス書祭り」とは?

本はとても学びの多い有用なツールです。

立場に関係なく、情報や意見が交換できる場づくりを考えました。
それがこの「ビジネス書祭り」です。
ぜひ、本好きの皆さんと、以下のテーマを共有できたらと思います!
ご参加をお待ちしております。

第1部 2012年度良かったビジネス書は?
第2部 これから読みたいビジネス書はどんな本?

 

【第1部】 2012年度良かったビジネス書は?

毎年、たくさんのビジネス書が刊行されます。

参加者で、2012年度(2012年4月〜2013年3月)に発売されたビジネス書から、
良かったビジネス書を共有します。

2012年度に発売されたビジネス書から、あなたのベスト3を決めて、ご参加下さい。

そして、参加者で、2012年度のビジネス書ナンバー1を決定します!

 

【第2部】 これから読みたいビジネス書はどんな本?

また、2013年度に、これから読んでみたいビジネス書は、どんなものかということも、参加者でディスカッションします。 

あの著者のこういう本が読みたい。
こんなテーマの本を読んでみたい。
こういう本があったら、買うのに。

といったことを、共有します。


著者の方や編集者の方も参加予定です!!

読者、著者、編集者で、ビジネス書でつながりましょう!
 

ビジネス書の読書会を主宰しているメンバーやその参加者で集まって、
ビジネス書について、熱く語り合います。

これからのビジネス書をもっと楽しみたい方は、ぜひご参加下さい!!!


※詳細・申込みは → http://kokucheese.com/event/index/67674/

2012年6月 9日

ビジネスパーソンの「20代のうちに読んでおきたい本」は? DODA調べ

ビジネスパーソンの「20代のうちに読んでおきたい本」は? DODA調べ ITmediaの記事より

インテリジェンスは、転職サービス「DODA」で実施した「20代のうちに読んでおきたい本」に関するアンケートの結果ランキングを発表した。1位はピーター・F・ドラッカーの「マネジメント-基本と原則」。

転職サービス「DODA」で実施した「20代のうちに読んでおきたい本」に関するアンケートの結果だそうです。


1位は、

『マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則』ピーター・F・ドラッカー (著)
『マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則』ピーター・F・ドラッカー (著)

だそうです。

たしかに、読んでおいたほうが良いと思いますが、挫折する人も多そうな気がします。


『プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか』ピーター・F・ドラッカー (著)
『プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか』ピーター・F・ドラッカー (著)

を、まず読んだほうが、20代ということであれば、良いはずです。


ビジネスパーソンとしての基本を知ることができます。

というか、まずこの一冊を読んでおけば、仕事をする際には、困らないかもしれません。


それから、『7つの習慣』を読んだら、『第8の習慣』あたりまで読むと、さらに、成長するための考え方を知ることができるはずです。

『第8の習慣 「効果」から「偉大」へ』スティーブン・R・コヴィー (著)
『第8の習慣 「効果」から「偉大」へ』スティーブン・R・コヴィー (著)

ベストセラーや誰もが読んでいる本をまず読んでみる。

そこから、あまり人が読んでいない本も読んでみる。


ちょっとした差が出る、「読書術」のコツの一つでしょう。

ベストセラーは、人と話ができるようになる、当たり前ができるようになるための本。

そこからさらに踏み込むと、人とは違った成果を上げるための考え方を知ることができるはずです。

2010年10月18日

『超ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット(著)スティーヴン・J・ダブナー(著)

『超ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット(著)スティーヴン・J・ダブナー(著)
『超ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット(著)スティーヴン・J・ダブナー(著)

『ヤバい経済学』の続編です。


経済学的アプローチで「世界」を眺めてみるというのが、本書のテーマです。

『ヤバい経済学』を読んだ人はもちろん、読んでいない人も読んでおくと良いと思います。

というのは、経済学的に世界を見ていないとしたら、資本主義の今の世界に生きる人としては、まずいでしょうから。


  地球温暖化は、どうしたら解決できるか?
  ゾウとサメ、どっちが怖い?
  性別を変えたらお給料は上がるの?

といったことが書かれています。


世界をどう見るかは、行動に影響します。

経済学的視点で見ることがある程度必要です。


というわけで、経済学的視点を持ちたい人は、読んでみてください。

持ちたくないという人も、「世界」を理解する一つの方法として知っておくと良いと思います。

『超ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット(著)スティーヴン・J・ダブナー(著)
『超ヤバい経済学』スティーヴン・D・レヴィット(著)スティーヴン・J・ダブナー(著)

『ヤバい経済学 [増補改訂版] 』スティーヴン・D・レヴィット(著)スティーヴン・J・ダブナー(著)
『ヤバい経済学 [増補改訂版] 』スティーヴン・D・レヴィット(著)スティーヴン・J・ダブナー(著)

2009年9月23日

『小さくても客数2倍売上1.5倍!楽しい会社のつくり方』唐土新市郎(著)

『小さくても客数2倍売上1.5倍!楽しい会社のつくり方』唐土新市郎(著)

『小さくても客数2倍売上1.5倍!楽しい会社のつくり方』唐土新市郎(著)
『小さくても客数2倍売上1.5倍!楽しい会社のつくり方』唐土新市郎(著)

楽しい会社で働きたい。

多くの人が思うことではないでしょうか。

少なくとも、わたしはそう思います。


本書は、楽しい会社のつくり方について書かれています。

いろいろと参考になりました。

なるほどなと思うことが多かったです。


例えば、「社内大臣制度」。

店まわり環境大臣、お休み管理大臣など、担当者を「大臣」とするそうです。

それだけと言えば、それだけですが、単に、○○担当者とするよりは、楽しそうではないでしょうか。

楽しくないと思う人も、これは、一例ですので、他の方法などがあります。


楽しい会社をつくりたい。

そういう経営者の方などは、読んでみてください。

『小さくても客数2倍売上1.5倍!楽しい会社のつくり方』唐土新市郎(著)
『小さくても客数2倍売上1.5倍!楽しい会社のつくり方』唐土新市郎(著)

2009年7月18日

ビジネス書の書評家の集まり2009

昨日は、ビジネス書の書評家の集まりを開催しました。


こちらには、裏話的な?話でも、書こうかなと思います。

大橋さんが、twitterのタイムラインを貼り付けているので、だいたいどんな感じだったかはわかるかと。


今回も、iPhone率が高かったです。

前回は、こんな感じです。

前回も、iPhone率が高かったのですが、書評する人にはそういうものが好きな人が多いのかも。


盛り上がった話題は、iPhoneもそうですが、ブログとtwitterでしょうか。

はてぶがつくようにするには?とか、twitterって面白いの?とかですね。


もちろん、本の話題もありました。

あらかじめ聞いてあったみなさんのおすすめの本のリスト

意外と、かぶらないものだなと。


もう少しかぶるかと思っていたのですが。
それぞれ、興味が違うのだなと。

だから、いろいろと、書評のブログを読む意味があるのだと、改めて思いました。


知識をチカラに こばやし

『凡才の集団は孤高の天才に勝る』キース・ソーヤー(著)
『凡才の集団は孤高の天才に勝る』キース・ソーヤー(著)

『がんばらないで成果を出す37の法則』平野敦士カール(著)
『がんばらないで成果を出す37の法則』平野敦士カール(著)

わたしが、オススメの2冊は、どちらも、アライアンスというか、人と協力することに視点を置いています。


『「多様な意見」はなぜ正しいのか』スコット・ペイジ(著)
『「多様な意見」はなぜ正しいのか』スコット・ペイジ(著)

多様な意見はなぜ正しいか。

2009年は、こういうことを意識していたりします。


ブログも、人真似だと、読むほうも書くほうもあまりおもしろくないですし、パーソナルメディアは、多様なところがおもしろいのだと思います。

そんなことを感じながら、細かいところで、いろいろと楽しんだ夜でした。


みなさんがブログを書いたら、リンクなど追記予定です。(書かれるかはわかりませんが。)


書評家の集い@新橋 杉本さん

小飼弾さんに会う~書評家の集まりに参加 tulipaさん

おもしろい交流会に参加しました 丸山さん

【会談】ビジネス書の書評家の集まり2009・・・、後、【書評ブロガーの飲み会だったのにダンコーガイ独演会】
 鹿田さん

2008年6月 2日

『なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想』フィル・ローゼンツワイグ(著)

『なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想』フィル・ローゼンツワイグ(著)
『なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想』フィル・ローゼンツワイグ(著)

ビジネス書に限ったことではないですが、ビジネス関連の話題は、因果がわかりにくい、特定しにくいというのがあります。

ですから、本書に書かれていることは、ビジネス書に限った話ではありません。


ビジネス書やビジネス誌などを読む方は、読んでおいたほうが良い一冊だと思います。

もちろん、本書で言われていることも、すべてが正しいかというのは、あると思いますが。


ビジネスを科学的に考えると、なかなかむずかしいことになります。

科学の実験と違って、再現性があまりない。

状況が変化してしまう。

こういったことがあるために、ある意味、何を言っても、どれも正解ということになりやすい。

間違いやすい、間違いに気づきにくい、だましやすい、だまされやすい。


ということがあります。

(科学にも限界があるので、科学的な手法だから、間違いではないとも言い切れませんが。)


本書を読んでおくと、ビジネス書に限らず、様々な評論などについて、一定の距離をもって、読んだり聞いたりすることが出来るようになると思います。


当たり前のことですが、ビジネス書に書かれていることだから適切なわけではないですし、有名な人間が書いている、言っていることだから適切なわけではありません。
(さらに言えば、成果を出している人間が書いているから、必ず適切と言うわけでもないでしょう。)


こういう視点を持って、いろいろと見てみると、また違った見方、読み方ができると思います。


現にわたしは、以前とは違った形で、ビジネス書などを活用しています。
(本書を読む前から感じていたことなので、その前から少しずつ変えていましたが。)


ビジネスに限らず、物事は、状況依存的な面があります。


状況が変われば、同じことでも、違った結果になる可能性があります。

妄信せずに、自分で試してみる。

そういう姿勢が必要だと思っています。


そして、その試行錯誤が、行動や言葉に、にじんでくるように感じます。

本書を読んで、ビジネス書などの活用方法などを、改めて再認識しました。

『なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想』フィル・ローゼンツワイグ(著)
『なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想』フィル・ローゼンツワイグ(著)

2008年5月26日

『大逆転の経営』エイドリアン・スライウォツキー(著)

『大逆転の経営』エイドリアン・スライウォツキー(著)
『大逆転の経営』エイドリアン・スライウォツキー(著)

成功について語るときに、いくつかの方法があると思います。


成功した要因を探って、成功を目指すもの、
失敗の要因を探って、失敗しないようにするもの

後者は、失敗しないようにする、ということで、成功を保証するものではないですが。


本書は、リスクを考慮して、リスクを克服する方法を知り、成功するための方策を探るというようになっています。


もう少し言うと、大逆転の経営と本書のタイトルがなっているように、ピンチをチャンスに変えた企業の事例などが出てきます。

そこから、学ぶというものですね。


このピンチをチャンスに変える、という視点は、あまり類書ではないかもしれません。

部分的には取り扱っていますが、本書は、この「大逆転」がテーマです。

参考になることが、いくつかありました。

また、考えをまとめるのにも、参考になりました。


順風なときは、問題が表面化しにくいです。

ピンチやうまくいかないときほど、問題がよく見えるものだと思います。


うまくいかないとき、ピンチのときに、どうやってうまくいくように、「大逆転」できるようにするか。

そういうことを知りたい方が読まれると良いと思います。


『大逆転の経営』エイドリアン・スライウォツキー(著)
『大逆転の経営』エイドリアン・スライウォツキー(著)

2008年3月 3日

『会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます!』青木寿幸(著),竹内謙礼(著)

『会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます!』青木寿幸(著),竹内謙礼(著)
『会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます!』青木寿幸(著),竹内謙礼(著)


本書の内容は、タイトルのままです。

上場の仕方や会社の売り方、買い方について書かれています。

ストーリーで展開していくので、読みやすいです。


会社の出口、イグジットというのでしょうか、そのやり方についてが、印象に残りました。

会社の承継などの話も出てきます。


会社を始めるときから、やめるときのことを考えておくとよいということが言われます。

が、そこまで考えている人は、あまり多くないでしょう。


会社を継続するにせよ、売るにせよ、そのやり方を知っておくと、経営者にとっては、安心なように思います。


こういったテーマの本は、他にもあると思いますが、わかりにくかったりします。

その点、本書は、ストーリーだからかわかりやすかったです。


こういう点を注意する必要があるのかということなどがわかります。

まずは、本書で、おおまかな点を知って、さらに興味がある方は、別の本なり、専門家なりに相談すると良いのだろうと思います。


会社の売り買い、上場、承継などに興味がある方が、読まれると、参考になることでしょう。


『会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます!』青木寿幸(著),竹内謙礼(著)
『会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます!』青木寿幸(著),竹内謙礼(著)

2008年1月28日

『結果が出る発想法』逢沢明(著)

『結果が出る発想法』逢沢明(著)
『結果が出る発想法』逢沢明(著)


発想力が豊かであれば、いろいろな場面で、解決力などが上がるように思います。

ですから、アイデアを出せるようになりたいと考える人は多いかもしれません。


本書は、京都大学准教授の逢沢明氏による著書です。


いろいろな発想法の紹介や、自身の発想法などについて書かれています。

発想法として、代表的なものは、網羅されている点が、まず良いです。

そして、KJ法やマインドマップなどの長所、短所などが書かれており、これらをどう克服するのか、ということもわかります。


マインドマップを使っている方などは、その短所も知っておくと、良いように思います。


本書で指摘されていることですが、発想法を考えた方(発想法の発案者)は、やり方などにこだわる傾向があるのかもしれません。

逢沢氏は、やり方よりも、結果やより良いアイデアが出ることが重要と考えています。


わたしも、やり方よりも、より良いアイデアが出ることが重要だと思います。


そういう意味でも、本書は参考になるでしょう。


発想を豊かにしたい方が、読まれると良いと思います。


『結果が出る発想法』逢沢明(著)
『結果が出る発想法』逢沢明(著)

2008年1月21日

『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)

『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)

『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)
『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)

このところ、戦略の本を読む機会が多いです。

そういう時期なのかもしれません。


本書のタイトルにある、戦略不全とは、戦略がないという意味ではなくて、戦略が機能しないという意味です。

戦略を持たない企業はないが、その戦略が機能していないということが、このタイトルにこめられているということです。

戦略が機能しない(=戦略不全)と、どういう結果になるか。

それが、「戦略不全の因果」ということです。


本書では、日本の上場企業1013社の調査から、戦略について考察されています。

期間としては、40年間ということで、戦後の日本企業についての調査から、戦略が機能している企業と、していない企業について、書かれています。


戦略とは何か。
利益の出る企業と、利益の出ない企業の違いは何か。

そういうことがわかります。


正直、本書で書かれていることは、経営者であれば、直観的に理解していることだと思います。

それが、調査によっても、裏付けられるという意味で、価値ある一冊だと思います。


そして、本書で得た知見から、それでは、どうしたら良いのか。

ということを考えさせられる本です。


この点を、考えることが、経営者の役割というのは、本書の主張ですし、その通りでしょう。


「戦略」が機能しないことが、利益が出ない大きな理由ということが、理解できました。

では、どうしたら、本書で言うところの「戦略」を考えることができるのか。


これは、今後のわたしの課題として、考えて行きたいと思います。

そして、そこに、大きな機会と違いがあるということが、腑に落ちた一冊です。


経営者であれば、本書で言われていることを理解して、どうすれば良いか自分で考える必要があると思います。

実を言うと、本書などを読む前は、戦略については、ある程度わかったつもりでした。

『その数学が戦略を決める』を読み、本書を読んで、認識が少し変わり、深まったように思います。

「戦略」について、考える必要性を、再認識させられました。

『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)
『戦略不全の因果―1013社の明暗はどこで分かれたのか』三品和広(著)

2008年1月14日

『逆境を乗り越える者』ジェフリー・ソネンフェルド(著),アンドリュー・ウォード(著)

『逆境を乗り越える者』ジェフリー・ソネンフェルド(著),アンドリュー・ウォード(著)
『逆境を乗り越える者』ジェフリー・ソネンフェルド(著),アンドリュー・ウォード(著)

本書は、おもに著名なCEOなどが、失敗、失脚からどう立ち直るかということについて書かれています。


CEOを退任させられても、その後復活を遂げる人もいます。

復活を遂げられない人もいます。


その違いは、何なのか。

以前から気になっていました。


どうしたら、復活できるのか。その方法についても書かれています。


失敗を恐れるな、とはよく言われます。

ただ、誰だって、失敗したくてするわけではないでしょう。

どうやってそこから這い上がってくるのか。

そういうことを知っておくのは、成功したい人には、有益だと思います。


失敗を恐れて、前に進めない人にも、良いと思います。

失敗や逆境から立ち直る方法を知っておけば、安心でしょう。


類書は、あまりないと思うので、そういう意味で、読んでおいたほうが良い一冊だと思います。


ちなみに、検索すると、ヒットする検索件数が少ないので、おそらく書評をしている人が少ないということがわかります。

あまり読まれていないのでしょうか。

こういうあまり人が読んでない、良書を読むと、違いが出てくると思います。


『逆境を乗り越える者』ジェフリー・ソネンフェルド(著),アンドリュー・ウォード(著)
『逆境を乗り越える者』ジェフリー・ソネンフェルド(著),アンドリュー・ウォード(著)

2008年1月 7日

『効率が10倍アップする新・知的生産術』勝間和代(著)

『効率が10倍アップする新・知的生産術』勝間和代(著)
『効率が10倍アップする新・知的生産術』勝間和代(著)

勝間和代氏による知的生産術についての本です。

勝間和代氏が、どのような方法で効率的に知的生産などを行っているかがわかります。


ツールなどを紹介されています。

ノートPCや快眠グッズや、スキャナとか。


知的生産性を向上するために参考になる一冊だと思います。

本書に書かれていることや、方法などを参考に、自分なりにアレンジしていくと良いと思います。

人によって、ベストな道具や方法は違うと思いますから。


基本は、目的を考えて、人のやり方などを参考に、試行錯誤するということだと思います。


例えば、わたしは、デジタルガジェットなどに興味があるので、いろいろとデジタル機器や道具を試したりしますが、機器や道具(の情報)を集めることで満足しないように注意しています。

PDAなどは、自己管理や効率を高めたいという目的があって、わたしの場合は使うわけで、この目的を忘れてしまうと、単にコレクションになってしまうので。

楽しみでやっている部分があるので、まあ良いと言えば良いのですが。


効率的に、効果的に、知的生産を行いたいという方が、参考にしてみると、ヒントやツールなどが見つかると思います。


『効率が10倍アップする新・知的生産術』勝間和代(著)
『効率が10倍アップする新・知的生産術』勝間和代(著)

2007年12月31日

『外食・非常識経営論』大林豁史(著)

『外食・非常識経営論』大林豁史(著)
『外食・非常識経営論』大林豁史(著)

日本レストランシステム株式会社会長の大林氏による著書です。

日本レストランシステムは、「洋麺屋 五右衛門」などを展開する企業です。

そして、利益率が、20%以上の高収益企業です。


その大林氏の経営論がわかります。

非常識かどうかは読んでもらうとして、
自分の頭で考えることの大切さを感じました。


多くの企業がやっていることだから、そうやるのが理に適っているとは限りません。

目的にあった方法を自分で考えてみる、そういうことの重要性を、再認識しました。


伊那食品工業株式会社の塚越寛氏による『いい会社をつくりましょう。』を、ちょっと思い出しました。


良書です。

経営者の方が読むと、参考になることがあると思います。

創業経営者の方の本は、やはり参考になる場合が多いですね。

いろいろと経験されているということと、考えているからなのでしょう。


商売をやっているなら、こういう良書は読まないともったいないなと思います。

スルーすることなく、読むことができて良かったです。


『外食・非常識経営論』大林豁史(著)
『外食・非常識経営論』大林豁史(著)

『いい会社をつくりましょう。』
『いい会社をつくりましょう。』

2007年12月25日

『最強のビジネス図解ワークブック』開米瑞浩(著)

『最強のビジネス図解ワークブック』開米瑞浩(著)
『最強のビジネス図解ワークブック』開米瑞浩(著)

文章や言葉で説明するとわかりにくいことでも、図で説明すると、すぐに理解できることがあります。

本書では、図解について書かれています。


ピラミッドストラクチャ、マトリックス、座標軸など、おなじみの図解について説明されています。


本書の特徴は、ワークブックになっているところです。

問題があり、それらを解いていくことで、図解を身につけることができるようになっています。

どういうときに、どんな図を使うと良いかが、わかったように思います。


プレゼンなどで図解を使いたい方などが読むと、どういう図を使うと、相手に伝わりやすいかを知ることができることでしょう。

よりわかりやすい図解をするための技術を知ることができるので、説得力が増すように思います。


本書のおもしろいところは、図解力は、読解力からということで、文章や伝えたいことを理解することができるかどうかを重視しているところです。


図解力 = 読解力 × 思考力


という式が、本書の「はじめに」に紹介されています。

図解力をつけるために、読解力が必要なのか、と思う方は、本書を読んでみると良いと思います。

わたしは、図解力がつくことで、読解力もつくということがわかりました。

そして、説得力も増すことでしょう。

図解力をつけたい方に、おすすめです。


『最強のビジネス図解ワークブック』開米瑞浩(著)
『最強のビジネス図解ワークブック』開米瑞浩(著)

2007年12月17日

『ドリーム―成功者が教える魂の富の作りかた』犬飼ターボ(著)

『ドリーム―成功者が教える魂の富の作りかた』犬飼ターボ
『ドリーム―成功者が教える魂の富の作りかた』犬飼ターボ(著)

この『ドリーム―成功者が教える魂の富の作りかた』は、『チャンス―成功者がくれた運命の鍵』の続編です。

前作の主人公が、投資についてなどを学ぶというストーリーです。


投資については基本的なことが書かれています。


このところ、投資関連の本を読む機会がありますが、書かれていることを読むと、基本的なことが書かれているものが多いです。

入門書的なものを読むことが多いからでしょうか。

やはり基本が大切ということはあるのでしょう。


本書でも、それは同様で、長期投資を考えて実行することの大切さなどがわかります。

投資は、わたしの性にはあまり合わないので、個人的には行っていませんが、投資の考え方は簡単です。


投資 < リターン

となるようにするということです。

あとは、確率論です。


どういうリスクがあって、リターンがあるのか。

そういうことを知ることが重要だと思います。

投資においても、知識は重要ですね。

バフェット氏の言葉として有名な「わからないものには投資しない」という姿勢がまず必要なのかもしれません。


現在、銀行に預けておくと、インフレによって目減りするということはありますが、投資の場合は、リスクがあるということは忘れてはならないでしょう。

本書のような基本的なことが書かれている本を2、3冊読むと、そういうことがわかってくるように思います。

金持ち父さんシリーズなどから入ると良いかもしれませんね。


この『ドリーム』は、3部作の第2部ということで、第3部があるようです。

精神的なことが書かれるようですが、今から楽しみです。


『ドリーム―成功者が教える魂の富の作りかた』犬飼ターボ
『ドリーム―成功者が教える魂の富の作りかた』犬飼ターボ(著)

チャンス―成功者がくれた運命の鍵
『チャンス―成功者がくれた運命の鍵』犬飼ターボ(著)

金持ち父さん貧乏父さん
金持ち父さん貧乏父さん

2007年12月10日

『社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!』小山昇(著)

『社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!』小山昇(
『社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!』小山昇(著)


株式会社武蔵野の社長、小山昇氏による著書です。


小山昇氏はいろいろと本を書かれていますが、今回は、数字についてです。

決算書や給与など、会社の数字についての考え方などを教えてくれています。


数字で考えることが大切とはよく言われますが、なかなかできません。

そういう意味で、参考になりました。

いわゆる決算書の仕組みや読み方などを説明している本とは違った視点を得ることができたように思います。


目標は高くしすぎないとか、一読するとそうかなと思うことも、前提条件などを考えると、そうなるのだろうということがわかります。


なるほどと思うことが多かったですが、疑問なども出てきたので、このあたりをもう少し自分で深めたいなと思った一冊です。

中小企業の経営者の方や起業したい方などが読まれると参考になると思います。

読んでみてください。


『社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!』小山昇(
『社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!』小山昇(著)

2007年12月 5日

『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』石井裕之(著)

『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』石井裕之(著)
『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』石井裕之(著)

『「心のブレーキ」の外し方』などの著者、石井裕之氏による著書です。

このシリーズの完結編だそうです。


3作目ということで、実は、それほど期待していなかったのですが、参考になることがありました。


本書のテーマとは違うのですが、自分を他人のように見るにはどうしたら良いか、ということを、このところ考えていました。


どういう風にすると、自分を客観視できるのか。

他人のように見られるのか。


考えていくと、少しずつですが、やり方のようなものがわかってきます。

まだまだ試行錯誤していますが、やり方の一つとしては、書くことです。


自分の考えや行動などを書き出して、見てみると、比較的他人のように見ることができやすいと思います。


本書は、潜在意識とどう付き合うかという話です。

自分を客観視するということとは違いますが、顕在意識ではない「もう一人の自分」とどう付き合うのか。

潜在意識というものの特徴がわかります。

顕在意識とはこう違うんだな、ということがわかりました。

この違いを知っていると、潜在意識との対話はしやすくなるように思います。


そういうことに興味がある方は、読んでみてください。

意識、客観的な自分、潜在意識と、3人の自分とどう付き合うのか、ということが、自分を変えるためには、必要なのかもと思った一冊です。

『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』石井裕之(著)
『「もうひとりの自分」とうまく付き合う方法』石井裕之(著)

2007年11月26日

『孫子・戦略・クラウゼヴィッツ―その活用の方程式』守屋淳(著)

孫子・戦略・クラウゼヴィッツ
『孫子・戦略・クラウゼヴィッツ―その活用の方程式』守屋淳(著)

孫子と『戦争論』を比較して、そこから戦略について書かれています。


おもしろかったです。


戦略という言葉は、いろいろなところで使われていますが、もともと戦争用語です。

それだからか、どうも戦略とは何かということが、なかなかわかりにくい、理解しにくいもののように感じていました。


孫子と『戦争論』を知ることで、戦略について、さらに知ることができます。

本書を読んで、戦略というものの理解が深まったように感じます。


本書は、ウルトラマンはなぜ戦略が必要ないのか、というところから始まっています。


どうして戦略が必要なのか、本書を読み進めていことで、そういうことを考えることができます。


比較することで、理解が深まるというのはあります。
(比較しないと、よくわかならいものなのかもしれません。)

戦略を理解する方法として、この孫子とクラウゼヴィッツの比較というのは、興味深く理解できる方法なのだなということを、読み終えて感じました。

「戦略」とは何か、いまいちよくわかっていない人が読むと、「そういう点が重要なのか」などと感じることができる本だと思います。

読んでみてください。

孫子・戦略・クラウゼヴィッツ
『孫子・戦略・クラウゼヴィッツ―その活用の方程式』守屋淳(著)

2007年11月19日

『100inc.』エミリー・ロス(著),アンガス・ホランド(著)

100inc.
『100inc.』エミリー・ロス(著),アンガス・ホランド(著)

本書は、オーストラリアで、ベストセラーになった本のようです。

100inc.ということで、100の有名な企業の話です。


多くの企業の話が、簡潔にまとめられていて、楽しく読むことができます。

いろいろな企業、成功のやり方があることがわかります。


多様なわけですが、類似点を見つけることもできると思います。

明示されているわけではないですが、読み進めていくと、ぼんやりとわかってくるというのでしょうか。


企業の成功について探求するという場合、共通点を引き出すという本が多いですが、それとは違ったアプローチです。


成功した企業を並べてみる。

そこから何を引き出すかは、読者にまかせるというようになっていると思います。

自分で読んでみて、そこから何を得るかは、その人次第ということです。


これだけ、多くの企業の事例が詰まっている本は、なかなかありません。

自分が目指したいところや、こういうやり方もあるのか、といったヒントや気づきなどを見つけることができるでしょう。


いろいろな事例を知ることで、見えてくるものがあるのだなと、ということが
よくわかった一冊でした。

基本的に、成功している企業を取り上げているので、楽しく読むことができます。

他社、他業界から学びたい方は、読んでみてください。

100inc.
『100inc.』エミリー・ロス(著),アンガス・ホランド(著)

2007年11月12日

『「超」短期トップビジネススクール留学ガイド』平川理恵(著)

『「超」短期トップビジネススクール留学ガイド』平川理恵(著)
『「超」短期トップビジネススクール留学ガイド』平川理恵(著)


本書では、エグゼクティブプログラムについて紹介されています。

エグゼクティブプログラムとは、経営者やビジネスパーソン向けに、ビジネススクールが開講している短期のプログラムです。


MBAを海外で勉強したいが、時間や費用を考えると、なかなかむずかしい。

そういう人には、このようなエグゼクティブプログラムは、良いですね。


こういうものがあるというのは知っていましたが、いろいろなスクールの比較をするとなると、調べる必要があります。

これがなかなか大変だったりします。


本書では、どんなプログラムが行われているのか、多くのプログラムが紹介されています。

比較検討できるので、便利です。


エグゼクティブプログラムを修了しても、単位・学位などはもらえません。

ただ、スクールの同窓会への招待などあるようです。

人脈づくりにも良いのかもしれません。


ビジネスの専門的な知識を、短期間で学びたい人に良いように思いました。


『「超」短期トップビジネススクール留学ガイド』平川理恵(著)
『「超」短期トップビジネススクール留学ガイド』平川理恵(著)

2007年11月 5日

『「A4一枚」仕事術』三木雄信(著)

『「A4一枚」仕事術』三木雄信(著)
『「A4一枚」仕事術』三木雄信(著)


本書で言われていることを一言で言うと、
A4のテンプレートをつくって、それで仕事を進めていこうという仕事術です。


時間管理、発想法、会議術などのテンプレート例が出てきます。

例えば、議事録などは、普通テンプレートをつくっておきますよね。


そういう感じで、書類のテンプレートをつくって、定型化して、仕事を進めていくということです。


A4一枚にまとめることで、視認性も高まると思います。


人によっては、仕事の仕方は違うでしょうし、業種や会社によって、書類の中身などは変わってくると思います。


考え方として、テンプレートをつくっていくことで、仕事を進めやすくなるというのを知っておくのに良いですね。

テンプレート例も出てきますので、それらを参考に、自分にあったものをつくることもできると思います。


わたしもいくつか参考にして、テンプレートをつくろうと思います。

ちなみに、手帳をA5サイズのものにしておくと、A4のものも手帳にはさむことができます。

会社のコピー用紙などは、ほとんどがA4です。

そういうことで、手帳をA5にしておくと便利なんですね。


『「A4一枚」仕事術』三木雄信(著)
『「A4一枚」仕事術』三木雄信(著)

2007年10月29日

『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』勝間和代(著)

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』勝間和代(著)


勝間和代氏による著書です。

3人のお子さんを育てつつ、公認会計士や中小企業診断士などの資格を取得された勝間氏の時間術です。

興味のあるところです。


基本は、やることを減らすということです。

重要なことをやるということですね。


時間投資マトリックスというので、重要なことがわかるようにして、それをやるようにしていくというやり方だと思います。

これは、『7つの習慣』で時間管理のマトリックスとして出てきます。

『7つの習慣』を読んだことがある方には、お馴染みだと思います。


「緊急でないが重要なこと」に、時間を使う、というものです。


このようなことを意識して時間を活用するということが重要なのだと思います。


本書で、個人的に印象が残ったのは、自転車です。

勝間氏は、自転車移動をされているそうです。


これで、移動時間の短縮と、健康維持になっているということです。

そして、MP3プレーヤーを使って、オーディオブックを聞いているということで、3つのことを同時に行っているとのこと。


これは良いですよね。

わたしも、最近、iPod touchを買ったので、移動中に、ビジネス関連のポッドキャストなどを聞いています。


英語の勉強にもなるように、英語のものを聞いています。

無料なのに、良質のものがあって、とても良いです。


一つのことをやる際に、他のことをやることにつなげられないか、と考えると、良いですね。

同時に複数のことを実行するというのでしょうか。


本書では、こんな感じの時間を有効に使うための方法を知ることができます。

時間を有効活用したい方は、読んでみて下さい。

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』勝間和代(著)

2007年10月22日

『儲かる会社の社長の条件』小山昇/岡本吏郎(著)

『儲かる会社の社長の条件』小山昇/岡本吏郎(著)


儲かる会社の社長の条件
『儲かる会社の社長の条件』小山昇/岡本吏郎(著)

株式会社武蔵野社長の小山昇氏と経営コンサルタント・税理士の岡本吏郎氏の対談です。


対談ということで、ライブ感があります。

引き出しあう感じがしますね


こういう点が、一人で本を書くなどとは違うのでしょう。

そういう意味で、興味深かったですし、お二人の著書とは、少し違った面も見られたような気がします。


多数の著者があるお二人ですが、良い意味で変わった本を書いている、という印象があります。

常識とは少し違うというのでしょうか。


そんな二人の対談ですから、おもしろいです。


他の著書を読んでいる人などは、少し新しい面を見ることができた感じがするのではないでしょうか。

もちろん、言われていることは、他の著書などと被るところはありますが。


儲かる会社の社長の条件
『儲かる会社の社長の条件』小山昇/岡本吏郎(著)

2007年10月15日

『ブレイクアウトストラテジー2ケタ成長企業の戦略』シドニー・フィンケルシュタイン(著)

ブレイクアウトストラテジー2ケタ成長企業の戦略
『ブレイクアウトストラテジー2ケタ成長企業の戦略』シドニー・フィンケルシュタイン(著)

本書では、成長している企業から、ブレイクアウトするための戦略を学ぶことができます。

シドニー・フィンケルシュタイン氏は、『名経営者が、なぜ失敗するのか?』の著者です。

『名経営者~』は、失敗がテーマでしたが、『ブレイクアウトストラテジー』は、成長がテーマです。


企業の置かれている立場によって、取ると良い戦略がわかります。

大企業から小さな企業、起業家など規模などによって、成長するために取るべき戦略がわかるようになっています。


また、実行の際の考え方の枠組みも提示されています。

戦略があっても、絵に描いた餅になってしまうこともあるでしょう。

そうならないように、必要なことがわかるかと思います。


もちろん、計画や実行の際には、思ったとおりにならないことがあるわけで、そういうときにどうするかは考えておく必要があるとは思います。


しかし、目指すべき方向性などを知っておくのは、非常に有益でしょう。

どこへ向かうかわからずに走っても、どこへたどり着くかはわかりませんから。


戦略というのは、自社の能力と取り巻く環境によって、取るべき戦略が変わってくるでしょう。

その際に、どういうことを考えておくと良いのかを、成功している企業から学んでおけば、一から自分で考える必要はありません。


もちろん自分で考えるということは重要ですが、過去を知っておくと、自分で考える際に参考になります。


また、ライバルには読まれたくない本かもしれません。

というのは、何をやる必要があるか、知ることができるからです。

とは言え、本書の内容を理解して、実行するのは、かなりむずかしいとは思います。

むずかしいことだから、それだけの成長を得られるということでもあるのでしょう。


というわけで、成功事例などから、成長するために必要なことを知りたい方が読まれると、成功のための戦略、計画を考える際の参考になることと思います。


ブレイクアウトストラテジー2ケタ成長企業の戦略
『ブレイクアウトストラテジー2ケタ成長企業の戦略』シドニー・フィンケルシュタイン(著)

2007年10月 8日

『佐藤可士和の超整理術』佐藤可士和(著)

佐藤可士和の超整理術
『佐藤可士和の超整理術』佐藤可士和(著)

アートディレクターの佐藤可士和氏による整理術についての本です。

空間、情報、思考の整理術について書かれています。

整理の大切さはよく言われますが、発想につながっているというのは、そういう風に考えたことはあまりなかったので、この点が参考になりました。

整理整頓の必要性を、改めて感じました。


とは言え、本書を整理術として期待して読むと、それほどすごいことは書いてありません。

このためか、アマゾンではあまり評価が高くないですが、わたしは得るところがありました。


発想術の初歩のような感じで読むと良いのかもしれません。

朝30分の掃除から儲かる会社に変わる
『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』小山昇(著)


本書を読んでいて、こちらの株式会社武蔵野の小山社長の本を思い出しました。こちらでは、掃除と環境整備の大切さが書かれています。

あわせて読むと、良いと思います。


整理整頓や掃除の重要性は、わかっていても、なかなかできていないのですが、きちんと実行したいと思います。

最近感じるのは、捨てることの重要さと、モノを増やさないことが、ポイントかと思います。

必要最低限のモノで済ませようと心がけると、整理したり捨てたりする必要が減りますから、とくに、モノを増やさないことが重要なように感じます。


整理術や発想法などを考えたい方が、読んでみると良いかもしれません。


佐藤可士和の超整理術
『佐藤可士和の超整理術』佐藤可士和(著)

2007年10月 1日

『2日で人生が変わる「箱」の法則』アービンジャー・インスティチュート(著)

2日で人生が変わる「箱」の法則
『2日で人生が変わる「箱」の法則』アービンジャー・インスティチュート(著)

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の第二弾です。

前作の舞台は、企業、ビジネスでしたが、今回は、家庭です。

ビジネス上の人間関係について考えたい方は、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』を、まず読まれると良いと思います。


今回も、小説形式で、「箱」について書かれています。

どうやって「箱」から出るのか、ということを、前作に登場していた、カリスマ経営者の話として、描かれています。


本書に描かれているようなことを言っているものはあまりないように思います。

わたしが知る限り、類書はないような。


人間関係を考える際に、非常に独特な視点で、考えることができるでしょう。


そういう意味で、本書は、貴重な一冊だと思います。


また、本書で書かれていることを意識することで、自分が変わっていくことができると思います。

心の平和を得る方法が、わかるかもしれません。


人間関係を改善したい方に、本書は、おすすめです。


2日で人生が変わる「箱」の法則
『2日で人生が変わる「箱」の法則』アービンジャー・インスティチュート(著)

2007年9月25日

『ビジネスロードテスト新規事業を成功に導く7つの条件』ジョン・W・ムリンズ(著)

ビジネスロードテスト新規事業を成功に導く7つの条件
『ビジネスロードテスト新規事業を成功に導く7つの条件』ジョン・W・ムリンズ(著)


著者のムリンズ氏は、GAPの創業に携わった方で、現在は、ロンドンビジネススクールの教授をされている方です。


本書のテーマは、新規事業のアイデアを、どう判断するかということです。

新規事業がうまくいくかどうかをどのように判断すると良いかということが書かれています。


起業家や経営者の勘が大切という方もいるかもしれませんが、ここでは、7つの条件から、判断する方法を教えてくれています。

文献調査と、起業家などへのインタビューから、これらの7つの条件を探り出したということです。


事業計画書を書く前に、そのビジネスのアイデアがそもそも実行する価値あるものなのか、どこが弱みでどこが強みなのか、そういうことを考えるための枠組みを提示しています。


7つの条件一つひとつについては、どこかで聞いたことがあることのように思います。

例えば、そのうちの一つは、マイケル・ポーターの「5フォース」だったりします。


これら7つの条件の関係や重要度などを解説してあり、実践する際にわかりやすく使いやすいように思います。


成功例と失敗例が紹介されており、どういう点に気をつける必要があるかも、わかります。

ムリンズ氏によれば、
「もともとは起業する人たちのためにこの本を書いたのですが、事業のどのステージでも使える方法です。」(「プレジデント」 2007.10.15号 p.167)

ということで、既存の事業にも、分析のための枠組みとして活用できるでしょう。


起業家や経営者の方が、活用できる本だと思います。


ビジネスロードテスト新規事業を成功に導く7つの条件
『ビジネスロードテスト新規事業を成功に導く7つの条件』ジョン・W・ムリンズ(著)

2007年9月18日

『MindパフォーマンスHacks―脳と心のユーザーマニュアル―』Ron Hale-Evans (著)

『MindパフォーマンスHacks―脳と心のユーザーマニュアル―』
『MindパフォーマンスHacks ―脳と心のユーザーマニュアル―』Ron Hale-Evans (著)

脳、心のパフォーマンスを上げるための方法などについて書かれています。

記憶、創造力、意思決定など、脳、心に関連のあることを幅広く、取り上げています。

自分の脳力をアップするためにどうするか、ということが主なテーマです。


もしコンピュータに例えるなら、クロック数をどう上げるか、ということです。


自分の脳力を上げたいと考えている方には、いろいろなヒントが見つかると思います。


脳をどう活用するか、というやり方としては、脳のパフォーマンスを上げるというのが、王道というか、まずあります。

ですから、本書などを参考に取り組むと良いでしょう。


その一方で、今ある脳で、どうするかというのもあると思います。

ツールなどを使うことで、今ある脳力をもっと活用できるようになる気もします。

検索エンジンなどをうまく使えると、他人のの脳を活用していると言えるかもしれません。

自分の情報などでもきちんと記録しておいて、検索できるツールなどを活用すれば、記憶に頼らずに、情報を引き出せるでしょう。


記憶力を上げるという方向性と、記憶に頼らない(頼れない(笑))ならどうするか、という2つの方向性、やり方があると思います。

本書では、前者を主に追求しています。

脳をうまく働かせたい方が、読まれると良いと思います。


『MindパフォーマンスHacks―脳と心のユーザーマニュアル―』
『MindパフォーマンスHacks ―脳と心のユーザーマニュアル―』Ron Hale-Evans (著)

2007年9月10日

『経営知能―リーダーは育てるより、探し出せ!』ジャスティン・メンクス(著)

経営知能―リーダーは育てるより、探し出せ
『経営知能―リーダーは育てるより、探し出せ!』ジャスティン・メンクス(著)

経営に必要な能力は、どういうものか、について書かれています。


それは、経営知能ということが、本書の結論です。

経営知能とは、一種の認知能力のように、本書を読んで感じました。

モノの見方です。

経営に必要なそういう能力について書かれています。


また、経営に必要な決定的な能力は、性格やカリスマ性などではないということです。

性格が良いことやカリスマ性があることが、良い経営をできることを保証していないことから、これはわかります。

他のものが、性格などより重要ということです。


本書の副題「リーダーは育てるより、探し出せ」についてですが、どのように探し出すことができるかということです。

その評価方法についても書かれています。

育てることができるかどうかはわかりませんが、学び伸ばすことができるということです。

というのは、必要な能力がわかっていることから、それらを訓練し伸ばすこともできる、ということも言われています。

学ぶことで、経営知能を伸ばすことができるわけです。


たしかに、そう感じました。

主にモノの見方や考え方ですから、どのように見るか考えるか、そういうことを学ぶということになると思います。

行動は、モノの見方に基づいて、行われることが多いです。

そういう意味では、モノの見方を変えることで、行動が変わってくると思います。

行動(とくに質)を変えたいのであれば、モノの見方を変える、学ぶことが必要になるでしょう。


経営力、ビジネス力を改善するために何を学べば良いのか、以前から、疑問に思っていました。

経営およびビジネスにおいて、何を学ぶことが重要なのか、知ることができたように思います。

これらを知ることができたことが、本書を読んだ一番の収穫でしょう。


ビジネスの知能を上げたい方や経営の能力を上げたい方が読まれると良いと思います。


経営知能―リーダーは育てるより、探し出せ
『経営知能―リーダーは育てるより、探し出せ!』ジャスティン・メンクス(著)

2007年9月 3日

『トヨタ式鬼十訓私が大野耐一から学んだこと』若松義人(著)

トヨタ式鬼十訓私が大野耐一から学んだこと
『トヨタ式鬼十訓 私が大野耐一から学んだこと』若松義人(著)

○○十訓、などと言うと、なんとなく気になってしまいます。

本書は、若松氏が、大野耐一氏から学んだことについて、十訓としてまとめたものです。


■「今」始めることでのみ勝てる


第4訓
ライバルは君より優秀だ。すなわち君は「今」始めることでのみ勝てる。


とくに印象に残ったのは、これです。

本書を通じて感じるのは、今やることを、大野氏が重要視していることです。

先延ばししないというのが、トヨタ生産方式の特徴だと思いますが、今すぐやるというのが、本書を通してわかります。


嫌なことだからか、むずかしいことだからか、あとでやろう、と思いがちですが、今やらなければ、差を縮めたり、差をつけたりすることはできません。

自分だけが行っているなら、あとで行っても構わないですが、競合がいる場合は、そうも言っていられません。


もちろん、何でもかんでも、今やるというわけではないでしょうし、スピードだけを重視しているわけではありません。

考えて、実行する、ということも重視しています。


ただ、先延ばしはしないということです。

先延ばしをしない、そういう意思をもって、行うことの重要さを改めて、感じた一冊です。


■先延ばししないために

自分がどういうときに先延ばししてしまいがちか、知っておくと、すぐに取り掛かれる、取り掛かるまでの時間を短縮できるように思います。

こういうことを、時間のあるときなどに、まとめておくと良いですね。


そして、先延ばしの理由に対する対処法を考えておくと、すぐに行動に移れるように思います。


こういった準備が、すぐに行動に移る際には重要ですね。

必要なものが必要なときにそろっているということが、すばやい行動に必要なことでしょうから。

大野耐一氏の考え方などがエピソードなどを通してわかります。

トヨタ式を自分にどう取り入れるのか、を考えている人や、自分自身を改善したい人が、読まれると良いと思います。


トヨタ式鬼十訓私が大野耐一から学んだこと
『トヨタ式鬼十訓 私が大野耐一から学んだこと』若松義人(著)

2007年8月27日

『なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?』清水勝彦(著)

なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?
『なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?』清水勝彦(著)

戦略論の本は、たくさん出ています。

わたしも、それなりに読んでいます。


そんな戦略ですが、本書では、戦略がうまく行かないのはなぜなのか、ということについて書かれています。


また、うまく行くにはどうしたらよいかも、考察されています。


戦略論が好きな人は、読んでおいたほうが良いと思います。


多くの戦略がこれだけ知られるようになると、戦略においては差がつかないのではないか、というのは、少し考えてみると疑問としてわいてきます。

だとすると、戦略ではなく、実行できるかどうかなのか。


おそらく、戦略と実行の両輪なのでしょう。

適切な戦略を、確実に実行できる。


そういう企業が市場に受け入れられる。

そんな気がします。


では、適切な戦略とは何か?確実に実行するためには、どうしたら良いのか?


この辺りを、経営者は考える必要があるでしょう。


考える際に、以下の本などが参考になるかもしれません。

実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか
実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか

戦略のパラドックスを解く
『戦略のパラドックスを解く』丹羽哲夫(著)


確実に実行するには、どうしたら良いか。

これは、なかなかむずかしいですね。


個人レベルでもむずかしいですが、組織となると、なおさらむずかしいように思います。

トヨタ関連の本などを読むと、ヒントが見つかるような気がしています。

個人レベルでは、

すごい「実行力」
『すごい「実行力」』石田淳(著)

などが参考になると思いますが、組織ではどうすると良いか、なかなか決定打はないかもしれません。

様々な要素が絡むので、複雑になっていくのでしょう。

「学習する組織」などが一つの方向性だとは思いますが。

2007年8月20日

『私の営業方法をすべて公開します!』ブライアン・トレーシー(著)

私の営業方法をすべて公開します
『私の営業方法をすべて公開します!』ブライアン・トレーシー(著)

ブライアン・トレーシー氏による、営業法についての著書です。

ブライアン・トレーシー氏の他の著作を読むと、もともと営業で、そこから、営業をうまくやって、収入を増やしたということが書かれていたりします。

どういう営業方法をしているのか、気になっていました。


本書では、トレーシー氏の営業方法がわかります。


本書は、もともとオーディオプログラムだったそうで、そのオーディオプログラムを実践した人の中には、億万長者になった人もいるそうです。

読んでいて思い出したのは、フランク・ベドガー氏の『私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった』です。


一流のセールスパーソンは、同じようなことを考えて行っているのかもしれません。


さて、本書ですが、さすがトレーシー氏ということで、営業方法について参考になります。

考え方やフレーズなど、参考になることが多いです。

上にあげた『私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった』などとあわせて読むと、営業の考え方がわかると思います。


営業は、人を相手に行うので、売れる方法、考え方というのは、本書を読んで、また他の本などの内容と比較してみて、似てくるものなのかも、ということがわかりました。


『ゲリラ・マーケティング進化論』J.C.レビンソン(著),P.ハンリー(著)

『魔法の営業プレゼン術』吉野真由美(著)

これらの本もあわせて読んでみると、共通しているところなどが見つかって、興味深いです。


私の営業方法をすべて公開します
『私の営業方法をすべて公開します!』ブライアン・トレーシー(著)

2007年8月13日

『ゲリラ・マーケティング進化論』J.C.レビンソン(著),P.ハンリー(著)

ゲリラ・マーケティング進化論
『ゲリラ・マーケティング進化論』J.C.レビンソン(著),P.ハンリー(著)

中小企業のマーケティングを考えている人なら、ゲリラ・マーケティングの本は、何かしら読んだことがあるかもしれません。

本書は、そのゲリラ・マーケティングに、NLPを取り入れて、説得力を増すための方法などについて書かれています。


人がモノを買うのは、理性ではなく感情などと言われます。

無意識が購入の決定を下し、理性で購入した理由を考え出すなどとも、言われます。

買い物の多くが、衝動買いだったりします。


これが本当だとしたら、無意識に働きかけることが、モノを買ってもらうには必要ということです。


では、その方法は?


本書では、NLPの考え方を取り入れて、その方法について説明されています。

対話例などが載っているので、わかりやすいです。

以前から、衝動買いや無意識による購買などのこの辺りの話は気になっていました。


他の本などでも、NLPや心理学の知見から、その方法を教えてくれているものもあります。

ですが、まだまだ情報は少ないように思います。


そういう意味で、本書は、貴重な一冊です。


人の心理や無意識などに働きかけて、モノを買ってもらうことの必要性を認識している人に、読んでほしいです。

その価値がわかると思いますし、実践して成果を上げることもできるでしょうから。


ゲリラ・マーケティング進化論
『ゲリラ・マーケティング進化論』J.C.レビンソン(著),P.ハンリー(著)

2007年7月30日

『インドの虎、世界を変える』スティーブ・ハーン(著)

インドの虎、世界を変える
『インドの虎、世界を変える』スティーブ・ハーン(著)

インドのIT企業と言うと、インフォシス、タタ、ウィプロなどが有名です。

本書は、そのウィプロについて書かれています。


『フラット化する世界』などで描かれていたことについて、さらに深く知ることができたように思います。


いろいろと印象に残りましたが、倫理観の高さが印象に残りました。

このところの日本企業の不祥事とは対照的な感じだからかもしれませんが、インドの企業でも、ここまで倫理について、高いものを求めているというのは、少し驚きでした。


また、何を目指しているのか、ということもわかりました。

世界で戦っていくことで、世界的な企業になることを、目指しているというのがわかります。


自分たちの能力を生かして、世界へと出て行っている、そういうことがわかります。


他にも、人材についてなど学べることが見つかったように思います。


『フラット化する世界』を読んで、何か感じるところがあった方は、読んでみてください。

学ぶところなど見つかることと思います。

インドの虎、世界を変える
『インドの虎、世界を変える』スティーブ・ハーン(著)

2007年7月23日

『ハーバードでは教えない実践経営学』マーク・マコーマック(著)

ハーバードでは教えない実践経営学
『ハーバードでは教えない実践経営学』マーク・マコーマック(著)

著者のマーク・マコーマック氏は、IMGというスポーツ選手のマネジメントなど行う会社の創業者の方です。


そういう仕事をしていたからか、人間観察眼が鋭いというか、交渉術など参考になります。

人間心理などを考えた、ビジネスのやり方という感じの内容になっています。

それなりに厚い本ではありますが、人間について興味深い点を書かれているからか、面白く読めます。


全米で100万部を突破しているロングセラーということで、それも、うなずけます。


タイトルについて言うと、少し古い本なので、現在のハーバードでは、人間心理も教えているかもしれませんが、実践から学んできたことということだと思います。

創業者の方の能力の高さというのは、その手の本を読むと感じることですが、本書でも感じることができます。


ビジネスも人間が行うということを考えると、(だからこそですが)人間の心理を知っているのといないのとでは、大きな差になることでしょう。

人間心理の面から、経営やビジネスを考えてみたい方は、読んでみて下さい。


ハーバードでは教えない実践経営学
『ハーバードでは教えない実践経営学』マーク・マコーマック(著)

2007年7月16日

『すごい「実行力」』石田淳(著)

すごい「実行力」
『すごい「実行力」』石田淳(著)


『「続ける」技術』などの著者の石田淳氏による著書です。

知っていても、実行しなければ、変化はないでしょう。

実行力があるかないかで、大きく変わってきます。


本書の良いところは、あまり心理や感情に、理由を求めていない、突っ込まないところでしょう。

心理よりも行動に焦点を当てているところが良いと思います。


やらない理由を、感情や心理に求めても良いのですが、結局やる必要があるならやればよいわけで、そういうシンプルに考えることが、本書を読むことでできるかもしれません。


わたしも、以前は、好不調などがあるので、やる気がない理由などを探したりしていましたが、モチベーションがなくても、やると決めれば、モチベーションがあるとかないとか、気にしなくても良くなります。

やる気が出ないとか、やりたくないとか、考えずに、
やる必要があることはやる。

そう考えるようになると、やる気に左右されることが減ります。


考え方が行動に影響を与えるというのは、こういう経験からもわかりますが、行動について言えば、理屈や心理は置いておいて、やることをやる、というのがシンプルで良いと感じています。


そういう風には考えられないという方や、実行力をもっとつけたい方が、読んでみると、実行力を高める方法を知ることができると思いますので、読んでみてください。

すごい「実行力」
『すごい「実行力」』石田淳(著)

2007年7月 9日

『リーダーシップは教えられる』シャロン・ダロッツ・パークス(著)

リーダーシップは教えられる
『リーダーシップは教えられる』シャロン・ダロッツ・パークス(著)

本書は、ロナルド・ハイフェッツ氏によるハーバード・ケネディスクールのリーダーシップの講義を再現したものです。

どのように、リーダーシップを教えているか、学んでいるかというのが、わかります。

リーダーシップについての本は、いろいろあります。

『駆け出しマネジャー アレックス リーダーシップを学ぶ』

こちらの本のように、物語で学んだり、

『チームリーダーの教科書―図解フジマキ流アツイチームをつくる』

図解で学んだり、できます。

本書は、講義を再現しているということもあるのか、リーダーシップについての本の中では、異色ではないでしょうか。


そして、学べることが、実践的だからでしょうか、印象に残る本です。


講義を受けた卒業生に、実際にビジネスの現場などで、使っているかということで、インタビューをしています。

活用しているということでした。


学んだことを、活かしやすいということもあるのでしょう。


リーダーシップは、ビジネスパーソンに必要なスキルだと思います。

問題や課題などを解決する際に、リーダーシップが必要になるからです。


実際に授業を受けるわけではないので、本書を読んで活用できるかは、その人しだいということになるとは思いますが、現代のビジネスパーソン、リーダーにとって必要なことが学べるように思います。


わたしが、リーダーにとって必要だなと思っていることを、また違った形で学べた点が良かったです。


リーダーシップは教えられる
『リーダーシップは教えられる』シャロン・ダロッツ・パークス(著)

2007年7月 2日

『ウィキノミクス』ドン・タプスコット、アンソニー・D・ウィリアムズ(著)

ウィキノミクス
『ウィキノミクス』ドン・タプスコット、アンソニー・D・ウィリアムズ(著)

わかる人はわかると思いますが、ウィキノミクスは、Wikiとeconomicsの造語ですね。


Wikiのように、オープンなコラボレーションについて書かれています。

書かれていることは、主に現在のネットのことなので、わかっている人はわかっていると思いますが、紹介されているサイトなどで、知らないものが多かったです。

これが、本書を読んだ一つの収穫ですね。


実は、本書と、『マーベリック・カンパニー常識の壁を打ち破った超優良企業』の中のある1章が関連しています。

同じようなことが書かれています。

(マーベリック・カンパニーは、こちらに書いたようにおすすめです。
 『マーベリック・カンパニー常識の壁を打ち破った超優良企業』)


今という時代、これからの時代の方向性を感じます。

ビジネスパーソンも読まれると、2つの本とも、これからの働き方なども、考えるところがあるかもしれません。


コラボレーションをどう考えるか、という点で、示唆があったように思います。


ウィキノミクス
『ウィキノミクス』ドン・タプスコット、アンソニー・D・ウィリアムズ(著)

2007年6月26日

Amazon.co.jp 2007上半期ランキング

Amazon.co.jp 07上半期ランキング PCソフトトップは ITmediaの記事より

アマゾンの上半期の売上ランキングが発表されたそうです。


和書のトップ10ですが、田中宥久子さんの本が、1、2位ですね。

他には、のだめなどが入っています。


ビジネス書関係は、

『「心のブレーキ」の外し方』『不都合な真実』『年俸5億円の社長が書いた 儲かる会社のすごい裏ワザ』が、ランクに入っていますね。

どれも、メルマガで紹介しています。


『「心のブレーキ」の外し方』は、第2弾が出ましたね。

『「心のDNA」の育て方』

『心のブレーキの外し方』が良かったので、第2弾も期待です。


まだ、『「心のブレーキ」の外し方』を読んでない方は、読んでみると良いと思います。

おすすめです。

自分の力をどう発揮するのかのヒントにもなると思いますので。

2007年6月25日

『ビジネスマンの「聞く技術」』マデリン・バーレイ・アレン(著)

ビジネスマンの「聞く技術」
『ビジネスマンの「聞く技術」』マデリン・バーレイ・アレン(著)

コーチングが普及しているからでしょうか。

それとも、情報が増えてきているからでしょうか。

聞くことの大切さを認識している人が増えているように思います。

とは言え、どうやって聞いたらよいのか、誰かに教えてもらったことがある人は少ないでしょう。

本書は、聞く技術のセミナーなどを行っているアレン氏による、聞く技術についての著書です。


メルマガで紹介したところ、購入する人が多かったように思います。

必要性を感じているということもあるでしょうし、こういうスキルやテクニックものは、やはり売れるのだろうと思います。


著者がセミナーを行っているということで、本書でも、演習やチェックシートがあるなど、実践的に学べるようになっています。

この点が、本書の優れている点だと思います。


本書には、セミナー受講者の事例が出てきます。

それぞれ状況などが異なりますが、改善が見られます。


聞く技術の向上が、人間関係などに、良い影響を与えるということがわかります。

それだけ、人の話を聞くということを、多くの人は、上手にはしていないということかもしれません。


聞く技術を向上させたい方は、読んで演習などをやってみると、改善が見られると思います。


ビジネスマンの「聞く技術」
『ビジネスマンの「聞く技術」』マデリン・バーレイ・アレン(著)


2007年6月17日

『P.F.ドラッカー―世界を変えた経営思想家』エリザベス・ハース・イーダスハイム(著)

P.F.ドラッカー
『P.F.ドラッカー―世界を変えた経営思想家』エリザベス・ハース・イーダスハイム(著)


ドラッカー氏の経営思想について書かれています。

最晩年のドラッカー氏がどんなことを考えていたのかわかります。

ドラッカーファンであれば、必読です。


イーダスハイム氏は、『マッキンゼーをつくった男マービン・バウワー』の著者です。

この本も、おもしろかったです。

バウワー伝を読んで、ドラッカー氏が、イーダスハイム氏に、本書の執筆を依頼したということです。

ドラッカー氏とバウワー氏は、友人だったということなので、感じるところが大きかったのでしょうか。

バウワー伝を読むと、ドラッカー氏が依頼したというのもうなずけます。


この『P.F.ドラッカー』を読むと、ドラッカー氏の影響を受けている企業やCEOが多いということがわかります。

本書のはじめに、推薦の言葉を、P&GのCEO、A・G・ラフリー氏が書かれています。


このところ、P&Gについて書かれている本や雑誌記事を読むことがあります。

その強さがどこから来るのか、気になっています。


ラフリー氏が、ドラッカー氏の著作を読み、そこから学び、コンサルを受けていた、ということを知ることができました。


P&Gが知識労働者の力をどうやって引き出そうとしているのか、本書ではわかりませんが、その考え方として、ドラッカー氏に影響されていることはあるのかもしれません。

バウワー伝などと合わせて読むと、おもしろく読めるように思います。

P.F.ドラッカー
『P.F.ドラッカー―世界を変えた経営思想家』エリザベス・ハース・イーダスハイム(著)

マーベリック・カンパニー
『マッキンゼーをつくった男マービン・バウワー』

2007年6月10日

『マーベリック・カンパニー常識の壁を打ち破った超優良企業』ウィリアム・C・テイラー(著),ポリー・ラーベル(著)

マーベリック・カンパニー
『マーベリック・カンパニー常識の壁を打ち破った超優良企業』ウィリアム・C・テイラー(著),ポリー・ラーベル(著)


おもしろかったです。

これからのビジネスを考える上で、参考になることがありました。


マーベリックな32の企業について、紹介されています。


マーベリックとは、型破りとか一匹狼という意味です。


そんなマーベリック・カンパニーに共通していることを探っています。

業界の常識とは違うことをやっているというのがわかります。


ある企業や創業者、経営者を取り上げた本は、参考になることが多いです。

それが、32もあるわけですから、非常におもしろいです。

もし本書を読まないで、2,3年後に読んでいたら、「もっと早く読んでいれば」と、わたしなら思います。

わたしは、こういう本を見つけたい、読まないで後悔したくないから、ビジネス書を読んでいるようなものです。

経営者の方なら、読んで損はないはずです。

何のためにビジネスをしているかによりますが。

『エクセレント・カンパニー』や『ビジョナリー・カンパニー』を読んでおもしろかった方は、おもしろいと思うことでしょう。


英エコノミスト誌が、2006年の「Book of the Year」に選んだと言うのもうなずけます。


価値あるビジネスをしたいと思っているなら、読んでみてください。


マーベリック・カンパニー
『マーベリック・カンパニー常識の壁を打ち破った超優良企業』ウィリアム・C・テイラー(著),ポリー・ラーベル(著)

エクセレント・カンパニー
エクセレント・カンパニー

エクセレント・カンパニー
ビジョナリー・カンパニー

2007年6月 4日

『「スパイク!」経営』HRインスティテュート(著),野口吉昭(編集)

「スパイク!」経営
『「スパイク!」経営』HRインスティテュート(著),野口吉昭(編集)

スパイク経営ということで、経営についての本です。


企業の成長ステージごとにやるべきことが書かれています。

勝つための「仕掛け」と負けないための「仕組み」をどうつくるか、ということもわかります。


ステージごとにやるべきことについて、もう少し詳しいと良いかなと思います。

この点は、自分で考えるなり、他の本や情報などで補う必要があります。


経営の全体像として、時間軸で考えられるようになるところが良かったです。


自社について、仕掛けと仕組みがどれくらいできているか、自己判断できる診断チェックシートがあり、自社がどういう状況にあるかがある程度わかります。


足りないところがわかるので、何をする必要があるかわかると思います。

経営者の方が読まれると、長期的に何をしなくてはならないかを考える際に、役立つように思います。

「スパイク!」経営
『「スパイク!」経営』HRインスティテュート(著),野口吉昭(編集)

2007年5月28日

『強い会社は「周辺視野」が広い』ジョージS.デイ(著),ポールJ.H.シューメーカー(著)

強い会社は「周辺視野」が広い
『強い会社は「周辺視野」が広い』ジョージS.デイ(著),ポールJ.H.シューメーカー(著)

何をどう見るか。


評価や行動に影響を与えると思います。

企業においても、見方が行動や判断に影響を与えることでしょう。


本書は、中心ではなく、周辺への視野についての本です。

自社の中心事業や競合他社の動きなど、重要だと考えることは、多かれ少なかれ、誰でも、調査なりすることでしょう。


しかし、重要だと思っていないこと、周辺については、あまり目が行かない、行ったとしても、無視してしまうということがあることでしょう。


そうならないように、「周辺視野」をどうやって“鍛える”のか。

そういったことが書いてあります。


変化の激しい時代、変化をどう捉えるか。

重要なテーマです。


「周辺視野」をどう広げると良いか、考えたい方が読まれると良いと思います。


強い会社は「周辺視野」が広い
『強い会社は「周辺視野」が広い』ジョージS.デイ(著),ポールJ.H.シューメーカー(著)

2007年5月21日

『マーケティング戦争』アル・ライズ(著),ジャック・トラウト(著)

マーケティング戦争
『マーケティング戦争』アル・ライズ(著),ジャック・トラウト(著)

アル・ライズ氏、ジャック・トラウト氏の著書です。

マーケティングを戦争になぞらえて、競合に勝つための戦略、戦術について書かれています。


20年前の著作の改訂版です。

事例は古いですが、現在にも通じるところがあると感じました。

というのは、現在の企業の競争にも、当てはまることがわかるので。


また、もう一つ興味深いのは、事例が古いので、その結果などもわかっていることですね。

そう考えると、本書で言われていることの意味、価値がわかります。


マーケティングを戦争になぞらえることが良いのかどうか。

読んでみて判断されると良いと思います。

このあとに読んだ本などと、つながりがありました。

マーケティング、戦略などに興味がある方が、読まれると良いと思います。


マーケティング戦争
『マーケティング戦争』アル・ライズ(著),ジャック・トラウト(著)

2007年5月14日

『トヨタアズナンバーワン―米国トヨタ大学が教える発想力』マシュー・E・メイ(著)

『トヨタアズナンバーワン―米国トヨタ大学が教える発想力』マシュー・E・メイ(著)

トヨタアズナンバーワン
『トヨタアズナンバーワン―米国トヨタ大学が教える発想力』マシュー・E・メイ(著)

トヨタでは、どうやってイノベーションを起こすようにしているのか。

本書では、トヨタの「トヨタウェイ」教育プログラムを作り上げた著者が、その考察を行っています。


トヨタ本は、いろいろありますが、イノベーション、改善を、どう学ぶのか、ということの考え方がわかります。


本書を書店で見かけたとき、そのタイトルから、トヨタの強さの秘密を探るものかと思ったのですが、(たしかにそういう読み方もできますが)発想本です。


トヨタの強さは、人の強さのような気がします。

考え方が違うというのか。発想力が違うというのか。


本書で言われているように、トヨタでは、年間100万のアイデアが生まれているそうです。


一人ひとりの力を「会社」が引き上げている。そういう印象があります。


そこには、システムがあるのだと思います。

それを知りたいなと思っていたので、その一端を垣間見ることが出来たように思います。


新しさはないかもしれませんが、こうやって考えているのかというのはわかりました。

余談ですが、わたしの知る限り、あまり書評など見ませんが、読む人が少ないのかもしれません。

あやうくわたしも読まないところでしたが、やはり手にとって見るというのが大切です。

本は、タイトルや売れているかどうかだけで判断しないようにしないといけませんね。


トヨタアズナンバーワン
『トヨタアズナンバーワン―米国トヨタ大学が教える発想力』マシュー・E・メイ(著)

2007年5月 7日

『クリエイティブ・クラスの世紀』リチャード・フロリダ(著)

クリエイティブ・クラスの世紀。
『クリエイティブ・クラスの世紀』リチャード・フロリダ(著)


これからの時代や社会について考えるのに良いかもしれません。

グローバル化や個人の変化などを考えるとき、参考になるかなと思います。


『フラット化する世界』と『ハイ・コンセプト』を合わせた感じでしょうか。


このような全体から考えるような本を読むと、方向性などを考える際に、ヒントになると思います。


近視眼的に見ることは、それほどむずかしくないですが、全体、長期で考えるというのは、簡単ではありません。


本書に限らず、そういう視点を持つためにも、歴史に関する本やこのような本を読むのは有益だと思います。


全体がわからないと自分がどこにいるのか、なかなかわからないものですし。


視点を増やしたい、広げたい方が読まれると良いかもしれません。


クリエイティブ・クラスの世紀。
『クリエイティブ・クラスの世紀』リチャード・フロリダ(著)

http://tikara.bizpnet.com/keizai/002480.php

2007年4月29日

『Webキャンペーンのしかけ方。』渡辺英輝(著),阿部晶人(著),螺澤裕次郎(著),伊藤直樹(著)

Webキャンペーンのしかけ方。
『Webキャンペーンのしかけ方。』渡辺英輝(著),阿部晶人(著),螺澤裕次郎(著),伊藤直樹(著)

ネット、ウェブを使ったキャンペーンについて、広告のプロたちが、自分の経験などから考え方などについて教えてくれています。

ウェブ広告、Webキャンペーンの今、を知ることができて興味深いです。


広告やWebキャンペーンについて興味がある方が読まれるとおもしろいと思います。


個人的には、「人間についての10の仮説」というのが、おもしろかったです。


これは、阿部晶人氏が書かれていたものですが、これを他にも応用して「○○についての10の仮説」などと作れるかもしれません。

ブロガーについての10の仮説、ブランドについての10の仮説などあるかもしれませんね。


人間についても、10個以上あることでしょう。


仮説を立てて、検証するということをしたら、得るところがあるように思います。

こういう視点を持つことで、興味深いキャンペーンなどを思いつくきっかけになるのかもしれません。


Webキャンペーンのしかけ方。
『Webキャンペーンのしかけ方。』渡辺英輝(著),阿部晶人(著),螺澤裕次郎(著),伊藤直樹(著)

2007年4月23日

『究極のマーケティングプラン』ダン・ケネディ(著),神田昌典(監修),齋藤慎子(翻訳)

究極のマーケティングプラン
『究極のマーケティングプラン』ダン・ケネディ(著),神田昌典(監修),齋藤慎子(翻訳)

マーケティングコンサルタントのダン・ケネディ氏による著書です。

神田昌典氏も参考にされた一冊ということです。


ダイレクトマーケティングの考え方、やり方について書かれています。

事例などとともに解説されていて、興味深く読むことができました。


この手の情報に詳しい人は、どこかで読んだことがある内容が多いかもしれません。

そういう方には、あまり新しいことを発見することはないでしょう。


ただ、自分では実際には行っていないことなどを見つけることができるかもしれません。


わたしが、とくに気に入ったのは、プラン作成シートです。

マーケティングプランを作成するためのシートが巻末にあります。

一つずつ埋めていくことで、マーケティングプランが完成します。


それを実行していけば、実行した分の成果は上がるように思います。


本書のこのシートだけで、コンサルティングができてしまうような、そんなシートです。

ほかにも、同時期に、ダン・ケネディ氏の翻訳本が出版されています。

アイデアは、既存のものの組み合わせなどと言いますが、読書も一冊だけ読むのではなく、別のものと組み合わせることで、さらに知識が深まり、威力が増すと思います。

あわせて読むと、理解が深まって、行動につながると思います。


まずは、本書から、読んでみてください。

究極のマーケティングプラン
『究極のマーケティングプラン』ダン・ケネディ(著),神田昌典(監修),齋藤慎子(翻訳)

究極のセールスレター
『究極のセールスレター』ダン・ケネディ(著),神田昌典(監修),齋藤慎子(翻訳)

大金持ちをランチに誘え!
『大金持ちをランチに誘え!』ダン・ケネディ(著),枝廣淳子(翻訳)

2007年4月16日

『企業創造力―組織の可能性を呼びさます6つの条件』アラン・G.ロビンソン(著),サム・スターン(著)

企業創造力
『企業創造力―組織の可能性を呼びさます6つの条件』アラン・G.ロビンソン(著),サム・スターン(著)

本書は、企業の創造力について書かれています。


興味深い一冊でした。


事例が出てくるのですが、画期的なアイデアを出す従業員、社員というのが、どちらかと言えば、普通の(?)の従業員が、アイデアを出していくというのでしょうか。

こういった事例が、おもしろかったです。


従業員のアイデア、創造力を活用する方法について、示唆に富んでいたと思います。


創造力については、偶然性によるところがあります。

ですから、こうすれば必ず画期的なものを創造できるということは、まだ見つかっていません。

しかし、過去の研究から、創造的になるだろう条件や環境などは、ある程度わかっています。


ということで、本書の副題にあるように、「組織の可能性を呼びさます6つの条件」というものを、本書では提示しています。


従業員のアイデアや想像力を活用して、組織の創造力、実現力を上げるための考え方のヒントが見つかると思います。

また、個人の創造力を引き出す方法についても、人によっては、ヒントが得られるのではないでしょうか。


人の創造力などを引き出す方法論として、参考になりました。


企業創造力
『企業創造力―組織の可能性を呼びさます6つの条件』アラン・G.ロビンソン(著),サム・スターン(著)

2007年4月 6日

『ビジョナリー・ピープル』ジェリー・ポラス(著),スチュワート・エメリー(著),マーク・トンプソン(著)

ビジョナリー・ピープル
『ビジョナリー・ピープル』ジェリー・ポラス(著),スチュワート・エメリー(著),マーク・トンプソン(著)

『ビジョナリー・カンパニー』の著者が、今度は、ビジョナリーな人について、書いています。

『ビジョナリー・カンパニー』は、長期にわたって成功する企業について書かれています。


『ビジョナリー・ピープル』は、長期にわたって成功する人についてがテーマです。

『ビジョナリー・カンパニー』を読んでいない人でも、また経営者でなくても、長期に成功したい人には、興味深いテーマでしょう。


原題は、"Success built to last"となっています。

「永続する成功」、とでもいう感じでしょう。


長期的、永続的な成功がテーマです。

短期的な成功ではなく、長期的な成功。


短期的に成功するのは、偶然にでも可能かもしれません。

しかし、できれば、長期的に成功したいと、多くの人は考えることでしょう。


本書では、長期的に成功していると思われる200人以上の人々にインタビューを行ったそうです。

そのインタビューなどを元に、ビジョナリー・ピープルの共通点を探っています。

テクニックや戦略などは出てきません。

考え方、指針というところでしょうか。

テクニックや戦略は大切ですが、それだけでは足りないのではないか。

このところ、そう感じていました。


それは、創業者や経営者の方の本をこのところ読んだからかもしれませんし、自分が求めているものとは違うからかもしれません。

そして、自分の経験からも、そう感じているのだと思います。


最近のビジネス書のタイトルなどを見て思うことは、ノウハウものが流行っているのかなという感じます。


そういう時代なのかもしれませんが、それだけでは、何か足りない。

そんな気がしています。


『ビジョナリー・カンパニー』を読んだ方はご存知と思いますが、「ANDの才能」が、必要なのではないかと思います。


テクニック、戦略だけではなく、目的や生きがい。


その辺りのことを、考えさせられ、再認識しました。


自分の人生を価値あるものとしたい人、長期的に成功したい人に、おすすめします。


ビジョナリー・ピープル
『ビジョナリー・ピープル』ジェリー・ポラス(著),スチュワート・エメリー(著),マーク・トンプソン(著)

ビジョナリー・カンパニー
『ビジョナリー・カンパニー』ジェームズ・C.コリンズ(著),ジェリー・I.ポラス(著)

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則
『ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』ジェームズ・C.コリンズ(著)

2007年4月 2日

『リクルートのDNA―起業家精神とは何か』江副浩正(著)

リクルートのDNA―起業家精神とは何か
『リクルートのDNA―起業家精神とは何か』江副浩正(著)

リクルートと言えば、様々な情報誌を生み出してきた会社です。

本書は、その創業者である江副浩正氏による、リクルートの歴史などについての著書です。


副題に起業家精神とは何か、とあります。

若い人たちに向けて書いたものということです。

「成功する起業家の二十か条」というものをあげています。

一つ紹介すると、

「優れた経営者は話し上手であり、かつ聞き上手である。」(p.73)

というものがあります。


たしかに、話し上手だなというのを感じます。

わかりやすく、説得力がある人が、多いのかもしれません。


しかし、江副氏はというと、自分のことを、話し下手だと考えていたようです。

カリスマ経営者のようなイメージがありますが、自分ではそう考えていなかったのかもしれません。

この点が、本書で興味深かったことの一つです。

他にも、起業家、起業したい人であれば、興味を引かれる話題がいろいろあると思います。

起業家、起業したい方が読まれると良いと思います。


リクルートのDNA―起業家精神とは何か
『リクルートのDNA―起業家精神とは何か』江副浩正(著)

2007年3月25日

『ビジョナリービジネス』マーク・アレン(著),和仁達也(翻訳)

ビジョナリービジネス
『ビジョナリービジネス』マーク・アレン(著),和仁達也(翻訳)


ビジョンを描いて、計画を立てて、実行していく、ということについて書かれています。

起業した主人公が、老人に出会って、教えをうけていくという、ストーリーのビジネス小説です。


基本的には、著者のマーク・アレン氏の経験を小説仕立てにしたものということです。

ビジョンの大切さもそうですが、計画の大切さを感じました。


計画を立てずにやっていくというやり方もあるとは思いますが、計画を立てることで、足りないことややるべきことが見えてきます。

人にも、説明がしやすくなります。


計画を立てて、実行していきたいです。


ビジョナリービジネス
『ビジョナリービジネス』マーク・アレン(著),和仁達也(翻訳)

2007年3月24日

『ビジョナリー・ピープル』が出るようです。

ビジョナリー・ピープル
『ビジョナリー・ピープル』ジェリー・ポラス(著)

『ビジョナリー・カンパニー』の著者が、今度は、ビジョナリー・ピープルということで、人に注目した本を出したようです。

本書は、その翻訳ですね。


ビジョナリーとは、単に成功しただけではなく、先進的・独創的なビジョンを現実化し、社会に大きな影響を与えた人を、言います。


おそらく、そういう人たちに共通しているものは何かということを、探っているのでしょう。

まだ読んでいませんが、楽しみです。


『ビジョナリー・カンパニー』も、いろいろとヒント与えてくれますが、本書もヒント与えてくれることでしょう。

人に注目しているということですから、経営者以外の方にも、得るところがあるのではないでしょうか。

発売が楽しみですね。


ビジョナリー・ピープル
『ビジョナリー・ピープル』ジェリー・ポラス(著)

ビジョナリー・ピープル
『ビジョナリー・カンパニー』

2007年3月19日

パタゴニア『社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論』イヴォン・シュイナード(著)

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
『社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論』イヴォン・シュイナード(著)

パタゴニアは、知っている人は知っている、アウトドア用品を販売する会社です。

社員が、仕事中にサーフィンに行っても良い、や、社長は年の多くを会社にいないなど、で、有名かもしれません。

あと、売上高の1%を、環境関連のNPOに寄付しているというのも、知っている方は知っているでしょう。


本書は、そのパタゴニアの創業者のシュイナード氏による著書です。

パタゴニアの歴史と理念について書かれています。


どういう考えで、上記のようなことを行っているかがわかります。


先週は、経営者、創業者についての本を読むことが多かったです。

マッキンゼーをつくった男マービン・バウワー
『マッキンゼーをつくった男マービン・バウワー』

IKEA超巨大小売業、成功の秘訣
『IKEA超巨大小売業、成功の秘訣』


それぞれ、違った考えで、経営を行っているというのがわかって興味深かったです。

違っているわけですが、どの人も、自分の哲学のようなものは持っているというのは、共通した点でした。

確固としたものというか、自分の価値観や哲学から、ビジネスを行っているのでしょう。

そういうものの強さや大切さを感じることができました。


社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
『社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論』イヴォン・シュイナード(著)

マッキンゼーをつくった男マービン・バウワー
『マッキンゼーをつくった男マービン・バウワー』

IKEA超巨大小売業、成功の秘訣
『IKEA超巨大小売業、成功の秘訣』

2007年3月12日

『不動心』松井秀喜(著)

不動心
『不動心』松井秀喜(著)


松井秀喜選手の著書です。


松井選手の考え方が書かれています。


失敗についての考え方が、興味深かったです。


打者は、3割打てば、かなりの一流選手です。

つまり、7割失敗します。

失敗のほうが、多いわけです。


ですから、失敗について、どう考えるのか、ということが、一つのポイントになります。


では、松井選手はどう考えているのでしょうか。

ここからが、松井選手らしいというのか、一流の人はそう考えるものなのかなと思いました。

人生につながっていくんですね。


失敗を越えていくことを前向きに捉えているということがわかります。

もちろん、自分に言い聞かせているところはあるのかもしれませんが。

松井選手の考え方から学びたい人が読むと良いと思います。


松井選手ならではの、考え方がわかります。


不動心
『不動心』松井秀喜(著)

2007年3月 5日

『頭がよくなる立体思考法―RIFの法則―』香山リカ(著)

頭がよくなる立体思考
『頭がよくなる立体思考法―RIFの法則―』香山リカ(著)

あまり他で紹介しているのは見ませんが、良い本だと思います。


香山リカ氏の著書です。

より良く考えるにはどうしたら良いか、ということがわかります。


香山氏は、精神科医です。

それが、どうしてこういう本を書いたのか。

考え方と精神はつながっているからでしょうか。


立体的に考えると、上手く考えられるというのは、わかりやすかったです。

この方法を意識しておくと、広く深く考えられるように思います。


近視眼的になりがちな気がしていました。

もっと広く深く考えたいな、と思っています。


考え方の違いについて、考えてみると、リーダーなどは、全体から考えているというのを感じます。

自分だけではなく、他人だけではなく、社会や環境なども考えているというのでしょうか。

そして、今だけではなく、未来も考えていたりします。

広く深く考えることで、違いが出てくるのではと感じています。


そういうことで、本書の思考法を知って、頭の整理ができました。


立体思考ということで、3次元で考えるわけですが、4次元ぐらいで考える良いのかなとも思いました。

時間軸です。

歴史や過去も取り入れると、さらにうまく考えられそうな気がします。

4次元思考法ができると良いのでしょうね。


こうやって考えているかどうかが、発想の違いにもつながることを感じています。

視点をどこに置くかで、変わってくるからでしょう。

より良く考えられるように、本書の考え方などを意識していきたいです。


頭がよくなる立体思考
『頭がよくなる立体思考法―RIFの法則―』香山リカ(著)

2007年2月26日

『私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった』フランク・ベトガー(著),箱田忠昭(翻訳)

私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった
『私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった』フランク・ベトガー(著),箱田忠昭(翻訳)

『私はどうして販売外交に成功したか』のフランク・ベトガー氏による、営業についての本です。

『私はどうして販売外交に成功したか』も、営業の本ですが、本書は、さらにもう少し詳しく、説明してくれています。

両方読むと、良いですね。


営業についてだけでなく、商売についても考えさせられるところがあります。

人の心理に基づいて、ビジネスや営業をやっていくことの大切さがわかります。


また、学習することの大切さも感じました。


フランク・ベトガー氏は、大リーガーでした。

その彼が、保険の外交員になっていく、その様子などがわかります。

その過程で、多くのことを学んでいることが、紹介されています。


デール・カーネギーの話し方教室にも通ったエピソードなど、自分を磨いていく、ベトガー氏の学びの姿勢を見ることができます。


このような考え方のようなことから、アプローチのテクニックなど、営業で必要とされることについて書かれています。

営業の方は、とくに、何か見つけることができるのではないでしょうか。


私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった
『私はこうして全米ナンバーワンの営業マンになった』フランク・ベトガー(著),箱田忠昭(翻訳)

2007年2月19日

『次世代ウェブ グーグルの次のモデル』佐々木俊尚(著)

次世代ウェブ グーグルの次のモデル
『次世代ウェブ グーグルの次のモデル』佐々木俊尚(著)

Web2.0という言葉が流行したからか、○○2.0ということを言う人が増えたように思います。

そんなウェブ2.0も、イマイチどんなことなのかわかりにくいです。

そういう状況ですが、本書では、ウェブ2.0の先についての方向性などについても書かれています。


ということで、タイトルが、次世代ウェブなのでしょう。


今までのウェブの歴史というか、いくつかのサイトの発展を追って、その発展の形態を踏まえて、次世代を探っています。

そういう意味では、まっとうな考え方だと思います。


大筋はそうなのかなと思いますが、もっと違うアプローチを考える人たちが出てくる気もします。

本書とは違うアプローチを考える人が出てくるのは、さらに先の話なのかもしれませんが。

自分の中でこんな思考実験をしたくなるような一冊でした。

次世代ウェブ グーグルの次のモデル
『次世代ウェブ グーグルの次のモデル』佐々木俊尚(著)

2007年2月13日

『ヒット率99%の超理論』五味一男(著)

ヒット率99%の超理論
『ヒット率99%の超理論』五味一男(著)


五味一男氏と言えば、「エンタの神様」や「マジカル頭脳パワー」などのテレビ番組のプロデューサーです。

本書は、そんな人気番組をプロデュースしてきた、五味氏による、ヒットの作り方です。


本書は、雑誌「THE21」での連載がきっかけで、書かれたものです。

連載が、非常に好評だったようです。

たしかに、おもしろかったです。

読んでいたときに、こういう考え方で、ヒットを考え出しているのか、ということが、少しわかったような気がしました。


薄い本なので、すぐに読むことができることと思います。

構成は、論理と例題という形になっています。

例題を解いていくことで、多くの人の気持ちを考えることができるように、ということです。


1000万人(=視聴率20%)の中に眠っている需要などを見つけることが、大きなヒットになるということで、人の欲求を探ることができるようになることがポイントです。

例題を解くだけでは、なかなかできるようになるとは思いませんが、何度もそういう視点で見るようになれば、いつかは、ヒットを飛ばせるようになるかもしれません。

このように考えることができるようになると、少なくとも、相手目線で、考えることができるようになっていくと思います。


ヒットを考えたい方が、読まれると良いと思います。


ヒット率99%の超理論
『ヒット率99%の超理論』五味一男(著)

2007年2月 5日

『不都合な真実』アル・ゴア(著),枝廣淳子(翻訳)

アメリカ元副大統領、アル・ゴア氏による、地球温暖化についての本です。

同名の映画が話題になっています。

その書籍版ということです。


写真やイラストが豊富なのでわかりやすいです。


地球温暖化がもたらす影響などを考えたい方に、読んで欲しいです。


環境問題などを考えると、個人で何ができるのか、といつも感じます。

問題が大きすぎて、個人の力など無力なように感じるからでしょうか。


地球温暖化に、個人で何ができるのか。

個人では、小さいことしかできないかもしれませんが、それをやることが重要です。

まずは、本書を、多くの人に薦めて、読んでもらうということですね。


不都合な真実
『不都合な真実』アル・ゴア(著),枝廣淳子(翻訳)

2007年1月29日

『パワーコンセプトの技術』村山涼一(著)

まだ、メルマガでは紹介していませんが、良かったので紹介します。

コンセプトを考える技術について書かれています。

アイデア発想法にも使えるでしょう。

発想法の本では、かなり上位に来る本だと思います。


あわせて、『ブルー・オーシャン戦略』などを読むと、さらに良いですね。


今年、2007年は、まだ1ヶ月しか経っていませんが、2007年のベスト10に入るかもしれません。

あまり、本を薦めることは、最近していませんが、発想法について考えたい方は、これは、おすすめです。


ライバルには、教えたくない一冊かもしれません。

ビジネスアイデアなどを考えたい人には、「何も言わずに、買って読め!」ぐらいの感じの本でしょうか。

もちろん、読みたくなければ、読まないのは自由ですし、価値が理解できない人もいるでしょうけど。


パワーコンセプトの技術
『パワーコンセプトの技術』村山涼一(著)

『ブルー・オーシャン戦略』
『ブルー・オーシャン戦略』

2007年1月22日

『「決定」で儲かる会社をつくりなさい』小山昇(著)

「決定」で儲かる会社をつくりなさい

『「決定」で儲かる会社をつくりなさい』小山昇(著)

株式会社武蔵野社長の小山昇氏による著書です。


決めることで、儲かる会社をつくるというのが、主旨です。


決めることの大切さを、再認識しました。

決定の大切さはわかっているつもりでも、なかなか決めることができなかったりします。


うまくいくのだろうかとか、状況はどうだろうか、とかそういうことを考えてしまうからかもしれません。


まずは、決めること。

そこから、方法を考える。


シンプルに考えて、行動したいものです。


経営者の方に、おすすめです。

「決定」で儲かる会社をつくりなさい
『「決定」で儲かる会社をつくりなさい』小山昇(著)

2007年1月15日

『ハーバードMBA留学記』岩瀬大輔(著)

著者の岩瀬大輔氏のハーバードビジネススクール(HBS)の留学体験をつづったブログ「ハーバード留学記」を書籍化したものです。

現在岩瀬氏は、ネット生保を立ち上げようとされているようです。


HBSの授業内容などが、どんな感じなのかわかります。

岩瀬氏の体験記とともに、どういうことが学べるのかも、知ることができるので、留学を考えている方は、興味深く読めるのではないでしょうか。

留学体験記ということで、岩瀬氏が学んでいく様子がわかるので、読んでいて、留学したくなってきました。


内容として印象に残ったのは、やはりHBSのリーダー育成の講義などです。

MBAは、経営幹部などのためのコースですから、そのように設計されているわけで、当たり前といえば当たり前ですが、その考え方のエッセンスを知ることできたのがよかったです。

倫理や志など、テクニックとは違ったことを、再確認できました。

もちろん、どのように、こういったことを実践していくかというのはあるのですが、まずは、必要性を認めないことには、話にならないです。

日本を代表する経営者の方が、志などの重要性を説くことはありますが、この点は、変わらないのだろう、ということです。

リーダーには、そういうものが、求められるというのは、地域が異なっても、同様なのでしょう。


ハーバードMBA留学記
『ハーバードMBA留学記』岩瀬大輔(著)

2007年1月 9日

『なぜおいしいアイスクリームが売れないの?』S.チョウドリ(著)

チョウドリ氏は、シックスシグマなどの品質管理の専門家だそうです。


本書は、品質に無頓着であったアイスクリーム工場の再生を描いています。
(小説ということで、フィクションです。)


昨年2006年に読んだビジネス書を振り返ってみると、当たり前というか、当たり前のこと、やるべきことをやる、ということを学んだような気がします。


言われてみれば当然だけどできない、というのは、人も企業も大きな課題なのかもしれません。


本書も、突拍子もないことを書いてあるわけではありませんが、実際に実行している企業は少ないだろうと思うことについて書かれています。


実行し実現できている企業は、さらに、少ないことでしょう。

そこに、強みが出てくるということを考えた一冊でした。


なぜおいしいアイスクリームが売れないの?
『なぜおいしいアイスクリームが売れないの?』S.チョウドリ(著)

2006年12月25日

『「心のブレーキ」の外し方』石井裕之(著)

「心のブレーキ」の外し方
『「心のブレーキ」の外し方』石井裕之(著)


コールドリーディングなどについての著書がある石井さんによる、心理についての本です。

タイトルそのままの内容です。


もう少し言うと、潜在意識をどう活用するか、ということでもあります。

潜在意識は現状を維持しようとするそうです。

ですから、何か新しいことをしようとする際に、ブレーキになります。


そんなブレーキになってしまう潜在意識を、どうやってブレーキにならないようにしていくのか、そういうことが書かれています。


たしかに、新しいことをやるときは、やりたいという気持ちがあるにもかかわらず、自分で、速度を抑えようとする感じがあります。

アクセルを踏みながら、ブレーキを踏んでいる感じというのでしょうか。


何かをやってみよう、実現してみようというときに、自分で自分を抑えていたり、限界を設けていたりすることは、感じます。

人が邪魔をするというよりも、自分で“限界”をつくっているということです。

越えてみれば、たいしたことではないかもしれませんが、その“限界”が、進むことを阻んでしまう、ということはあるでしょう。


やっていることが続かないとか、やりたいことがあるけど不安、という方が、読まれると、潜在意識の活用などがわかると思います。


「心のブレーキ」の外し方
『「心のブレーキ」の外し方』石井裕之(著)


『「心のブレーキ」の外し方』石井裕之(著)

2006年12月17日

『あなたの悩みが世界を救う!』神田昌典(著)

神田昌典氏の著書です。


このブログを読んでいる書評ブロガーの方なら、もうすでに購入されているかもしれませんし、メルマガでも紹介(『あなたの悩みが世界を救う!』神田昌典(著))しましたが、こちらでも紹介します。
(追記:予想通り(?)smoothさんが、購入されていますね。)

50人の質問、悩みに、神田さんが答えられています。


主に仕事や経営、起業などの悩みについて答えられています。

人それぞれ、いろいろ悩みはあるということもわかりますが、そうは言っても、同じ時代に生きているからか、同じような悩みを抱えている人はいるような気がします。


ビジネスのモノの見方と考え方がわかるような、言葉を随所に見つけられました。

ご自分で、どんな言葉が見つけられるか読んで欲しいので、引用、紹介はしませんが、なるほどなと思うこと、「そうそう、そうなんだよ」、と感じる言葉が見つかりました。


今までの神田さんの本などを読んできた方には、新しいことを言っているわけではないので、すっとわかることでもあるように思います。

そういう意味で、すでに神田さんの本をいろいろ読んでいる方には、復習によいかもしれません。


もし、あまり神田さんの本など読んだことがない方は、はじめの一冊としてよいかもしれません。


先人というか、すでに経験されている方の考えから学ぶことができるな、と思いました。


あなたの悩みが世界を救う
『あなたの悩みが世界を救う』神田昌典(著)

2006年12月10日

『「感性」のマーケティング』小阪裕司(著)

小阪裕司氏の著書です。

感性を基本に考えた、マーケティングについて書かれています。


感性、感じ方が、行動の基本になっている。

買うという行動を起こすような感性を考えてみる。


こういう考え方ができるかどうかが、今後のマーケティングには必要なように感じています。

とくに、中小企業には必要かもしれません。


本書で言われているような、商売の見方ができたら強いのではないでしょうか。

参考にしていきたいです。

「感性」のマーケティング
『「感性」のマーケティング』小阪裕司(著)

2006年12月 4日

『先輩起業家が教える走りながら考える仕事術!』平野友朗(著)

メルマガコンサルタントの平野さんによる、起業家のための仕事術です。

先輩起業家が教えるということで、平野さんの経験から学ばれたことなどについて書かれています。


身近な起業家から学びたいという方に良いと思います。

とくに、コンサルタントやスモールビジネスから始めたいという方に向いているかと思います。


これから起業する方に、いろいろ参考になることがあると思います。


続けることの大切さを言われています。

たしかに、大切ですね。

途中でやめてしまうと、その先は、わかりませんから。


もう少し言うと、続けることが大切なのではなくて、やり遂げることが大切だと思います。

はじめに決めた地点までは行くという感じでしょうか。


そこまで行って、どうもうまくいかないとわかったら、失敗を認めて、そこから学び、次の方策なり、別のことを考えると良いなと思います。


途中でやめてしまうと、学びにならないからです。

ですから、そういう意味でも、何かを始める前には目標地点を決めておくということが必要です。

途中の目標地点も決めておいて、そこに達成できていない場合のことも、考えておく必要があると思います。


参入と撤退の基準を決めて、始めるということですね。

行動することで、何を学ぶのかも決めておくというのも良いかもしれません。


得たいものを明確にしておけば、それが得られたか得られないかわかります。

明確でないと、よくわかりません。

次の行動につながるように、考えておくことが必要ですね。


先輩起業家が教える走りながら考える仕事術
『先輩起業家が教える走りながら考える仕事術!』平野友朗(著)

2006年11月27日

『広告でいちばん大切なこと』クロード・ホプキンス(著)

クロード・ホプキンス氏は、広告マーケティングの礎を築いたと言われる方だそうです。

デビット・オグルビー氏や、全米No.1 マーケター、ジェイ・アブラハム氏が最大のリスペクトを寄せる方ということです。


約80年前の著書ですが、参考になる点が見つかりました。


『広告マーケティング21の原則』も、同じような内容になっていますが、こちらは、自伝のように書かれています。

物語形式で、興味深く読めました。


第一人者の方の本は、やはり良いですね。

新しいことを知ることも大切ですが、昔のことを知って、今を考えてみると、新鮮な視点で見ることができます。


そういう意味で、古典などはおもしろいです。

広告マーケティングに興味がある方は、読んでおくと参考になることがあると思います。


広告でいちばん大切なこと
『広告でいちばん大切なこと』クロード・ホプキンス(著)

2006年11月20日

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』アービンジャーインスティチュート(著),金森重樹(監修),冨永星(翻訳)

なかなか説明しにくい一冊です。

「箱」から出ることで、人間関係が変わってくるということについて、書かれています。


では、その「箱」とは何か?

これが、説明しにくいので、実際に読んでみてもらうのが良いと思います。


たしかに、この本に書かれているような見方をすると、人間関係など変わってくるように思います。

多くの人に当てはまることだとも思います。


人間心理についての一つの疑問が解けたように思います。


また、本書を読んで、本書に書かれていない、もう一つの疑問がはっきりしたのが、収穫でした。

そちらも、最近、潜在意識などについての本を読んで、何となくわかってきました。


「箱」という実際には存在しないものを使って、イメージしやすく説明することで、わかりにくいことも説明できるのかなと、そういう意味でも参考になった一冊です。

人間関係などについて考えたい方が、読まれると良いと思います。


自分の小さな「箱」から脱出する方法
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』アービンジャーインスティチュート(著),金森重樹(監修),冨永星(翻訳)

2006年11月13日

『香港大富豪のお金儲け7つの鉄則』林和人(著)

お金持ちから学ぶという本はいろいろありますね。

本書は、香港華僑から学ぶというものです。


著者の林氏は、証券会社の営業パーソンとして、香港華僑から学んだということです。


華僑というと、世界で活躍しているというイメージがあります。

本書を読んで、さらに、そのイメージが具体的になりました。


出てくる方たちが、合理的というか、お金を得るために真剣であるということがよくわかります。

常識的なこととは少し違っていますが、言われていることは、他の本などでも書かれていることのように思います。

それを実践できるかどうかが重要なのでしょう。


大富豪の考え方、行動基準のようなことがわかったような気がします。

お金持ちから学びたい方が、読まれると良いと思います。

香港大富豪のお金儲け7つの鉄則
香港大富豪のお金儲け7つの鉄則


2006年11月 6日

『史上最高のセミナー』マイク・リットマン(著),ジェイソン・オーマン(著),河本隆行(監修)

様々な著名な方へのインタビューを収録しています。


個人的に興味深かったのは、『ゲリラマーケティング』のジェイ・コンラット・レビンソン氏の話です。

どんな話かは書きませんが、他の方なども言っていることを、さらにわかりやすく説明されていたのがよかったです。


いま、ちょうど興味があることと一致していたのもタイミングが良かったのでしょう。

全部自己啓発の話かなと思っていたので、マーケティングの話が入っていたことで、印象に残っているのかもしれません。


自己啓発だけではなく、マーケティングなどの話も入っているので、一冊でいろいろとおいしい本ですね。


この値段で、この内容は、読んで損はないです。

何かしら、発見があると思います。


ということで、読んでみてください。


史上最高のセミナー
史上最高のセミナー

2006年10月30日

『稲盛和夫の実学―経営と会計』稲盛和夫(著)

『アメーバ経営』を最近読んだので、こちらも読み返してみました。

稲盛氏が、どのように経営を考えているか、会計を考えているかがわかります。


書かれていることは、しごくまっとうなことですが、それを自分で考えて、実践しているところが素晴らしいと感じます。

『アメーバ経営』と合わせて読むと、理解が深まります。


会計の本は、たくさん出版されています。

正直、どれが良いのかいまいちわかりません。


基本的な考え方は、稲盛氏の言う路線で考えると良いように思います。

使える会計の考え方というのでしょうか。
(実践するのは容易ではないかもしれませんが。)


わたしも、会計が得意というわけではないので、絶対かどうかはわかりませんが、とりあえず読んでみると、経営者を目指す人や経営者には、何かしらの発見があることでしょう。

稲盛和夫の実学―経営と会計
稲盛和夫の実学―経営と会計

2006年10月23日

『商品がなくても売れる魔法のセールストーク』吉野真由美(著)

テレアポなどのセールストークについて書かれています。

吉野氏は、英語教材などを、かなりの金額売り上げた方だそうです。


セールストークのスクリプトの大まかな感じが、掲載されています。

さすがに、そのスクリプトについては、ここには書きませんが、お客様の購買心理を考えた展開になっています。

その他、トーク例もあるので、セールスパーソンには、参考になると思います。


本書の参考文献に、『影響力の武器』などが入っていますので、そういう本を読んだ方は、ネタ元などわかるかもしれません。

吉野氏も、本を読んで研究したと言われています。

これは、あの本からだな、とか、そういうことも、ビジネス書をよく読む方はわかるかもしれません。

ただ、それらをアレンジ、改良して、実践して結果を出している、という点が、興味深いです。


逆に言うと、本当に、購買心理を考えて実践すると、成果が出るという、良い例だと言えるのかもしれません。


ということで、ビジネス書を活用する事例として読むのも、ビジネス書を読んで終わらせないためには、良いと思います。


商品がなくても売れる魔法のセールストーク
商品がなくても売れる魔法のセールストーク 吉野真由美

2006年10月16日

『ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて』上田惇生(著)

本書は、ドラッカー氏の著著のほとんどを日本語訳されている上田惇生氏によるドラッカー入門です。


本書を読んで、またドラッカー氏の著作を読み直そうと思いました。


ドラッカー氏は、様々な経営手法の源泉になっています。

マネジメントをまとめたのは、ドラッカー氏ですし、分権制や目標管理なども、ドラッカー氏が広めたものでしょう。


ドラッカー氏の著作は、基本や原則について書かれています。

テクニックのようなことも書かれていますが、おおまかなことしか書かれていません。

ですから、テクニックを学ぶことはほとんどありませんが、考え方やものの見方を知ることができます。


そこから気づくことは、基本や原則は、応用が利くということです。


ドラッカー氏の著作を読んでいると、自分が何となくそうかなと思っていることを、ずばり書いてあることがあります。

発見があります。

ハッとさせられます。

基本や原則の大切さに気づきます。

これらがなぜなのかはいまだわかりませんが、読んで実践して、また読んでということを繰り返すと、わたしの言っていることが分かってもらえると思います。


再度、著作を読んで、自分の方針や行動などに、活かしていきたいと思います。


ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて
ドラッカー入門―万人のための帝王学を求めて

2006年10月 9日

『ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』クリス・アンダーソン(著)

ロングテールという言葉を考え出した、クリス・アンダーソン氏による、ロングテール理論、ロングテールについての著書です。


ロングテール自体は、テールがヘッドを上回るということを言っています。

言葉では説明しにくいですが、図にすれば、多くの人が分かることだと思います。


詳しいことは、本書などを読んでもらうとして、興味深かったのは、事例です。

アメリカの事例です。


アマゾンやラプソディネットフリックスなどを取り上げていますが、あまり表に出てこないようなデータのように思います。

企業へのインタビューなどでデータを得たようです。


ウェブ2.0の一端が垣間見られて、個人的には、おもしろかったです。

今後の文化や経済への影響なども、少し考察されています。


果たして、本書の言っているようになるかどうかも含めて、一読しておくと、これからのウェブについて興味を持てることでしょう。


ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略
『ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』

2006年10月 1日

『まっとうな経済学』ティム・ハーフォード(著)

本書の、原題は、"The Undercover Economist"です。

覆面経済学者という感じです。


コーヒーの価格などの日常の経済から、貧困や国の財政などについて書かれています。

経済学者なら、これらのことをどう考えるのか、ということがテーマになっています。


経済学の考え方を、現代に当てはめて考えてみると、という感じでしょうか。


経済学を少しかじったことのある方なら、それほど違和感なく理解することができると思います。

それ以外の方は、少しむずかしいかもしれません。


経済学のまっとうな考え方で、様々な現代の様相を斬っていっています。

教科書どおりのような感じなので、とくに新しいことは出てきません。


経済学的なものの見方について知りたい方が読まれるとよいかもしれません。

何らかのマーケティングのテクニックやそういうものは、当然ながら出てきませんが、「経済」とはこういうものかもというのは、わかるかもしれません。


そのような理解を深めたあとに、社会や経済を見ると、また見方が変わってきます。

本書を、読み終えると、経済活動などの景色が少し違って見えるかなと。

ここら辺は、人によって、違ってくると思います。


『まっとうな経済学』

まっとうな経済学

2006年9月25日

『大きな結果をもたらす小さな習慣』ハリー・ポール

本書は、『フィッシュ!』の著者であるハリー・ポール氏の著書です。

周りの力を借りる方法について書かれています。


上司やマネージャーの方が読んで実践すると、すごいことになるかもしれません。

本書は、ビジネス小説です。

ハッピーエンドになるわけですが、このようにうまくいくかどうかはわかりませんが、やってみる価値はあるなと思います。

本書の推薦に、『7つの習慣』のスティーブン・コヴィー氏が、推薦の言葉を寄せています。


最近、たまたま『7つの習慣』の推薦人は誰だったかなと思って、読み返したのですが、ものすごい人たちが、推薦しているんですよね。

昔読んだときは、その人たちのすごさがわかりませんでしたが、ちょっとした発見でした。

そんなタイミングで、コヴィー氏のこの本への推薦文を見つけたのも、何かの縁かなと思います。


小さな習慣で、人の力を借りて、どういう結果になるのか、知りたい方が、読まれるとよいと思います。

マネージャーなどの方が、読まれると、気づきが得られることと思います。


『大きな結果をもたらす小さな習慣』

大きな結果をもたらす小さな習慣

2006年9月18日

『大前研一 新・経済原論』大前研一

『大前研一 新・経済原論』大前研一

大前研一氏の新刊です。

”The Next Global Stage”の翻訳本ですので、原本は1年ほど前の出版になっています。

内容的には、グローバル・エコノミーについて書かれています。

グローバル化するなかで、どのように、国家や地域が経済的繁栄を目指すかということなどが書かれています。

『富の未来』『フラット化する世界』などと、同様のテーマです。

国際経済を論じているので、あまり個人に引き付けて考えることができないかもしれません。


自治体や国家について興味がある方は、読まれると良いと思います。

政策立案者の方などが知っておくべきことのように思いました。


グルーバル化、ネットの変化などが、世界や企業、個人をどう変えていくのか、というのは、最近のトレンドかもしれません。


そういう意味では、『富の未来』『フラット化する世界』などと同様のテーマを扱いつつ、どれも、微妙に違っているという点が、個人的には興味深いです。

何かを学ぶときは、手始めに同様のテーマの本を20冊ほど読むと良いなどと言われます。

そういう意味では、これら3冊やWeb2.0(ウェブ2.0)関係の本などを読むと、グローバル化とWeb2.0(ウェブ2.0)の関係などについての理解が深まると思います。


『大前研一 新・経済原論』

大前研一 新・経済原論

『富の未来』

富の未来

フラット化する世界(上)
フラット化する世界(上)

フラット化する世界(下)
フラット化する世界(下)

2006年8月14日

『成長への賭け(上)・(下)』アンドリュー・キャンベル (著), その他

成長への賭け(上)

成長への賭け(上)

成長への賭け(下)

成長への賭け(下)


本書は、新規事業について取り上げています。

とくに、本業がすでにある企業を対象にしています。


成長への賭けなどというタイトルですから、大胆に新規事業を行なえ、とでも書かれているのかと思いきや、新規事業をやるときは慎重にということが書かれています。


本書は、イギリスMCA(Management Consulatncies Association)というところの「ベスト・マネジメント・ブック2005」というのを受賞しているそうです。

それほど期待していなかったのですが、おもしろかったです。


どういう新規事業なら始めても良いかという基準について述べられていて、この点が、とくに参考になりました。

新規事業を始めたい方が、読まれると良いと思います。


戦略の重要性を最近感じているのですが、『プロ☆社長』の影響かもしれません。
(前からわかっていたことですが、再度強く感じました。)

『プロ☆社長』を読むと、社長の重要性と戦略の重要性が、わかりますね。


あと、勉強の重要性も。


ということで、最近は、戦略を学びたいと思っていました。

市場破壊戦略 競争ルールを激変させる40の戦術

で、紹介した本もあわせて読むと、いろんなヒントが得られますね。

2006年8月 7日

『市場破壊戦略 競争ルールを激変させる40の戦術』R・マグレイス (著),その他

『市場破壊戦略 競争ルールを激変させる40の戦術』R・マグレイス (著),その他

市場破壊戦略 競争ルールを激変させる40の戦術

タイトルからして、ヤバイですが、内容もすごいです。

なんと言っても、市場破壊戦略ですから。


とは言え、市場が破壊されるというよりは、市場のルールを変えるような戦略・戦術で、成長するには、どうしたら良いかということが書かれています。

戦略に興味がある方は、ともかく読むべき一冊だと思います。

成長のための戦略のフレーム、見方が得られます。


メルマガのほうでは、それほどプッシュしませんでしたが、というか、あまり知られたくない一冊かもしれません。


あわせて、『成長への賭け(上)』『成長への賭け(下)』『戦略的イノベーション』『ライフサイクル イノベーション』『そんな新事業なら、やめてしまえ!』を読むと、その価値や活用方法などを思いつくのではないでしょうか。

『売上アップの すごいしかけ』
もあわせて読むと良いかもしれません。

ザ・プロフィットに、ある意味似ているかも。利益の話と戦略の話の違いがありますし、小説形式と普通の文章形式の違いはありますが。)


この本で、コンサルティングができるかもしれませんね。


『市場破壊戦略 競争ルールを激変させる40の戦術』R・マグレイス (著),その他

市場破壊戦略 競争ルールを激変させる40の戦術

2006年7月31日

『戦略的イノベーション 新事業成功への条件』ビジャイ・ゴビンダラジャン(著)

『戦略的イノベーション 新事業成功への条件』ビジャイ・ゴビンダラジャン (著)

戦略的イノベーション 新事業成功への条件


戦略の大切さを再認識している最近ですが、本書は、新事業を成功させるための方法について書かれています。

とくに、既存事業を有する企業が、新事業を成功させるための方法について探っています。


言われていることは、非常に単純と言いますか、たしかに、そうかもなと思うのですが、実際に行なうとなるとむずかしいことかもしれません。


とは言え、ここで言われていることを知っているか知らないかでも、差がつくと思うので、そういう意味で、新事業を考えている経営者の方や起業家の方には、参考になると思います。


このところ、似たようなテーマの本を読むことが多く、新事業についてや戦略についての本を読んでいます。


近いうちに、メルマガで紹介できると思いますが、似たようなテーマの本を読むと比較できるのでおもしろいです。

違いがわかりますし、こういうときは、こっちの本を、こういうときは、あっちの本をというようにできますから。

『戦略的イノベーション 新事業成功への条件』ビジャイ・ゴビンダラジャン (著)

戦略的イノベーション 新事業成功への条件

2006年7月24日

『脳と心の洗い方~「なりたい自分」になれるプライミングの技術~ 』苫米地 英人 (著)

『脳と心の洗い方』苫米地 英人 (著)

『脳と心の洗い方』


洗脳の技術、脳科学の知見から、なりたい自分になるというのが本書のテーマです。

実際、なりたい自分になれるかどうかはやってみないとわかりませんが、脳や心について興味がある方には、面白く読めるのではないかと思います。

こちらの

『心脳コントロール社会』小森 陽一 (著)

『心脳コントロール社会』

とあわせて読むと、さらに、おもしろく読めると思います。

また、


『心脳マーケティング』ジェラルド・ザルトマン (著)

『心脳マーケティング』

も、心理的なマーケティングを知りたい方は、読まれると良いでしょう。

『心脳コントロール社会』の1章が、この本の解説に取られていますので。

この手の本を読んでいない方は、どれか一冊は読んでみたほうがよいですね。

こういう時代なのだという認識はもっておいたほうが、良いかと思いますので。

というわけで、まずは、ここから読まれてみてはいかがでしょうか。

あまり洗脳(?)したくないので(笑)、軽く書いていますが、この手のことを知らない方は、読んでみてください。

『脳と心の洗い方』苫米地 英人 (著)

『脳と心の洗い方』

2006年7月17日

『新ハーバード流交渉術 論理と感情をどう生かすか』ロジャー・フィッシャー (著), その他

『新ハーバード流交渉術 論理と感情をどう生かすか』ロジャー・フィッシャー (著), その他


『ハーバード流交渉術』の続編という位置づけです。


交渉術というよりも、コミュニケーション術かなと思う点もあります。

感情をどう扱うかということが、書かれています。


相手の欲望を知ることで、感情に直接対処するのではなく、交渉がうまくできるようになるというのが、本書のポイントです。


交渉での感情について、どう考えて、行動するとよいのかということがわかります。

ある意味、人との話というのは、交渉のようなものとも考えられますから、ビジネスパーソンだけではなく、コミュニケーションを必要としているすべての人に、役立つ考え方とも言えるかもしれません。


アサーティブコミュニケーションというものがありますが、そういう手法に通じるところがあったように感じました。


コミュニケーション術や交渉術に興味がある人は、興味深い視点を得ることができると思います。


新ハーバード流交渉術
新ハーバード流交渉術

2006年7月12日

自分の考えをまとめる技術―5つの図で整理する 奥村 隆一

図を使って、自分の考えをまとめる方法について書かれています。


文章で説明するだけだと伝わらないことも、図を使って説明すると、すっと伝わることがありますよね。


  文章だけ
   ↓
 伝わりにくい


  図を使う
   ↓
 わかりやすい

とは言え、どんな図を使うと良いか、イマイチわからない部分もあったりします。

本書では、5つの図をどんな感じで使うとよいかということが書かれています。

プレゼンなどで、どういう図を使おうかなと思う人によいかもしれません。

もちろん、自分の考えを、スッキリまとめたいという方にも、良いでしょう。


図をどう活用するか考えたい方が、読まれると良いと思います。


使い方によっては、一つの武器になると思いました。


自分の考えをまとめる技術
自分の考えをまとめる技術―5つの図で整理する

2006年7月10日

『芸術起業論』村上 隆 (著)

作品が高値で取引されたことで、著名になった村上氏の著書です。

ルイ・ヴィトンとのコラボも注目されましたね。


なかなか一言で説明しにくい本ですが、芸術にも起業というかビジネスの視点が必要ということを言われています。

そのために、村上氏がどう考えて、何をしてきたかということがわかります。


芸術論でもあるわけですが、起業にも通じるところがあります。

ある意味、自己啓発論でもありました。


もちろん、オタク論でもあるわけです。

さらに、欧米とどうわたりあうか、ということも書かれています。

ここら辺は、何となく、サッカーのことを思い浮かべてしまうのは、W杯中に読んだからでしょうか。


ということで、様々なことが書かれているので、まとめるのはむずかしいということです。


このような感じの本です。

深いことが書かれている気がしました。

起業というものを、芸術や自分というものから考えてみたい方に、おすすめします。


ちなみに、アルビン・トフラー氏の言うプロシューマー(生産消費者)とつながるかもと思ったりもしました。

こういうことが感じられるのも、他の本を読んでいるからなんですよね。


芸術起業論
芸術起業論


富の未来 上巻
富の未来 上巻

富の未来 下巻
富の未来 下巻

2006年7月 7日

『ホーキング、宇宙のすべてを語る』

今日は七夕ですね。

大人になるとあまり関係ないかもしれませんが、ときには、宇宙のことを考える機会として良いですよね。


ということで、本書を紹介しておこうかなと。

この前著、『ホーキング宇宙を語る』は、ベストセラーでした。

その続きというか、最新の宇宙論ですね。


図やイラストなどが豊富で、前著よりもわかりやすいです。

とは言え、相対性理論の話などが出てくるので、ちょっとわからないという点もあるかもしれません。


おもしろかったのは、タイムマシーンの可能性についての言及ですね。

本当に可能なのかどうかはわかりませんが、そういう可能性について、科学的に考えてみるというのはおもしろいですね。

こういう本を読んだところで、ビジネスに直接関係はないですが、ときには、あまり関係のないものを読んでみるとことで、いつもと違う発想などができるかもしれません。


宇宙の話やSFが好きな人は、読まれるとおもしろいと思います。


ホーキング、宇宙のすべてを語る
ホーキング、宇宙のすべてを語る

2006年7月 3日

貧困の終焉―2025年までに世界を変える ジェフリー・サックス (著)

バフェット氏が、ビル・ゲイツ氏の財団に300億ドル相当の財産を寄付しましたね。

今後、ビル・ゲイツ氏の財団が、様々な活動をしていくことでしょう。

本書にも、ビル・ゲイツ氏の財団についての記述がほんの少しあります。


本書は、国際開発の第一人者、ジェフリー・サックス氏による、貧困をなくすにはという著書です。

また、サックス氏は、国連のミレニアムプロジェクトの長を務めた方だそうです。http://www.unmillenniumproject.org/goals/index.htm


ミレニアムプロジェクトには、いくつか目標がありますが、2015年までに、極度の貧困(1日1ドル未満で暮らしている人)を半減するということが、まずは、目標ということです。

今まで、何十年と達成できなかった目標ですが、本書を読むと、あとはやるだけだなというのがわかります。


とは言え、本書に書かれていることで、個人としてできることは、あまり無いかなとも思います。

政治家が、どうするかという点にかかっているかもしれません。


政治家や外務省など、その地位にある方に読んで欲しいですね。

貧困の終焉
貧困の終焉

2006年6月30日

なぜ、社長のベンツは4ドアなのか? 小堺 桂悦郎 (著)

売れているようですね。

タイトルからすると、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』に似ていますね。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?

両方とも、会計の本ですから、こういう会計の本は売れるのかもしれません。

それとも、なぜ~、というタイトルの本は売れるのかも。


内容としては、社長のベンツが4ドアの理由がわかる人には、知っていることかもしれません。

逆に、この理由を知らない人は、知らない話が多いかもしれません。

経営者の方だと、知っている方もいらっしゃるでしょう。


『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のほうは、会計の知識だけでなく、そういうことかということもありました。


どちらも、簡単に読めて、ちょっとした雑学(?)のような知識を得られるので、軽く読んでみると良いかもしれません。

どうせ読むなら、2冊とも読むと良いかなと思います。

文体は全く違いますし、(違う方が書いているので、当たり前ですが)伝えたいことも微妙に違うと思いますが、会計を簡単にわかってほしいという思いは共通かなと思いますので。


結論としては、タイトルに引かれた方は、読まれると良いかなと。

なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?
なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?

2006年6月19日

『Google誕生』デビッド ヴァイス

Googleの誕生から現在までについて書かれています。

創業者の出会いから、2005年ぐらいまでのGoogleについてです。


知っている人には、知っていることですので、取り立てて、すごい話が書いてあるわけではありませんが、知らない方には、こういう会社なのかというのがわかるかなと思います。


Googleらしいなと思う話としては、有名な話ですが、従業員は食事が無料ということですね。

そのシェフの話などが書かれているのが、少し今までの企業と違う会社だというのが、わかる逸話としておもしろいかもしれません。


個人的に気になるのは、収入源が、ほぼ広告に頼っているというのが気になりますね。

CEOなども認めていますが、今後成長が鈍化する可能性があるかもしれません。
収入源を増やせると、さらに、良いのではないかと思いますが、どういう形で考えているのか、興味のあるところです。


Googleに興味がある方が読まれると良いと思います。

本書を読んで、これからのGoogleの動きを見ると、さらにおもしろいかもしれません。


Google誕生
Google誕生

2006年6月12日

『大人が変わる生活指導』原田 隆史 (著)

カリスマ体育教師と言われる原田隆史氏の著書です。

「カンブリア宮殿」に出演されていましたね。

『カリスマ体育教師』が、学生向けだとすると、本書は、ビジネスパーソン向けというところでしょうか。


大人にも生活指導が必要ということです。

生活をきちんとすることで、ビジネスのほうもうまく行き始めるということを言っています。


小さいことを継続することで、心の強さにつながるということです。

継続できることが自信につながるということです。


一つでもずっと継続できると、辛いときやめたいときに、あきらめない、やめてしまわない強さが身につきますね。

わたしが、ブログを毎日休まず書いているのは、『カリスマ体育教師』によるところもありますね。

“皿洗い”や日常の仕事をを毎日欠かさずすると、心の強さがつくよということなんですが、それを読んだだけでは、本当かなと思わなくもないです。


やってみれば、わかることですが、本当でしょうね。


やりたいことで、かつ続けられそうなことを、続けていくと、自分もできるかもと思えるようになります。

そういう心を変えるための方法について書かれています。


『カリスマ体育教師』と併せて読んで、小さなことを継続してみると良いと思います。


大人が変わる生活指導
大人が変わる生活指導

カリスマ体育教師
カリスマ体育教師

2006年6月 5日

『フラット化する世界』トーマス・フリードマン (著)

フラット化する世界(上)
フラット化する世界(上)

フラット化する世界(上)
フラット化する世界(下)


本書は、全米200万部突破の大ベストセラーです。

こういう類のビジネス書というかハードカバーが、200万部も売れることが少し信じられませんが、それだけ話題であり、インパクトのある話ということだと思います。
(『ダ・ヴィンチ・コード』が日本で、1000万部超えというのも、ある意味信じられませんが。)


最近、知識はつながっているなと、思うことが多いです。

もう少し言うと、あることを知っているから、他の価値や意味がわかるということです。

掛け算の意味や価値は、足し算がわかっていないと、わからないという感じでしょうか。


本書は、ITの進展によって、グローバル化が新しい形態で進んでいるということを指摘しています。

これを、グローバリゼーション3.0と著者のトーマス・フリードマン氏は呼んでいます。

このところ、ウェブの世界で、ウェブ2.0という話がありますが、その話も出てきます。(ウェブ2.0という言葉はたしか出てきませんが。)

さらに、『ハイ・コンセプト』
『文明崩壊』なども、本書で紹介されています。


コモディティ化の話も出てきますから、イノベーションの話とも関連しています。

とすると、『ライフサイクル イノベーション』なども関連してくるということです。


このように、現代の世界、(本書はアメリカとインドなどの話が中心ですが、)について、関連していることを、本書がまとめて解説してくれています。


これらを理解するには、やはりこういった知識、情報があることで、さらに、理解が深まるということです。

正しく理解するには、こういう知識が必要かもしれません。


これからの世界の方向性を知りたい方に、おすすめします。

というか、読んでおくべき一冊であり、今回紹介した本は、併せて読んでおくと良いでしょう。

『ウェブ進化論』
『ハイ・コンセプト』
『文明崩壊』
『ライフサイクル イノベーション』


フラット化する世界(上)
フラット化する世界(上)

フラット化する世界(上)
フラット化する世界(上)

2006年5月18日

『ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション』 ジェフリー・ムーア (著), 栗原 潔 (翻訳)

ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション
ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション


本書は、『キャズム』の著者であるジェフリー・ムーア氏によるイノベーションについての著書です。

100社の事例とともに、成熟市場などでのイノベーションのタイプについて説明されています。


市場サイクルのなかで、どのようなイノベーションタイプを選択すると良いのかというフレームを与えてくれています。

イノベーションの必要性を理解している方は、ぜひ本書を読むべきでしょう。

(ただ、事例が、大規模な企業が多いように思うので、その点をどう考えるかということはありますが。)


本書の中で、『ビジョナリー・カンパニー2』『エクセレント・カンパニー』『イノベーションのジレンマ』 『イノベーションへの解』などが、さらりと触れられていることからわかるように、これらの本を読んだことがある方には、とくにおすすめします。


また、あわせて『ブルー・オーシャン戦略』も読まれることをおすすめします。


個人的には、今年1、2を争うくらいのヒットでした。

というのは、この1、2年、疑問に思っていたことに、ヒントというか見方を与えてくれたからです。


顧客創造のために、企業が持つべき機能は、マーケティングとイノベーション、と言ったのは、ドラッカー氏です。

イノベーションが差別化の源泉だとすると、その重要性はわかります。


では、どんなときに、どんなイノベーションをすると良いのか。

取るべき戦略が状況によって変わってくるというのはわかりますが、その判断基準が、イマイチよくわかりませんでした。


市場サイクルの中で、どんなタイプのイノベーションを取ると良いか、これが本書のテーマです。


というわけで、どんなときに、どんな方向性を持つと良いかを判断するフレームを与えてくれているわけです。


本書の原題は、「Dealing With Darwin: How Great Companies Innovate at Every Phase of Their Evolution 」です。

直訳すれば、“ダーウィンに対応する”ということです。

生存競争、適者生存、に対応するという意味でしょう。


本書は、こう締めくくられています。

「ようこそ、生存競争の世界へ。」

本書が、その道案内をしているということを、言っているように思います。


あなたやあなたの会社が、競争社会にいるとしたら、読まないという選択肢は、もったいないですね。


ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション
ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション

2006年5月15日

使う力 御立 尚資 (著)

本書は、BCG日本代表の御立 尚資氏による、知識を結果に結び付けるには、という著書です。


知っているだけではなく、使える力を身につけるにはということですね。


ビジネスパーソンとして、どんなことを学ぶとよいかということがわかります。

『戦略「脳」を鍛える』


の続編というか、前編というか、そんな感じでもあります。


また、『経営者になる 経営者を育てる』が、経営者向けであるのに対して、本書は、ビジネスパーソン向けになっています。


読んでおくと良い本なども紹介されているので、さらに、スキルを深めたい場合に良いですね。


コンサルタントの考え方、スキルというものが、これら3冊を読むと、わかります。


ビジネスパーソンに必要なスキルを身につけたい方に、おすすめです。

使う力
使う力

2006年5月 7日

発想力と実行力をつける本

今日までGWということで、あまりニュースがなかったり、世間は動いていなかったりしますね。


そういうわけで、昨日まで、以前紹介した本を、再度紹介してみました。

『実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか』
『メディチ・インパクト』
『発明家たちの思考回路』


などを紹介しました。


発想力と実行力について、どれも、良書ですね。


それをどう活かすかになると思います。


そういうことを振り返ることができて、良かったです。


まだ、上記の本を読んでいないという方は、読まれてみると良いでしょう。

2006年5月 6日

『発明家たちの思考回路』エヴァン・I・シュワルツ (著)

本書も、発想法についての本です。

どのように、発明家たちは、アイデアを考え出し、実現しようとしているのか、そういったことが、事例とともに書かれています。


発明とか、発想というと、ひらめきでやっているように思いますが、ひらめくまでには、それなりのプロセスがあるのだということがわかります。


本書の興味深い点は、アイデアを実現するには、というところまで、踏み込んでいる点ですね。


発想だけでは、発明しても、世間には受け入れられないということになってしまいます。

発明家というと、変わった人などという感じしかしないかもしれませんが、起業家に通じるところがあります。

GEも元はと言えば、エジソンの会社ですからね。

昨日紹介した、『メディチインパクト』『ブルー・オーシャン戦略』と合わせて読むと、さらに良いと思います。

そして、少し前に紹介した『実行力不全』へとつながるわけですね。


これらの本で言われていることの一連のつながりを一言で言うとしたら、仮説と検証、もしくは試行錯誤ということです。

アイデアと実行。


この一連の流れについて考えたい方に、上記の本をおすすめします。


本

2006年5月 5日

『メディチ・インパクト』フランス・ヨハンソン (著)

本書は、イノベーションや発想法についての本です。

メディチというと、メディチ家ということで、歴史書かと思われるかもしれませんが、そういう本ではありません。


発想法やアイデアの本というと、『アイデアのヒント』『アイデアのつくり方』などありますが、そういう本で言われていることは、アイデアとは、既存のものの組み合わせ、ということですね。


そこまでは、わかったとして、どうやって組み合わせを考え出したらよいのでしょうか。


本書での、大事なキーワードは、“交差点”です。

交差点と言っても、信号機のある交差点ではなくて、異分野が重なるところですね。

むしろ、重ならないほうが良いかもしれません。

どこか別の分野のアイデアを掛け合わせる、そういう場所で、アイデアは生まれやすいということです。


発想やアイデアを増やしたいという方に、一読をおすすめします。


合わせて、『ブルー・オーシャン戦略』も読むと、良いですね。


この二冊を読んで、以前よりは、発想力がついたかなと思います。

おすすめです。

メディチ・インパクト
メディチ・インパクト

2006年5月 1日

『実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか』ジェフリー・フェファー (著), ロバート・I・サットン (著)

以前にも紹介しましたが、そのときよりは、理解できていると思うので、再度、書いておこうかなと思います。


本書の問題意識は、知識を行動に活かせないのはなぜか、ということです。

もうちょっとわかりやすくいうと、知っているのに実行しないのはなぜかということです。


理由は、いろいろあるのですが、要するに、理由が何であれ、実行しないということです。

うまくいかないかもしれないからとか、今まではこうだったからとか、理由をつけては、やらないことの理由にして、結局実行しない。

忙しいからとか、いろいろ理由はあるでしょう。


しかし、行動していないということでは、同じです。


良いと思っていることなのに、やらない理由(それがどんなものであれ。)を見つけようとしているとしたら、それは、要注意のサインということです。

逆に言うと、良いと思ったことを、どんどんやると良いということです。


要するに、良いと思ったらとりあえずやってみるということでしょう。

試行錯誤ですね。


そういう姿勢を持つことが、行動に知識を活かそうとするようになるということです。

実践の中で、何かを知ることもあるでしょうし、知識不足を感じることもあるでしょう。

そうやっていくなかで、考えて、行動に知識を活かせるようになるということですね。


良いと思ったら、ともかくやってみる。

実行力がないな、と思う人は、まずは、ここからですね。


実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか
実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか

2006年4月30日

『夢をかなえる勉強法』伊藤 真 (著)

勉強法について書かれています。

著者の伊藤氏は、司法試験合格のための「伊藤塾」という塾の塾長の方です。

司法試験の勉強を例として、広い意味での勉強法について書いてあります。


どう勉強すると良いのかということですね。


広い意味での勉強なので、テクニック論から人生論まで入ってきてます。

勉強することについて考えたい方が読まれると良いと思います。


「一言で言えないのは、わかっていない証拠」(p.177)

一番重要なことは何か。

これが言えないということは、わかっていないということです。


逆に、これがわかっていると、ポイントを捉えている、本質を捉えているということでしょう。


本質を捉えることは重要ですね。

やはり、枝葉は、幹があってこそ、広く茂るものですから。

枝葉やテクニックに走りがちですが、本質を見ようとすることが、一番大切なのだと思います。


とくに、これだけ情報が溢れている時代には、ポイントを押さえることができるかできないかは、重要です。時間的にも、方向的にも。


ポイントを外している人の話は聞いていても、ちんぷんかんぷんというか、方向性が違う感じがしてきます。

何が言いたいのか、わからない。

本人もわかってない。


本質をわかっていない人でも、こういう感じは、わかります。


一言で言うとしたら、このポイントは何か?


こう自分自身に問うことで、本質を捉えようとする意識を持てるようになります。

まずは、そこからですね。

2006年4月24日

『ライフサイクル イノベーション』ジェフリー・ムーア (著)

『キャズム』のジェフリー・ムーア氏による新刊が出るそうです。

『ライフサイクル イノベーション』ジェフリー・ムーア (著)

“キャズム”と言えば、アーリーアダプターとアーリーマジョリティーとの間の溝のことですが、今回は、成熟市場におけるイノベーションについて取り上げているようです。


イノベーションと言うと、『イノベーションのジレンマ』『イノベーションへの解』などを思い出します。


さらには、『ブルー・オーシャン戦略』なども関係してくるかもしれません。


GW明けの発売になるようですが、その前に、関連している本を読んでおくと、一層おもしろく読めるでしょう。


今から、楽しみですね。現在、アマゾンで予約受付中です。

興味のある方は、このページからご予約を(笑)。

『ライフサイクル イノベーション』ジェフリー・ムーア (著)

『イノベーションのジレンマ』
『イノベーションへの解』
『ブルー・オーシャン戦略』

2006年4月17日

『定時に帰る仕事術』ローラ スタック (著)

定時に帰りたくても帰れない。

仕事時間が長い。


そんな人は、仕事のやり方を工夫する必要があるかもしれません。


本書は、整理術や集中力、情報管理など、仕事を効率的に行なう方法について書かれています。

かなり細かく書かれています。

とは言え、もっと突っ込んだやり方もあるだろうなということも感じました。。

しかし、ここに書かれていることさえやっていなかったりしますので、まずは、ここから始めると良いように思います。


自分の弱い部分がわかるチェックシートがあるので、まず、チェックしてから、自分の弱い部分を認識して、そこから始めると良いでしょう。

わたしは、そうしたいと思います。


長く働けば良いというものでもないですから、効率と効果を考えて、やるべきことをやりたいですね。


定時に帰る仕事術
定時に帰る仕事術

2006年4月12日

『まずは小さな世界で1番になる』江村 林香 (著)

エアトランセ社長の江村氏による、経営論などです。


とても、おもしろかったです。

ビジネスの見つけ方など、起業家の方が読むと、いろいろなヒントが見つかると思います。

こういう考え方や行動をするとよいのだなというのが、少しわかったような気がします。


タイトルにあるように、小さなことでよいから、一番になることが大切ということです。

一番になって、自信をつけていくことが、さらなる成功につながるということですね。


自信を持つことは、大切ですね。

大胆な行動ができますから。

その行動が、新しいきっかけなどを生むことにつながったりするのでしょう。


ほかにも、営業のやり方や仕事のやり方など、参考になることがあるので、一読をおすすめします。


まずは小さな世界で1番になる
まずは小さな世界で1番になる

2006年4月 3日

『ダメな自分を救う本』石井 裕之 (著)

タイトルそのままですが、ダメだなと思う自分を救う本です。

本書は、コールドリーディングなどの著者の石井裕之氏による潜在意識の活用の仕方など、自分を救いたい人のための本です。


自信が持てない人や自分を変えたいと思う人が、読まれると良いと思います。


誰でも、失敗したときやうまくいかないときなどに、自分ってダメだなと思うことがあると思います。

そういう落ち込んだときに読むと、やる気が出て来る本でしょうね。


落ち込む前に読んでおくと、さらに良いと思いますので、落ち込んでいる方も、今は、落ち込んでいない方も読んでおくと良いでしょう。


ダメな自分を救う本
ダメな自分を救う本

2006年3月27日

『ハイエスト・ゴール―スタンフォード大学で教える創造性トレーニング』マイケル レイ (著)

成功した人としなかった人の違いは何か、などいう話で、よく出てくるのが、目標を持っているか持っていないかということです。

持っていたほうが良いのはわかっていますが、なかなか、これが自分の目標だと言えるものがないという人もいると思います。

本書は、自分の最高のゴールの見つけ方、とでも言うのでしょうか、そういったことが書かれています。


ゴールを間じかにすると、その手前で立ち止まってしまう。

最高を目指さなくなってしまう。

そういうことも書かれています。


一つ、印象に残ったというか、去年ぐらいからわたしが思っていたことが書かれていたので、自分のためにも書いておきます。


「バランスではなくシナジーを」(p.159)

生活のバランスの必要性を説く、自己啓発の本はありますね。


できれば、一つのシンプルなことで、済ますことができればよいのですが、現実は複雑だからか、たいてい、2つ以上のことが必要だったりします。

短期と長期。
理念と利益。
家族と仕事。

などなど。

こういう話では、よくバランスが必要などと言われます。

ただ、バランスを取ると言うと、時間や力をうまく配分するという感じです。

どうも、そういう考えでは、うまくいかない気がしています。

何か違うと。


何が違うかと言うと、バランスを取ろうとすると、どっちつかずになるかもしれません。

バランスを取ろうと考えるのではなく、優先順位かなとも思います。

ヤマト運輸創業者の小倉さんの言葉で、「サービスが先、利益は後」というのがあります。

そういうことかなと。

まずは、ここからだと思いますが、さらに、上のものとしては、両者が、相乗効果を出せるように考えることも出来ると良いですよね。

両方取って、さらに、相互作用で、すばらしいものができるということですね。

ここまで、できたら理想ですね。

こういう考え方でないと、ただバランスを取ってしまって、どちらもダメなんてことにもなるかもしれません。


こんな風に、最高を目指すことなどについて書かれています。


本書を読んだからと言って、自分の最高のゴールが見つかるかどうかはわかりませんが、ゴールを持っているのと持っていないのとでは、違うのだということはわかると思います。

あまり、わかりやすい本でもないですし、少し哲学的な内容だったようにも思います。

それでも、自分を成長させたい、自分の最高のゴールとは何か、ということを考えたい方が読まれると良いと思います。

ハイエスト・ゴール
ハイエスト・ゴール

2006年3月20日

『バズ・マーケティング』マーク・ヒューズ (著), 依田 卓巳 (翻訳)

バズ、クチコミをどうやって起こすか、ということがテーマです。

筆者のマーク・ヒューズ氏は、マーケティングのために、アメリカの町の名前を変えたことがある人です。


このように、話題になる方法を考えて、バズを起こさせることについて書かれています。

どのような話題が良いかや事例などを引いて、どうやってバズを起こしたかなどが、検証されています。

その方法論は、わかったのですが、なかなかやるとなると、アイデアが出てこないような気もします。


町の名前を変えるなどという、突拍子もないアイデアは、そうそう浮かびませんから。


とは言え、人の口に上らせることを考えるということで言うと、本書で、言われていることを知っておくことは、良いでしょうね。

ブログなどにも活用できるかもしれません。


広告の効果が芳しくないと言われている現代において、クチコミ、バズの力を使ったマーケティングを、活用できるかどうかは、大きな違いになるように思います。

これからのマーケティングを考える上で、刺激になる一冊でした。

バズ・マーケティング
バズ・マーケティング

2006年3月11日

『集中力』セロン・Q・デュモン (著)

集中力をつけるなどと言います。

たしかに、集中するには、精神や体力など、必要だと思いますので、集中力をつけるために、出来ることはあると思います。


ただ、集中力をつけることも大切ですが、集中を妨げないように、工夫することも必要かなと思っています。


本書では、そういうことは、ほとんど書かれていませんが、わたしの場合は、
何かをしているときに、他のことを考えてしまうなどがあるので、今していることに集中することを、心がけたいなと思います。


そのためには、まず準備が必要なように思います。

雑念を振り払えるように、今日の予定を考える、週、月の予定なども考えておく、整理整頓しておく、時間を決めてやる、などなど。


本書でも、書かれているように、
「何をしているときでも、そのときしていることだけを考えなさい。」
と、自分に言い聞かせて、さらに、それに納得して、実行できる状態を作ることですね。


これができるようにしたいなと、思います。


やはり、集中して、実行したときと、漫然と実行したときでは、効率も効果も、全く全然ほんとに、違いますから。

そんなことを考えた、一冊です。


集中力
集中力

http://www.micahmicah.com/archives/50678171.html

2006年3月 4日

『マーケティングは「嘘」を語れ!』セス ゴーディン (著)

セス・ゴーディン氏の最新刊です。

マーケティングでは、「嘘」を語ることが大切だということを書かれています。

どんな嘘かというと、信じられる「嘘」です。

実は、「嘘」と言っていますが、「嘘」ではなく、物語を語れと言っています。


相手が信じたくなるような物語を語ることが、今のマーケティングには必要ということです。


マーケティングは流れなので、そういう意味で、物語から学ぶことはあります。

その”物語”を自分に語りたくなる、人にも伝えたくなるような、そういうことが必要になっているということですね。


タイトルから考えると、非常識なことを言っているようですが、すごくまっとうなマーケティングの考え方だと思います。

言われてみれば、そうだと思うことですが、それを的確に表現されているので、秀逸でした。


マーケティングが失敗する理由も、書かれています。

その失敗する理由を越えることができれば、マーケティングが成功するように思います。


多分、この本に書かれていることをわかっているかいないかは、マーケティングの基本的な考え方ができているかいないかの、リトマス試験紙になる気がします。


ということで、その方法を知りたい方は、ぜひ。

マーケティングは「嘘」を語れ!
マーケティングは「嘘」を語れ!

2006年2月25日

『ドラッカーの遺言』P.F. ドラッカー (著)

ピーター・ドラッカー氏の最新刊です。

遺言とありますが、一般的にいうところの遺言ではありません。

ドラッカー氏は、2005年11月11日に亡くなられたわけですが、亡くなられる前に行なったインタビューを本にしたことから、こういうタイトルになっているのだと思います。

本書が、ドラッカー氏の“最後の本”ということになるのかもしれません。


これからの日本や世界、経済、個人などについて書かれています。

この本が、インタビューからの本だということが信じられないくらい、本質を突いています。


他に言っている人がいないような気がするので、書いておこうと思いますが、この本と、『ウェブ進化論』で言われていることがつながっているということは、大きなポイントですね。


そういう意味でも、読む価値がある本ですが、21世紀を生きるものとして、これからの世界や社会、個人がどうなるのか、どういうことが必要とされているのか、そういうことを知りたい方に、おすすめします。

本書の帯に、全日本人必読!とありますが、誇張しすぎている面はありますが、ある意味、正しいことだと思います。

とは言え、どんなことでもそうですが、わからない人には、その価値はまったくわからないということもあるとは思いますが。


ちなみに、わたしのメルマガでの評価は、★5つです。

久々の★5つです。そういう本です。


ドラッカー氏の本だからとか、そういうことを抜きにして、今、読むべき本だと思います。


ドラッカーの遺言
ドラッカーの遺言

2006年2月18日

『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』マーカス バッキンガム (著)

本書は、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』などの著者であるマーカス バッキンガム氏による、リーダー論、マネージャー論です。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう

本書のテーマは、大切な、たったひとつのことです。

2つでも、3つでも、もちろん、100個でもありません。

ひとつです。


わたしもいろいろ本を読んでいるので、いつも思うことですが、もっとシンプルに、コツを一つとか二つとかにしてもらわないと、実践できないなと思っています。

一番大切なことは何なのか、それを知りたいということです。

100のコツなどと言われても、全部などできませんから。


というわけで、本書では、成功しているリーダー、マネージャーは、何を一番大切にしているのか、ということが書かれています。


リーダーとマネージャーの違いとは、何でしょうか。

今まで、イマイチわかっていませんでしたが、本書を読んで、やっとすっきりしました。

読んでみて、言われてみれば、そうだよな、と思うことなのですが、リーダーとマネージャーの違い。

はっきり違うわけですが、この違いを知ることで、マネージャー役をやったり、リーダー役をやったりすることも、できるかもしれません。

本書では、それは、むずかしいということになっていますが。

自分がリーダー向きなのか、マネージャー向きなのかも、わかるかもしれません。


リーダー、マネージャーの方に、おすすめします。

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと
最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう

2006年2月11日

『1枚のお礼状で利益を3倍にする方法―お礼状の皮をかぶった“営業状”』朝日 心月 (著)

本書は、「お礼状ブログ」の朝日 心月さんの著書です。


ときどき、ブログ上でコメントなどさせていただいています。


本書は、お礼状の活用方法などについて書かれています。


お礼状のブログを運営されて、さらに、お礼状を活用されている方が、実践的なお礼状の書き方を教えてくれています。


お礼状を書くのは、なかなか面倒ですが、効率的に、運用、活用できる方法が書かれているところがよかったです。

あとは、文章術にもなっている点が、個人的には良かったですね。

どうも、言い回しとかが苦手なので、そういう点も参考になると思います。


営業をやる方は、読んで実践されると良いと思います。


なかなかできないという方が、読まれると、やってみようという気持ちになるのではないでしょうか。

例文や具体例が豊富なので、辞書的にも使えるかもしれません。

いずれにしても、とりあえず、書店などで、手に取って見られると良いと思います。


1枚のお礼状で利益を3倍にする方法
1枚のお礼状で利益を3倍にする方法

2006年2月 4日

幸せ成功力を日増しに高めるEQノート 野口 嘉則 (著)

本書は、EQコーチの野口さんの著書です。

ブログは、こちら→http://coaching.livedoor.biz/

幸せ成功力を増すための方法について書かれています。


5つのステップということで、5つの段階を踏んで考えていくことで、成功力を増すことができるようになっています。

ノートとあるように、ワークブックのようになっていて、自分で考えながら、読んでいくことができます。


こういうワークブックのような実践的な本が、わたしは好きですね。


やはり、何かができるようになれると、その本の効果がわかりますので、このように具体的に、実践して、身をもって体験できるものは、良いなと思います。

自分の成功力を上げたい、自分を変えたいという方が、読んで実践されると良いと思います。


わたしも、早速、やってみました。

ちょっとした変化というか、前進できそうな気がしています。


幸せ成功力を日増しに高めるEQノート
幸せ成功力を日増しに高めるEQノート

2006年1月28日

『プロ論。2』

『プロ論』の第二弾です。


最近、お気に入りのテレビ番組で、NHKの「プロフェッショナル」というものがあります。

一流のプロの方たちが、出てきて、その仕事や略歴などについて、紹介されています。

働いている現場が見られるところが良いですね。


と、この本とは直接は関係ないですが、本書も、プロの方たちが、仕事についてなど語られています。


第一弾とは違って、不安になったときや、うまくいかないときなどに、どうするかということが、書かれていたように思います。

一流、著名な方たちも、うまく行かないときなどがあったわけで、そういうときにどう考えるか、どう行動するか、という参考になる気がします。


第一弾、第二弾とも、共通しているのは、好きなことをやったほうが良いと、多くの人が言われていることです。

自分の好きなこと、自分を貫こうとして、苦労してきた方々で、その苦労を突破してきた方々なので、言葉には、重みというか、説得力があります。


自分の道や将来、仕事などについて、迷っている方、悩んでいる方が、読まれるとよいと思います。

プロ論。2
プロ論。2

プロ論。
プロ論。

2006年1月22日

『一歩先のシゴト力』小阪 裕司 (著)

スキルなどではない、シゴト力について書かれています。


メルマガでも紹介しましたが、わたしが印象に残っているのは、イチロー選手の言葉です。


 「小さなことを重ねることが、とんでもないところにいくただ一つの道」
                             (p.111)

積み重ねることの大切さを、再認識しました。

意味のある積み重ねをしたいなとも、思います。


一流の人が努力しているのに、凡人が努力しないでどうするんだ、ということを感じました。


一応書いておきますが、本書では、これしか、紹介していませんが、他のことが書かれていないと誤解しないで下さい。

今の自分に一番、響いたことが、これだったということですので。


一歩先のシゴト力
一歩先のシゴト力

2006年1月15日

『実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか』ジェフリー・フェファー (著), ロバート・I・サットン (著)

本書では、企業において、知識と行動のギャップが、なぜ起こるのか、その原因について、取り上げています。


なぜ知識を行動に活かせないのか。


この答えを知りたいと、わたしは、思っています。


個人的なことを言えば、知識を活用する、知っていることを実行力につなげるにはどうしたらよいのか、ということを知りたいので、「知識をチカラに!」というメルマガを書いているように思います。

わたしの場合は、知識を活かせるようになりたいのは、ビジネスにおいてもそうですが、個人として、成長するために、必要なことだと感じています。

ですから、本書は、企業のなかでの話ですので、個人的な話とは違います。

企業の実行力を上げるには?ということになるかと思います。


本書の良かった点は、企業において知識と行動のギャップがなぜ起こるのか、その原因となるものが、わかったことです。

もう少し、踏み込んで欲しい点は、具体的に、そして、簡単に、その原因を回避する方法があると良いかなと思います。

書かれてはいるのですが、もう少し、わかりやすい方法論が、書かれていたら良かったかもしれません。

とは言え、実行力を発揮している企業の例などが出ていますので、そこから、ヒントを得ることもできます。


わたしが得たヒントは、“プロセス”と“結果”をどう考えるかです。

それぞれの企業で、“プロセス”について、また“結果”についての捉え方が違うように思います。(もちろん個人でも。)


“結果”について言うと、失敗は、受け入れられるのか、推奨するのか。
“プロセス”について言うと、結果が良ければ、“プロセス”は問わないのか。それとも、その逆か。

など、いろいろな考え方があるでしょう。


この捉え方が、実行力に影響し、成果に表れるような気がしました。


知識と実行のギャップを感じている人は、読まれてみると、何かヒントが見つかるかもしれません。


実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか
実行力不全 なぜ知識を行動に活かせないのか

2006年1月14日

『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの』ジャレド・ダイアモンド (著), 楡井 浩一 (翻訳)

2000年に出版され、25万部のベストセラーになっている『銃・病原菌・鉄』を書かれたジャレド・ダイアモンド氏の新刊です。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉
銃・病原菌・鉄〈上巻〉

銃・病原菌・鉄〈下巻〉
銃・病原菌・鉄〈下巻〉

昨年末に出版されたので、この正月休みにしか読めないだろうと思い、読みました。

なにせ、上下巻合わせて、800ページ以上ですから。


おそらく、メルマガで書評を書くことはないでしょう。

というのは、あまり、ビジネスには関係がないですから。

大企業と環境という章がありまして、大企業の方などが読まれると、この部分は良いと思いますが、それも、1章だけです。

『銃・病原菌・鉄』で、ピューリッツァー賞を受賞され、人間の発展史について書かれたわけですが、今回は、文明の崩壊について書かれています。

前回とは、逆のテーマですね。


環境破壊による、文明の崩壊について、取り上げられています。


上巻では、過去の様々な崩壊した文明について、下巻では、現代の崩壊しつつある地域と、崩壊しないための方策について、書かれています。


あまり、方策については、参考にならないというか、当たり前のことが書かれています。

それができるかできないかが、問題なのだということがわかります。


しかし、本書の一番のポイントは、やはり、崩壊していく文明、地域の条件と崩壊しない文明、地域の比較にあると思います。


これが、非常におもしろいですね。

良くここまで調べて、書くことができるなと思います。


『銃・病原菌・鉄』でも、その洞察には、感心しましたが、また、こちらでも、同様に、むずかしい問題を、わかりやすく表現されています。


さらに言うと、こういう本を読むと、やはり知識がつきますね。

イースター島(モアイ像がある島)が、どのように環境破壊、文明崩壊に至ったかなど、ちょっと、話の種にしたくなるようなことも知ることができますから。(モアイ像をどうやって運んだかとかも知ることができますし。)


こういう歴史の本を読むことが、はたしてビジネスに役立つかどうかはわかりませんが、いつもとはちょっと違う視点を持つことができますね。

GEが、21世紀は環境ビジネスの時代だと言っていますが、そういうことの可能性、必要性を感じることができます。


とは言え、ビジネス本ではありませんので、歴史や環境に、興味がある、時間のある方が、読まれると良いと思います。

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)
文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)

2005年12月25日

『リーダーのためのとっておきのスキル』石田 淳 (著), 小阪 裕司 (監修)

マネジメントについて書かれています。

今ままで知っていたことや考えていたことが、つながった気がします。


行動のレパートリーという、チェックリストを使って、行動を管理するということが、本書のポイントだと思います。

言われてみれば、To Doリストなどを自己管理には、使う人が多いので、当たり前のことですし、ある意味、マニュアル的なところもあると思います。

もちろん、ほかにも、参考になる点が書かれていますが、全体として、お金をかけないで、しかも、手早く、従業員のモチベーションを上げつつ、マネジメントができる方法について書かれています。


個人の自己管理と同じような感じで、取り組めるような気がしました。

そういう意味では、自己管理にも使えると思います。


組織のマネジメントと個人の自己管理は、同じではないでしょうが、つながっている部分はあるはずです。

当たり前ですが、個人の行動の集まりが、組織になっていくからです。


なんとなく、そうかなと思っていたことが、わかりやすく書かれていたので、腑に落ちた感じがします。


マネジメントについて、改善したい人や考えたい方に、おすすめします。


リーダーのためのとっておきのスキル<br />
リーダーのためのとっておきのスキル

2005年12月18日

『チャンスは6時の方向にある』成宮 雄三 (著)

『チャンスは6時の方向にある』成宮 雄三 (著)

子供服で有名なナルミヤインターナショナル社長、成宮 雄三氏による、著書です。


経営についてや、ビジネスの考え方について書かれています。


みんなが良いと思っている方向とは、逆の方向、6時の方向に行くと、チャンスがあるということです。

逆張りですね。


これから良いと言われているものに、乗ろうとするのが、波乗り経営などと言われますが、その反対を言われているわけです。

少子化のなか、子供服に進出するわけですから、普通の人なら、反対しますよね。

それを、競合がいないから、お客様の声は欲しいと言っているからと、始めていく、そういう姿勢など、学べることが多かったです。


旬であるかどうかも大切とは思いますが、やはり、優先すべきは、お客様の声や気持ちですね。

既存店の業績が、少し良くないようですが、これから、また、何かを考えてやっていかれるのだろうと思います。

チャンスは6時の方向にある
チャンスは6時の方向にある

2005年12月11日

『大富豪になる人の小さな習慣術』ブライアン・トレーシー (著), 金森 重樹, 大須賀 典子 (翻訳)

ブライアン・トレーシー氏による、習慣術についての著書です。

しかも、大富豪になる人の小さな習慣術です。

はたして、ここに書かれていることを実践して、大富豪になれるかは、わかりません。

しかし、習慣の身につけ方や考え方は、わかりました。

ですから、習慣を身につけたいという方が読むと良いと思います。


そんな習慣の身につけ方以外で気になったことが、1%の改善ということです。

毎日、1%改善すると、3年弱で、1,000%の改善になります。

つまり、10倍の改善になるということです。

1%の改善が、何であり何をするかで、結果は異なるかもしれませんが、小さな改善が、大きな結果になり得るということが、わかります。


1%にこだわらないで、5%となどとすると、200日ぐらいで、10倍ですね。


小さな改善を心がけて、実践していけば、多きな差になるかもしれません。

そんなことを学びましたので、ちょこちょこ、改善していきます。

大富豪になる人の小さな習慣術
大富豪になる人の小さな習慣術

2005年12月 4日

『男前経営論―ピーチ・ジョンの成功哲学』野口 美佳 (著)

男前経営論―ピーチ・ジョンの成功哲学<br />
男前経営論―ピーチ・ジョンの成功哲学

ピーチ・ジョンは、女性用下着の通販などをやっている会社です。

そのピーチ・ジョン社長の野口さんの著書です。


経営論としても、おもしろかったですが、男女の仕事の違い、考え方の違いについても、興味深かったです。


野口社長は、自分自身のことを、男っぽさが5割近くあるのではないかと言われています。

このため、女性の考え方も、男性の考え方もわかるということです。


上司として、部下がついてくる人には、女性的な要素が必要と言われます。

ここからはわたしの考えですが、それは、認めてあげる、ということだと思います。

男性の場合は、結果を重視しているために、プロセスを認めることがなかなかしにくいように思います。

このため、やる気をもって仕事をやるということが、そういう上司の場合は、あまりできません。

とくに、女性は、そういう傾向があるようです。


これからは、女性の活躍も必要になると考えられるので、プロセスを認めつつ、結果を出すように、方向付けていくことが求められるように思います。


ピーチ・ジョンは、ほとんど女性の会社ということですが、そういう気持ちがわかる野口社長の考え方や経営について、わかるので、興味がある方は、読まれてみてはいかがでしょうか。


それにしても、女性なのに、男前って、なかなかいないかもしれませんね。

女性のほうが、男性よりも、今の時代に重要なことがわかっているのかもしれません。


野口美佳さんのブログ

男前経営論―ピーチ・ジョンの成功哲学<br />
男前経営論―ピーチ・ジョンの成功哲学

2005年11月26日

『スティーブ・ジョブズ-偶像復活』ジェフリー・S・ヤング (著)

最近は、iPodの話題がない日がないくらい、iPodが流行っていますね。

それだけ、インパクトのある、商品であり、サービスなのでしょう。


本書は、そのiPodをつくっているアップルコンピュータのCEOであるスティーブ・ジョブズ氏の半生について書かれています。

幼少から2004年までと、長い間について書かれているので、500ページ以上を超えていますが、コンピュータに興味がある方や起業を考えている方には、おもしろく読めるのではないでしょうか。


ジョブズ氏が、アップルを退社し、NeXTをつくり、ピクサーを買収したあたりが、おもしろかったですね。

今まで、成功の道を歩んできた人が、失敗の淵まで来て、そこからどうやって這い上がってきたのかがわかり、読み応えがありました。


彼の性格について、かなり批判的に書かれていたりしますが、それこそが、原動力でもあったのかもしれません。


これから、さらに、彼とアップルコンピュータが、おもしろい世界を作ってくれそうな気がする今日この頃だけに、これまでを知っておくのは、楽しさを増すためには、有意義なような気がします。

ということで、いわゆるカリスマ的な経営者や成功者から学びたいという方に、おすすめします。

スティーブ・ジョブズ-偶像復活
スティーブ・ジョブズ-偶像復活

2005年11月19日

『スッキリ!』上大岡 トメ (著)

ビジネス書書評ブログリングへの登録が、少しずつですが増えてきて、うれしいですね。

ビジネス書の書評をしているブログをお持ちの方は、以下より、登録をお願いします。(はてなのアカウントが必要です。)

ビジネス書書評ブログリング


『キッパリ!』が、売れたので、ということかどうかはわかりませんが、上大岡さんの第2弾『スッキリ!』です。


『キッパリ!』もおもしろかったですが、『スッキリ!』もおもしろいです。

マンガと文章という形で、余分なものをそぎ落とすということがテーマです。


一つ紹介すると、

  昔からの言い伝え、格言を知る

というのがあります。


ほんと、格言と言うか、昔の人は、うまいことを言うなと思います。

人の振り見て、我が振りなおせとか。


親や学校の先生の言葉なども、良いこと言っていますよね。

明日の準備は、夜のうちにしろ、とか。
予習、復習は、ちゃんとしろ、とか。

そのときは、何とも思わなかったですが、今となると、なるほどと思います。


でも、それが、できているかどうかは、怪しいですが、それでも、先達の教えを聞こうと思うだけでも、違いますよね。


スッキリ!
スッキリ!

キッパリ!
キッパリ!

2005年11月13日

『野村ノート』野村 克也 (著)

野村克也監督による、野球論、指導論です。


かなり論理的です。

スポーツの世界は、根性論や感性論が多いように思いますが、そういう点で異色でした。

このため、野球素人の自分でも、言っていることは、わかると感じました。


また、人間論というか、スポーツにしても、人間教育からと考えているようです。

ということで、野球やスポーツだけでなく、リーダーシップ、リーダーにとって必要なことなども考えることが出来ました。


感覚で、一流になる人の話を聞いてもよくわかりませんが、論理立てて、説明されているので、努力すべき方向性がわかるように思います。


指導者や一流を目指したいという方が、読まれると、発見があるように思います。


わたしの発見は、やはり凡人は、考える、頭を使うということが必要だな、ということです。

理屈がわからなくても、できてしまえば、結果は出てきます。

でも、それは、実力がある人だから、できることでしょう。

実力がない、もしくは、低い人は、理屈を理解して、努力して、ようやく出来るようになるのだなと思いました。


野村ノート
野村ノート

2005年11月 8日

『「話し方」の心理学―必ず相手を聞く気にさせるテクニック』

話し方や聞き方について書いてあります。

40年前に出版されたということですが、古さは、感じませんでした。


コミュニケーションの本質は、変わっていないということなのでしょう。

話し方、というタイトルになっていますが、聞き方についても書かれています。

要するに、話して聞くことがコミュニケーションですから、どちらか一方だけだと、片手落ちになってしまうと言うことでしょう。


メルマガでも紹介しましたが、購入してくれている人が多いです。

話し方、聞き方に興味がある方が、多いというのがわかりました。


最近、感じることですが、わたしは、人の話を聞かない人が苦手ですね。

そういう人と話していると、話す気がなくなります。

なるべく距離を置きたい気持ちになりますね。


実際聞いているかどうかはわからないわけですが、
とりあえず、そういうこともあるよね、と受け止めるような人でないと、話しても無駄なような気がしてしまいます。


そういう自分にならないように、気をつけたいです。


心理学と書いてあるように、心理についても書かれていますが、テクニックのようなことも書いてあります。


人に話しを聞いて欲しい、人と理解を深めたいという方は、読まれると、いろいろと気づきが得られると思います。


本
「話し方」の心理学

2005年10月28日

中高年の本離れ進む

読売新聞の調査によると、
世代が高いほど、本を読まない傾向があるということです。


時間がない、健康上の理由などが、多いようです。


たしかに、年を取ると、小さい文字を読むのが、苦痛に感じるようですから、そういう傾向があるのかもしれません。

仕事も、重要なポジションにあって、時間の余裕がないのかもしれませんね。


ということは、やはり若いうちから、本を読んでおくと、良いということでしょう。


年を取ってから、では、人生の時間的にも遅いかもしれませんし。

そうそう、昨日から、読書週間ということです。


ということでもないですが、これまで、メルマガで紹介したビジネス書からのおすすめです。

これまで紹介した本の中から、厳選


秋の夜長に、本を読んで、心豊かになるのも良いですよね。

2005年10月23日

『これだけ差がつく!「感じる人」「感じない人」―ホリプロ社長が教えるチャーミングな組織のつくり方』堀 義貴 (著)

ホリプロ社長の堀 義貴氏による、経営や仕事についての本です。


感じることの大切さについて書かれています。


よく感性が大切だなどと言います。

たしかに、そうだと思うのですが、いったいどうやって磨くと良いのかイマイチよくわかりません。


堀氏は、そういうヒントは足元にあると言われています。

堀氏は、よく散歩をするそうです。

商店街などを散歩することで、変化を感じたり、新しいこと・ものを見つけたりするということです。


たしかに、そうやって、変化を感じることで、今までと違っているものを見つける能力を磨くことができるように思います。


感性は、人それぞれ違うわけですが、その鋭さというか、センスを持っている人をうらやましいと思うこともあります。

ただ、うらやましがっていても、仕方がないので、自分のセンスを磨きたいですね。


ということで、たまには、商店街や自分があまり行かないところなどに、行って見ることにしますか。


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これだけ差がつく!「感じる人」「感じない人」―ホリプロ社長が教えるチャーミングな組織のつくり方
堀 義貴 (著)

2005年10月16日

『日本で一番の情熱会社をつくる』近藤 太香巳 (著)

東証一部に、創業社長として史上最年少で上場したネクシィーズ社長、近藤氏の著書です。


参考になったことがいろいろありましたが、一つだけ書きます。


■落ち込む時間を短くする。


近藤氏も落ち込むことがあるそうです。

しかし、落ち込む時間を短くすることが大切と言われています。


たしかに、嫌なことがあったり、失敗などすると、誰でも落ち込みますね。

責任感のある人であれば、なおさらそうかもしれません。

しかし、落ち込んでいる時間が短ければ、その分、考えたり動いたりできるわけです。

それに、人生の時間のトータルで考えたら、そのほうが、落ち込んでない時間も増えるわけですし。


どうやって、落ち込む時間を短くするかは、人それぞれような気がしますが、落ち込んでいることを、まず、認識することが大切なように思います。

気がつかない、わざとカラ元気を出すなどすると、余計に長引くような気がします。

認識したら、そこから、視点を移動すると良いですね。


落ち込んでいる。でも、前を向いてみよう。とか。
落ち込んでいる。もっと、落ち込んで見たら、前向きにやろう。とか。
落ち込んでいる。別の楽しいことをやってみよう。とか。


とくに、可能性に目を向けられると良いのでしょう。

わたしの場合は、ここが最低だなどと開き直って、可能性に目を向けると、やる気になりますね。

いずれにしても、落ち込む時間を短くするには、自分はどうすると復活できるか、と考えるところから、ですね。

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日本で一番の情熱会社をつくる

2005年10月15日

このブログが、日経新聞に載りました(!?)

今日(2005年10月15日)、日本経済新聞朝刊の3面に、このブログが載りました。

と言っても、かんき出版の『リッツカールトンが大切にする サービスを超える瞬間』の広告内の読者の書評としてです。




(2005年10月15日朝刊3面)(クリックすると拡大します。)


思っていたより大きいです。

まさか、ブログから、新聞広告の読者の感想に載るとは、全く思ってなかったので、驚きです。

書評を書いている身としては、何か評価されたようで、非常にうれしいですね。


ちなみに、その書評は、こちら
『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』高野 登(著)


『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』では、“ホスピタリティ”ということを、考えさせられました。

ほかにも、企業のあり方などについても、教えられた気がします。

何かしら、発見があると思うので、一読をおすすめします。


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リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間

ブログの書評が、広告の読者の感想に載るような時代なんですね。

メルマガのほうの書評も、どこかに載ったりしたら嬉しいですね。

2005年10月 8日

『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』西林 克彦 (著)

わかったつもり。

昔、「知ってるつもり」というテレビ番組がありましたが、あの番組を見て思っていたことは、表面的なことしか知らないな、ということです。

と同じように、わかったつもりは、こわいですね。


自分では、わかっていると思っているわけですから。

それ以上、知りたい、知ろうとはしないわけです。


本書は、文章をよりよく読むために、どうしたらよいか、ということについて書かれています。

文章を読んだり、本を読んだりする人は、読んだほうが良いでしょうね。

とくに速読などする人は、読むと考えさせられることでしょう。


わかったつもりを崩すには、「自分は、わかっていないかも」と思うことでしょう。

そういう“無知の知”を持つことの大切さを再認識させてくれた良書です。

さらに、本書を読んで考えたことは、本書とは離れますが、“できる”とは、どういうことかということです。

というのは、わかっているから、できるとは限らないからです。

また、わかっていなくても、できることはありますしね。

例えば、なぜ自転車に乗れるのか、物理的、身体的に説明することは、わたしにはできませんが、自転車に乗れますし。


「できること」 と 「わかること」 は、イコールではないということです。


だとしたら、“できる”とは、どういうことなのか、そんなことを考えさせられた、一冊です。


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わかったつもり 読解力がつかない本当の原因

2005年10月 1日

『明日は誰のものか イノベーションの最終解』クレイトン・M・クリステンセン (著)

ハーバード・ビジネススクールのクリステンセン教授の最新作です。

『イノベーションのジレンマ』、『イノベーションへの解』に続き、イノベーションについての三作目です。

500ページを超える大作です。

まずは、前二作を読んでおいたほうが良いでしょう。


イノベーションの理論を使って、明日の市場を支配するものは誰か、どの企業が勝ち残るのか、ということについて、分析されています。

まず、理論的な枠組みの説明をアメリカの通信業で行い、さらに、教育、航空、半導体、ヘルスケアといったことに、分析をされています。

果たして、理論による分析が、適切なものになっているかは、実際に読んでみてください。


前二作は、企業の内からの視点、つまり、イノベーションを起こす側からの視点から、イノベーションを起こすにはどうしたらよいのか、ということについて書かれていました。

今作では、企業の外側からの視点で、業界がどのように変化するのかを予見しようという試みです。


イノベーションの理論について、知りたい方が読まれるとよいと思います。

ただ、事例がアメリカであることと、あまりに厚い本であるので、その点が、ネックになる方もいるかもしれませんね。


理論自体は、簡単なことを言っているのですが、その点をきちんと把握して読んでいくと、最後まで読み通せるように思います。

理論だけでも知っておくと、イノベーションが業界にどんな変化を起こすのかについて、理解が深まるでしょう。

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『明日は誰のものか イノベーションの最終解』

2005年9月23日

ジャック・ウェルチ『ウィニング 勝利の経営』

ジャック・ウェルチ氏による、経営やビジネスについての著書です。

さすが、20世紀最高の経営者などと呼ばれることのある、内容だなと思いました。

シックス・シグマについての記述があるのですが、非常にわかりやすかったです。

あれ以上、わかりやすくしかも、的をついているのは、なかなかないのではないでしょうか。


本書は、いろいろな方からの質問から、書く気持ちになっていったというだけあって、ビジネスパーソンや経営者が、疑問に思うことに答えているように思います。


経営者の方やビジネスパーソンの方が読まれると良いと思います。(とくに、経営者の方。)


ところで、共著者に、スージー・ウェルチさんは、奥さんだそうです。

読む前は、どこか、コメント等書いているのかなと思っていました。

もしくは、1章分ぐらい何か書いているのかなとか。


そうではなくて、ウェルチ氏に質問し、考えをまとめるための手伝いをされたようです。

そういう意味での共著者ということのようです。

このスージーさんですが、「ハーバード・ビジネス・レビュー」の元編集長さんということで、そういう方と、質問しながら、書かれた本ということで、なんか妙に納得です。


ということで、この本は、質問から始まっているというのが、特長だなと思います。

その質問に答えたいという気持ちから、書かれているということです。


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ウィニング 勝利の経営


メルマガでの紹介:
『ウィニング 勝利の経営』ジャック・ウェルチ (著), スージー・ウェルチ (著), 斎藤 聖美

2005年9月20日

『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』高野 登(著)

リッツ・カールトンに宿泊したことも行ったこともないですが、本書を読んで、一度行ってみたいと思いました。

本書は、ザ・リッツカールトン・ホテルカンパニー日本支社長の高野氏が書かれています。

リッツカールトン・ミスティークなど、について書かれています。


このようなミスティークもすごいことではありますが、
個人的に、興味というか、感心したことは、
システムというか運営法というのでしょうか、そういうことです。

そこにいる人々が素晴らしいというのもわかりますが、そういった個人がチームとして、サービスを提供しているということが、非常に印象に残りました。

リッツ・カールトンでの採用には、人格を重要視しているということですが、その意味がよくわりました。


様々な企業が、サービスについて、リッツに学ぶということも、うなずけました。


●この書評が、かんき出版の広告の読者の感想として、掲載されました。
 このブログが、日経新聞に載りました(!?)


○メルマガでの紹介↓
『リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間』高野 登(著)


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リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間

2005年9月17日

マインドマップ・ノート術

昨日のメルマガでもご紹介しました。

『記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術』ウィリアム・リード (著)

本書では、マインドマップのやり方が、わかりやすく書かれていますね。


わたしが、マインドマップを知ったのは、かなり前です。

ですから、やり方や書き方は、それなりに知っています。


ただ、もっと深くわかりやすく書かれています。


以前やったときは、
あまり、うまくできなかったので、挫折しました。

時間もかかるので、今は、普通に箇条書きなどで書いています。

その後は、矢印などを使ってわかりやすくするようになりましたね。


マインドマップは、合う合わないがあるのかもしれません。


色をつけたりして、わかりやすくするとか、図やイメージを書くというのは、良いなと思います。

ただ、3色ボールペンで書こうなどというのでさえ、わたしはできませんから、無理かもと思います。


好きになる人は、かなり好きになるようですから、とりあえず、やってみて、自分に合う合わないを知ってみると良いと思います。


それから、良いと思うところを、取り入れれば、良いですよね。


マインドマップでビジネス書評&セミナー評・脱サラ税理士smoothの戦術&戦略のタネ

↑こうやって、ビジネス書評というか、インプット-アウトプットの方法として、取り入れている方もいるので、参考にされてみては。


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記憶力・発想力が驚くほど高まるマインドマップ・ノート術

2005年9月 9日

『ドン・キホーテ 闘魂経営』安田隆夫(著), 月泉 博(編集)

なんと言うか、社長の安田氏の人柄というか考え方が、伝わってきました。

ドン・キホーテは、安田氏だからできたことなんだというのが、よくわかります。

読後、ドン・キホーテに思わず行ってしまいました。

パワーを感じたからなのか、本に書いてあることは、実際どうなのかしりたかったからか、よくわかりませんが、行きたくなります。


業界の常識は、関係ないということが、わかります。

お客様がいるかどうか、楽しんでもらえるか、お客様の気持ちになれるか、そういうことが重要ですね。


常識を疑うということが、どういうことなのか知りたい方や、安田氏のパワーを感じたい方が読まれると良いと思います。

ドン・キホーテ 闘魂経営
ドン・キホーテ 闘魂経営


メルマガでの紹介は、こちら ↓
『ドン・キホーテ 闘魂経営』安田隆夫(著), 月泉 博(編集)

2005年8月31日

『チャンス―成功者がくれた運命の鍵』犬飼ターボ(著)

メルマガでも紹介しましたが、良い本なので、紹介します。

メルマガでの紹介は、こちら ↓

『チャンス―成功者がくれた運命の鍵』犬飼ターボ(著)


ストーリーとしては、起業家が成功していくという話なので、起業したいという方が読まれると良いですね。

(逆に、ビジネスをやりたいという方でないと、それほど、得るところがないかもしれませんが。)


「成長こそが成功の鍵なのだ。」(p.242)

主人公が、成功した後に言うセリフです。


成功は、いろいろと定義ができると思うので、人それぞれです。

しかし、成長は、今までできなかったことができるようになるということでしょう。

ですから、成長の結果として、成功があるということを言っているのだと思います。


自分のことを振り返ってみるとわかると思うのですが、何かができるようになってきて、そのあとに、いろいろと得られたりします。

何の努力もなしに、いきなり良い結果がでることもあるでしょうが、それこそ、運ですね。

運頼みでないとしたら、やはり、成長したことによって、結果が出て来ると考えるのが、自然です。


というわけで、成功の鍵は、成長が握っているということです。

チャンス―成功者がくれた運命の鍵
チャンス―成功者がくれた運命の鍵

2005年8月 1日

『ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する』

ブルー・オーシャンとは、競争のない市場の比喩です。

逆に、競争がある市場は、レッド・オーシャンと、本書では言われています。


競争のない市場を作り出す。
そのために何をすべきか、ということについて書かれています。


内容については、読んでもらうとして、わたしが得た気づきを書きます。


■枠組みで考える

戦略策定の方法などが書かれています。

その際に、4つのアクションについて、マトリックスで考えることを言われています。

マトリックスという枠組みを用いて考えることで、戦略を考えやすいです。

枠組みで考えるメリットは、見方が決めてあるので、その視点だけ考えればよく、また、わかりやすいです。

よくあるのは、SWOT分析などありますね。

逆に、デメリットもあるわけで、その範囲外のことは、見ない、考えないということになります。

この点は、注意が必要だと思いましたが、まずは、枠組みのなかで、見てみてから、再度視点を変えてみるなどすれば、防げることでしょう。

■バリューとは

よく、顧客に付加価値を提供しなくてはならない、と言われます。

しかし、付加価値とは、なんでしょうか?

わかりにくいです。

価値があると決めるのは、顧客です。

だとしたら、購入してもらい、顧客が価値があると認めたとわかるまで、価値があるかないかは、わからないことになってしまいます。

それでは、商品、サービスを考える際に、顧客に聞かなくては、ということで終わってしまいます。

顧客に聞けばわかるというのであれば良いですが、顧客が自分のニーズを知っているとは、限りません。

価値とは、効用であると考えるとわかりやいですね。


お金を払って、商品なりサービスを得ることで、こういうことが得られます。


これが、効用ですね。

そして、この効用が価値ありますよね、と伝える、伝わるかが、重要ですね。

ですから、この効用を考えて、伝えることが、戦略立案のポイントということになるでしょう。

こんな気づきを得ることができました。

事例などともに、原則や戦略の実行方法などが書かれています。

刺激的な本だと思うので、とくに、『ビジョナリーカンパニー』や『イノベーションのジレンマ』などを読まれた方は、一読をおすすめします。


『ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する』
 ↑ メルマガでの紹介は

ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する
ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する

2005年7月10日

BOOK BATONが回ってきたので。

人は感情の生き物だ!のhirocさんから、BOOK BATONが回ってきたので、書いてみます。

●持っている本の冊数

 数えてないのでわからないですが、1000冊ぐらい。

●今読みかけの本 or 読もうと思っている本

 『鈴木敏文 考える原則』

●最後に買った本(既読、未読問わず)

 『脱カリスマ時代のリーダー論』

●特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)

 『ブルー・オーシャン戦略』

 『7つの習慣』

 『ビジョナリーカンパニー2』

 ドラッカー氏の書籍


●次にまわす人(5人まで)

 ReadMasterの軌跡 のhirohiroさん

 脱サラ税理士の考える、これからのビジネス のsmoothさん

 教えて会計 (30代のニタが送る経理の島  のニタさん

  まわす人は、こんなところで。

  全然、無視してくれて結構です。(笑)


  ぜひ、回してよ、という人がいれば、コメントしてくださいませ。

2005年7月 5日

『経営者になる 経営者を育てる』菅野 寛 (著)

最近、復習が大切だなと思っています。

というのは、学んだことや読んだ本の内容などを忘れていることがあるからです。

というわけで、以前読んだ本を再度紹介していくと、
記憶の再起になってよいかと思うので、機会を見て、書いていきたいです。

 『経営者になる 経営者を育てる』菅野 寛 (著)

今回は、こちらの本です。


経営者になるために必要なことが書かれています。

メルマガにも書きましたが、とくに、
(メルマガでの紹介は → 『経営者になる 経営者を育てる』)


  習得のプロセスを構築し、習慣化する。


ということが印象に残りました。


何かを習得する際は、繰り返しできるようにすることと、習得状況を書き留めることの大切さがわかりました。


ということから学んで、このように、復習する場を作ってみました。

まずは習得のプロセスを作ってみたので、次は、習慣化できるようにしたいですね。

経営者になる 経営者を育てる
経営者になる 経営者を育てる

2005年5月27日

『3分間日記―成功と幸せを呼ぶ小さな習慣』今村 暁 (著)

メルマガで書いたように、日記を書きたいなと思い、本書を読んでみました。
(メルマガでの紹介は → 『3分間日記―成功と幸せを呼ぶ小さな習慣』今村 暁 (著)


というわけで、2週間ほど、この本に書かれているように、日記をつけています。

この日記を書くようになって、気持ちが落ち着くような感じがします。

頭と言うか、感情が整理されて、落ち着くという感じでしょうか。


朝と夜に、手帳に書くようにしているのですが、
それほど時間もかけていないのに、なかなかの効果を感じています。


そういう意味では、少しだけ幸せになっているということですかね。

まだ、成功は実感できていませんが、続けていって、また、工夫していくことで、変化が出てくるかもしれません。


日記をつけてみようかな、という人は、読まれてみると良いと思います。


3分間日記―成功と幸せを呼ぶ小さな習慣
3分間日記―成功と幸せを呼ぶ小さな習慣

2005年5月 5日

スモール・ワールド・ネットワーク

●6次の隔たり。

みなさんも、6人の人を介すると、世界中の誰にでも、つながることができるというのを聞いたことがあると思います。

例えば、わたしが、誰かすごい有名人(ハリウッドスターとか、大統領とか)に会いたいとしたら、誰かに紹介を頼むと、その人に会えるかもしれないということです。

ほんとかな、とも思うし、本当だったらすごいな、とも思いますよね。


ブログは、そういう意味で、いろいろとつながることができるツールだと思います。

もちろん、ブログをやっている人としかつながらないことが多いですが、システム的に、ネットワークになり得るところがすごいですよね。

さらに、そのブロガーが、リアルの世界で知っている人とつながれることも考えると、まさに、スモールワールドネットワーク的だなと思います。


また、ソーシャルネットワークは、友だちの友だちは皆友だち、というのが、ソーシャルネットワークの一つの考え方かもななどと思いつつ、あまり利用していません。

もう少し活用したい気もしますが、ブログで精一杯という感じですね。


何はともあれ、
ブログやSNSによってできる、スモールワールドを活用すると、どうなるのかというのは、興味深いことです。


スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法
スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法

2005年5月 4日

『第8の習慣』スティーブン・R・コヴィー (著)

『第8の習慣』


『7つの習慣』の続編ですね。

ということで、読んでみました。

メルマガでの紹介は、こちら → 『第8の習慣』


●偉大さとリーダーシップについて書かれています。

両方とも大切なことだと思うのですが、
偉大さについて、最近、思うことがあります。


本書では、ガンジーやマザー・テレサ、グラミン銀行のムハマド・ユヌス氏などの話が出てきます。

こういう世界的に偉大な人から学ぶというのは大切です。

しかし、偉大であるというのは、何もいわゆる”偉人”と言われる人ばかりではないような気がしています。


普通の人々であっても、社会的正義というか社会的善を行なおうとする人たちは、”偉大”なのではないか、ということです。


例えば、災害における救助隊や、小さいところでは、人に親切にするということもそうでしょう。


要するに、他人に貢献しようという人は、偉大なのではないか、ということですね。


そんなことを考えさせられた一冊です。


第8の習慣 「効果」から「偉大」へ
第8の習慣 「効果」から「偉大」へ


7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった!

2005年4月25日

永守 重信 (著)『「人を動かす人」になれ!―すぐやる、必ずやる、出来るまでやる』

メルマガの方(『「人を動かす人」になれ!―すぐやる、必ずやる、出来るまでやる』永守 重信 (著))でも紹介しましたが、いろいろと考えさせられるところが多かったので、こちらでも紹介します。

人を動かすというと、命令などで動かすということをイメージしてしまい、少し、傲慢な気がしますが、本書を読んで、人に動いてもらうには、どうしたら良いかということを考えさせられました。


最近、”ロゴス”、”エトス”、”パトス”という言葉が、気になっています。

 ロゴス = 論理
 パトス = 感情
 エトス = 信頼

いろいろな言い方や解釈はあるでしょうが、こんな感じだと思います。

この3つがあると、人は動いてくれると、言われています。


ということで、本書の著者である永守氏も、これら3つを大切にしているのだと思いました。


とくに、感情の部分を大切に考えているように感じられました。

「感性豊かな人材でなければ、リーダーシップを発揮することができない」(p.20~21)

と言われています。

そして、


「相手を感動させたり感激させたりするには、まず自分がそれをたくさん経験しておく必要がある。」(p.21)

ということで、部下に、たまには文化に触れろ、と言われているということです。


他にも、以前は部下を家に呼んで、食事をするなどのコミュニケーションを通して、感情を大切にしていたとのことです。

こうやって感情を大切にすることを基にして、結果や実績を出すことを通して、信頼を得ているのだと思いました。


そして、感情をどうやってなぜ大切にするかという、論理、理屈がきちんとある。


つまり、ロゴス、エトス、パトスがあるわけですね。


ほかにも、参考になることが多々ありました。

リーダー、管理職などにある人は、何かしら気づきが得られると思うので、おすすめします。


「人を動かす人」になれ!―すぐやる、必ずやる、出来るまでやる
「人を動かす人」になれ!―すぐやる、必ずやる、出来るまでやる

2005年4月24日

『実践的ゲリラマーケティング』

『実践的ゲリラマーケティング』が、Amazonで、買えますね。

今まで、版元が増刷していなかったからか、
購入できなかったのですが、24時間以内に発送になっています。
(2005年4月24日13:15現在)

広告などについて、勉強したい方は、読まれるとよいと思います。

実践的ゲリラマーケティング―小企業のための成功する広告戦術
実践的ゲリラマーケティング―小企業のための成功する広告戦術

2005年4月 5日

村上 龍 (著)『半島を出よ』

村上 龍 (著)『半島を出よ』

読み終えました。
(ストーリーなどは、書きたくないので、読後感だけ書きます。)

村上龍が好きな人、小説が好きな人は、必読です。

好きじゃない人は、わかりません。


いずれにしても、読んでよかったです。

読んでいる間、早く続きが読みたいような、読み終えたくないような
そんな感じでした。

久しぶりに、おもしろい小説を読んだ!
という気持ちになりました。

村上龍さん好きは、ぜひ読んでみてください。


半島を出よ (上)
半島を出よ (上)

半島を出よ (下)
半島を出よ (下)


村上龍さんの新作 『半島を出よ』

2005年3月18日

村上龍さんの新作 『半島を出よ』

『半島を出よ』 村上龍著


村上龍さんの新作が25日発売されるようですね。

かなり長い話のようです。


早く読みたいですね。

楽しみですが、ほかのことをやる時間を少なくするか、
睡眠時間を減らすかしかないですね。


読み終えたら、書評も書こうかと思っていますが、
おもしろかったら、きっと書きます。

感想はこちら → 村上 龍 (著)『半島を出よ』

2005年3月13日

熊谷氏の新刊が出るらしい。

4月に、GMOの熊谷社長の新刊が出るそうです。

20代向けの本ということですが、
『一冊の手帳で夢は必ずかなう』が、とても参考になったので、
また、購入して読んでみたいと思います。

いまから楽しみです。

2005年2月16日

『プロ論。』

『プロ論。』


メルマガのほうでも、先週紹介しましたが、おもしろかったので、
こちらでもご紹介します。

一流のプロの方の話がまとめられています。


みなさん、いろいろ言われています。

全く逆のことを言われている方もいたような気がします。

●好きなことをやる

好きなことを見つけて、好きなことをやると良いと言われている方が、
多かったのが印象的でした。


●自身の源泉は、読書量

あと、元マイクロソフト株式会社の代表取締役だった成毛 眞氏が、
自信の源は、読書量だと言われているのが、興味深かったです。

職歴でも、学歴でもなく、今まで読んできた読書量が、自信につながって
いくということです。


たしかに、そういう面はありますね。

たくさんの本を読んでいるから、それが、情報量の差になって、
出てくるような気がします。

わたしの場合は、まだまだですので、今のインプット-アウトプットを続けることが必要だとは思いますが。


全体を通して、いろいろと刺激を受けることができるので、
やる気になりたい方におすすめします!

『プロ論。』


メルマガでの紹介:『プロ論。』

2005年2月 8日

『だから部下は言われたことをやらない』

『だから部下は言われたことをやらない』


メルマガの方でも紹介しましたが、おもしろい本なので、こちらでも、紹介します。

●部下に、どうやって仕事をしてもらうか

部下に、どうやって仕事をしてもらうかということがテーマですが、部下だけでなく、人を動かすには、どうしたら良いかということのヒントにもなりそうな内容です。

その方法論は、モチベーションを上げるのではなく、仕事をしない理由をなくすという、やり方です。


やる気を出してもらう方法を取るのではなく、やらない理由になる障害を取り除くことを、目指すと言うことですね。

●他人に動いてもらう

これは、他人に動いてもらうということですが、
”自分”に引き付けて考えると、例えば、試験前などで勉強しなくてはならないが、他のことをしたくなるということがあるとします。

そういう時は、勉強しかできない環境を作ろうと、図書館などに行ったりしますよね。

考え方としては、そういうことです。(あまり良い例ではないかもしれませんが。)


そういう状況、環境をつくることが、上司・マネージャーの仕事であるということです。


●仕事をしない理由

仕事をしない理由は、本書によれば、16あるそうで、この16の障害を取り除ければよいと言うことですので、似たようなテーマの本よりも理解しやすいように思います。


さらに言えば、本書は、仕事上の話ではありますが、プライベートな関係でも、応用さえできれば、利用できる点もあるように思います。


”世界を変えたいと思うなら、まず、自分から変わらなければならない”と言いますが、”部下を変えたいと思うなら、まず、自分から変わらなければならない”と言ったところでしょうか。

本書のやり方を、身につけると、人との関係もスムーズになるかもしれませんね。


『だから部下は言われたことをやらない』

2005年1月22日

『きっと、よくなる!』 本田 健(著)

『きっと、よくなる!』

メルマガの方(『きっと、よくなる!』)でも、ご紹介しましたが、いろいろな人に薦めているので、こちらのブログでも紹介したいと思います。

こちらから、無料の小冊子のPDFが、ダウンロードできます。


●なぜ、お薦めか?

書かれている内容は、小冊子などを見ていただくとして、
なぜ、薦めているのかということを書きたいと思います。


一言で言ってしまうと、いろいろと考えさせられるからと言うことです。


たとえば、「お金の問題にすりかえない」ということが書かれています。


何かを始める際には、いろいろとお金がかかるものですが、
お金がないからということで、あきらめてしまいがちです。

しかし、

「お金がないのが問題なのではなく、その問題をクリアしようとする熱意、クリエイティビティーがないのが本当の問題なのです。」(p.155)


本当にやりたいのであれば、それに必要なお金を稼ぐなり、なんとかして工面するなりするということでしょう。

お金がないから、できない、と安易に諦めたくないなと思います。


●自分の考えが明確になる

こんな風に、考えさせられることが、いろいろと書かれています。

もちろん、自分はそうは思わないなということもあるかもしれませんが、そういう自分の考えや気持ちもわかるということは、意味あることのように思います。

自分の考えが明確になれば、やりたいことも明確になりますから。

ということで、おすすめしています。

『きっと、よくなる!』

2004年10月21日

祝!「フィナンシャルジャパン」創刊

木村さんの「フィナンシャルジャパン」が本日創刊されました。

日経新聞の広告が、格好良かったですね。


早速書店で、購入しました。

ちょうど、50才過ぎぐらいの社長さんなのでしょうか、
FJと木村さんの本を購入されていてました。


この号のテーマは、”変革”ということのようです。

(まだ全部は読み終えていませんが、)
個人的には、「28社のトップに聞く「変革」の本質とは何か」が興味深かったです。

よくこれだけのアンケートをされたなというのが、第一印象です。
日本の一流企業の取締役の方々などが、アンケートに答えられています。

実は、創刊準備号を読んでいて、ターゲットとしている読者層と自分は違うかなと思っていました。(富裕層の方をターゲットにされているように感じました。)

しかし、実際に読んでみると、興味深い記事が多かったです。

『普通の人がこうして億万長者になった』などの著者の本田健さんも連載記事を書かれています。

ちょっと、年間購読してみようかと思いました。

2004年9月20日

歴史に学ぶということで

以前にも書きましたが、歴史に学ぶということで、最近『ローマ人の物語』を読んでいます。

文庫本の方で読んでいるので、移動時間などで、読んでます。

おもしろいですね。

今の日本と重なる(?)ところがあるような気がして、とても興味深く読めます。

改革のむずかしさや盛者必衰ということについて、考えさせられます。


秋の夜長(と言ってもまだ暑い日もありますが)に、おすすめです。


『ローマ人の物語』

2004年9月19日

できるビジネスマン?

ムック本というのでしょうか。

うすいA4版の本がいろいろ出てます。

簡単に読めて、図解などがあるので、結構好きです。

で、この前、こんな本を見つけました。


『図解 ビジネス理論30分速習ノート―できるビジネスマンに変わる!コトラー、ドラッカーから最新ビジネス手法まで』


これ、おすすめです。

とくに、これからいろいろ勉強したい人に。

ビジネス理論が、ほとんど網羅されています。
(セールスと財務については、取り上げられていません。
 ウェブマーケティングも少し弱いかな。)

これで、全体を把握して、自分に必要なところは、深く勉強すると良いですね。

ビジネス理論はいろいろあって、俯瞰できる本が欲しかったので、これは良いですね。

もちろんあくまで、入門書ですが。

2004年9月15日

蔵書管理

新しいメルマガでは、本を一日一冊紹介することにしています。

「知識をチカラに!」

ですから、毎月20冊ほど、本を読むことになると思います。
(昔読んだ本からも紹介するので、だいたいですが。)

以前から、本を管理する方法で、何か良い方法がないかと思っていたのですが、いつも挫折しています。

今度は、真剣にやってみようかと思っています。

Excelファイルでデータ(書名、購入日など)を管理するだけですが。

みなさん、本の管理とかって、どうやってるのでしょうか。
何か良い方法などありましたら、教えて下さい。

2004年9月11日

「月刊!木村剛」の第2号

「月刊!木村剛」の第2号が、9月15日に発売されるそうです。

タイトルは、「インターネットはマスコミに勝てるか?」のようです。


「週刊!小松原営業部長」[コマログ]さんのエントリーによりますと、

「月刊!木村剛 vol.2」では、ポジティブ・コミュニケーションの手段としてのブログの役割と魅力をお伝えしたいと思います。

ということですので、ブログをやっていない方にも、ブログの魅力がわかってもらえると良いなと思います。

2004年9月10日

『堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方』

『堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方』を読みました。

『稼ぐが勝ち』が、おもしろかったので、読んでみました。


『稼ぐが勝ち』は、起業についてあまり細かいことが書いていなかったので、こちらに書いていたのですね。

目次としては、こんな感じになっています。

第1章 会社をつくる
第2章 会社を育てる
第3章 会社を上場させる
第4章 みんなで幸せになる

livedoorの今までがわかるようになっています。


『稼ぐが勝ち』にも書いていますが、本当にシンプルに考えて行動しているのだというのが、わかりますね。

日々の仕事がどんな感じなのか実際に見てみたい気がします。

ちょっと、『100億稼ぐ仕事術』も読もうかなと思いましたが、今じゃなくて、創業当時を知りたいような気がしました。


個人的には、起業について書かれているので、いろいろ参考になりますが、資金調達についてがとくに参考になりました。

『稼ぐが勝ち』とあわせて読むと、堀江さんがどんな考えで、行動しているかよくわかります。

『堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方』

はてな:堀江貴文

2004年9月 3日

堀江貴文『稼ぐが勝ち』

ライブドア社長の堀江さんの著書です。

何か参考になることがあるかもと思い、読んでみました。


シンプルに考えるということを大切にされているようです。

「「企業経営に一番大切なものはなんですか」とたずねられると、いつも僕はこう答えています。「ものごとをシンプルに考えること」。」(p.078)


わたしも、最近簡単に考えることが大切なのではないかと思い始めていたので、この点に共感しました。

というよりも、複雑に考えて、実際に実行・実現できるかよくわからないので、シンプルに考えよう、と思い始めたという感じです。


本書を読んで、シンプルに考えて、行動していきたいなと思いました。

『稼ぐが勝ち』

2004年8月22日

『あなたの心の中に棲む豚イヌと上手につき合う方法』

以前の記事(怠け心とどう付き合うか)で紹介した本です。

読み終えたので、感想などを書きます。


●”怠け心”と仲良くやっていく

どうやって、習慣などを身に付けたりするかという本はいろいろあると思います。

そんな中で、この本が他と違う点は、豚イヌ(=怠け心)と仲良くやっていこうというところです。

怠け心を強い意志をもって、克服しようというのではなくて、無理をせずに、豚イヌ(=怠け心)と付き合いましょうということですね。

けっこうどこかで聞いたことがあることや読んだことがあることが書かれていますが、なんと言っても、無理せずやっていくという点が、類書とは異なります。

他には、怠け心にも何らかの理由があるから、ただ否定するのではなく、その意図(怠けたい気持ちの理由)を考えてみるという点が参考になりました。


●ドイツではロングセラー

ドイツではロングセラーだそうで、たしかに他の似たような本と比べると、具体的というか、わかりやすく、自分にも怠け心とうまく付き合えそうな気がしました。

ここら辺が、ロングセラーの理由でしょうか。

この本を読みっぱなしにしないことが、怠け心と付き合うための始めの一歩なように思います。


『あなたの心の中に棲む豚イヌと上手につき合う方法』

2004年8月18日

マーケティングの本

最近、マーケティングについての本を読みたいなと思っています。

おすすめな本などあったら、教えてください。

2004年8月17日

怠け心とどう付き合うか

最近、継続することは、むずかしいと感じています。

やる気を維持することや停滞したときにどうしたら良いのかなど、このブログに書いてきています。

『やる気を生みだす気づきの法則―なぜかうまくいく瞬間が次々とやってくる!』
停滞を感じたら

で、またおもしろそうな本を見つけました。

『あなたの心の中に棲む豚イヌと上手につき合う方法』

まだ、読んでいませんが、怠け心とどうつき合うかということがテーマの本です。

ドイツの方が書かれたもので、ドイツ語圏では、怠け心のことを、豚イヌと呼んでいるようです。


読み終えておもしろかったら、また感想を書きたいと思います。

2004年8月 9日

停滞を感じたら

『ブランド人になれ!』に、『達人のサイエンス』をいう本が紹介されています。

その本によれば、成長の曲線は、成長と停滞を繰り返すような感じになるようです。

仮に停滞を感じたとしても、そこで諦めずに続けることが大切です。

そして、停滞は、次に続く成長への自分や周りにたいする関係の調整の過程だと思うことが必要なようです。

停滞が、成長へのステップであると理解して、継続するその大切さを知りたい方におすすめです。

2004年7月31日

『プロフェッショナルマネージャー』

ユニクロの柳井さんが、「これが私の最高の教科書だ」と仰っていたので、読んでみました。

ノー・サプライズ(びっくりさせるな)とか、数字の大切さ・数字の読み方、などいろいろと経営について参考になります。


 そんな中でも非常に印象に残っていることを2つ書きます。


 「《三行の経営論》
  本を読む時は、初めから終わりへと読む。
  ビジネスの経営はそれとは逆だ。
  終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ。」

 求める結果から逆算して、どうすればそこへ到達できるかを考えるということです。


 「経営者は経営しなくてはならぬ!
  経営者は経営しなくてはならぬ!
  経営者は経営しなくてはならぬ!
  何べん言ったら本当にわかってもらえるのだろう?」

 「”経営(する)”とは何かを成し遂げること、マネージャーである個人なりマネージャーのチームなりが、努力に値することとしてやり始めたことをやり遂げることだ。」

 目標を達成するということです。


 逆算と目標を達成するということ、これが経営の基本ということです。


『プロフェッショナルマネージャー』

ユニクロについてのわたしの記事

2004年7月21日

『マネジメントの正体』

この本は、以前ご紹介した『もう決断力しかない』の著者が、組織マネジメントについて書いたものです。

「本書はマネージャーが直面する、人間行動に関する主要な問題ごとに構成されている。つまり、採用、モチベーション、リーダーシップ、コミュニケーション、チーム作り、衝突処理、職務設計、業績評価、変化への対応である。」

網羅的にしかも簡潔に述べられているので、マネージャーには、組織マネジメントに関して、とても参考になることでしょう。

教科書的に利用することができると思います。

本書に書かれていることが、必ずしも正解ではないかもしれませんが、マネージャーは、他の本を参考にするなり、自分の経験に照らし合わせてみるなりして、この本を活用できるでしょう。

経営者であれば、これらの組織マネジメントのほかに、セールス、マーケティング、会計などを学ぶ必要があるのでしょう。

意識的に学んでいきたいです。

『マネジメントの正体』

2004年7月12日

『ドラッカーに学ぶマーケティング入門』

最近、ドラッカー氏の著作をいくつか紹介していますが、本書はドラッカー氏の著作に関する解説書です。

特長としては、コトラー氏、レビット氏というマーケティング学者と対比させているところです。

コトラー氏、レビット氏の著作は読んだことがありませんが、
ドラッカー氏との比較で、彼らの主張も理解できてしまうということで、かなりお得な内容になっています。

入門となっているとおり、基本がわかるように書かれています。
マーケティングについて考えたい、知りたいという人は、読む価値のある本だと思います。


顧客が、いろんな意味で大切であること
「マーケティングの理想は販売を不用にすることである」(p.177)

以上の2点が、とても印象に残りました。


本書では、マーケット・インの大切さを強調しているように感じましたが、個人的には、マーケット・インとプロダクト・アウトの中間ぐらいにあるものがビジネスにおいては、大切なような気がしています。

顧客の潜在需要を見つけて、顧客満足を目指すという感じでしょうか。
具体例としては、ホンダの新しいミニバン、Edixのように、3席×2列というように、顧客は意識していないが、あったら良いなと思うもの、です。

とは言え、このEdixが、たくさん売れるか、どうかはわかりませんが。

『ドラッカーに学ぶマーケティング入門』

2004年7月 5日

『仕事で本当に大切にしたいこと―自分を大きく伸ばすために』

著者の大竹さんは、アフラック日本社を創設した方です。
「ガン保険」などをやっている会社です。
アヒルの「よ~く考えよう。お金は大事だよ~」のCMで有名ですね。

今では、有名なアフラックですが、当初はいろいろと困難があったようです。
設立前に、多くの方に相談したところ、10人中9人は、否定的な意見だったそうです。

本書は、その大竹さんが、仕事や夢、自分探しについて書かれたものです。

とても素晴らしい本でした。

いろいろな気づきを得ました。付箋をたくさんつけました。考えさせられました。再度読んで、また考えたいと思います。

実は、この文章を書くのに、ものすごく時間がかかっています。

素直な気持ちをそのまま書こうと思うのですが、なかなか書けません。

書きたいことがたくさんあり過ぎるということと、それらをうまく説明する文章を書けないような
気がするからです。

まだ消化しきれていないと言うことなのだと思います。

一つだけ紹介させていただきます。


「今日は人生で最も重要な一日である」

大竹さんは、毎朝、この言葉を三十回自分に言い聞かせてから仕事に入られるそうです。

今日もしくは、今という時が一番重要だというのは、当たり前のことですが、本当に大切にしているかと言われると、自信がありません。

このような意識を持って、毎日を過ごす人と、漫然と生きているのでは、まったく違う人生になることと思います。

『仕事で本当に大切にしたいこと―自分を大きく伸ばすために』


(追記)
この本は、かんき出版さんから出版されています。

『一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法』と良い、この本と良い、最近のかんき出版さんの本は、「良い仕事してますね~」と言いたくなります。

2004年6月28日

『実践する経営者』ピーター・F・ドラッガー

またもや、ドラッカー氏の著作をご紹介します。

「ウォールストリートジャーナル」などに書かれてきたものを精選してまとめられたものです。タイトルからわかるとおり、経営者、起業家に向けて書かれています。

実際に読んでいただきたいので、詳しくは紹介しませんが、本書で、一番印象に残っているのは、「第3章 成長が悪夢を招くとき-5つの処方箋」です。

急成長中の企業がコントロール不能に陥り、経営危機に陥ることがあるということを指摘されています。

そして、コントロール不能に陥らずに、成長するための5つの処方箋を述べています。


1.利益よりもキャッシュフロー
 黒字でも、現金がなくならないようにしなくてならない。

2.2,3年後の財務構造と資金調達先を予定する
 必要な資金を調達できるようにしておく。

3.将来必要となる情報は何か
 会社の外、とくに市場で起こっていることについての情報を手に入れられるようにしておく。

4.技術、製品、市場を集中させる
 エネルギーは、成果が上がるところに集中しなくてはならない。

5.チームとしての経営陣の構築
 経営者の弱みを補えるような経営陣チームをつくる。


まとめるとこんな感じです。

ある意味当たり前のことを言われていますが、これを知っていると知らないとでは、急成長企業にとってみると大きく違ってくると思います。

わたしにとっては、まだまだ、先の話(?)なので、すぐに役立つ知識ではありませんが、「そういうこともあるのだな、覚えておこう」と思った内容でした。

『実践する経営者』

2004年6月19日

『経営の哲学 いま何をなすべきか』

この本は、ドラッカー氏の著書から選りすぐった経営に関する言葉を収録したものです。

ドラッカー氏の著書は毎度のことながら、なるほどと思わせてくれます。

例えば、以下のような文章です。


利益は企業や事業の目的ではなく、条件である。利益は、事業における意思決定の理由や原因や根拠ではなく、妥当性の尺度である。

『経営の哲学 いま何をなすべきか』p.117)

企業の目的は、利益を追求するということではないと言っています。
利益は、企業が存続するための条件だということだと思います。

利益の追求が企業の目的だと多くの人は思いがちだが、そうではないんだよと教えてくれます。

こう言われれば、そうだよなと思いますけど、なかなか自分の言葉として言えるかと言われると自信がありません。
自分がなんとなく考えていたり、感じたりしていることを、言葉にしてくれているところが、ドラッカー氏の本当に卓越したところだと思います。

またこの本は、上田惇生教授が編訳されたものです。
編訳者のあとがきとして、


 (前略)人とともに働くあらゆる方の座右の書となるならば、編者および訳者としてこれに勝る喜びはない。

と仰っていられます。

喜んで座右の書の一つに加えさせていただきます。

『経営の哲学 いま何をなすべきか』

2004年6月 9日

『やる気を生みだす気づきの法則―なぜかうまくいく瞬間が次々とやってくる!』

読み終えた後に、やる気が出てきました。

最近やる気について気になっていたので、読んでみました。

気になっているのは、やる気を持続するということです。
今回のように本を読んだり、刺激を受けるとそのときはやる気になるけど、やる気を持続させるには、どうしたよいかということが、気になっています。

この本では、”気づき”がやる気につながるということが書かれています。

今までとは違う見方ができたときに、やる気が出てくると言うことです。
違う見方というのは、『7つの習慣』でいうところの”パラダイム転換”という感じですね。
フレーム(見方・枠組み)をリフレーム(違う見方)するとも言えるのかな。

とくにビジネスパーソンに、この本はおもしろいと思います。

というのは、ビジネスパーソンの実例(たいがい何か問題があったりする)が出てきて、「あー、こういうのってわかる」というのが感じられると思うからです。

読後感のとても良い本でした。

やる気を維持するという点について、この本から得たことは、「気づき続ける」というのが必要だなということです。

アンテナを張って、素直に気づきを得て行きたいと思いました。

やる気について気になる人に、おすすめです。

この本のエピローグに、”気づき”を共有したら楽しいよ、みたいなことが書いてあるので、最近の気づきを書いておきます。

人を見た目で判断しないつもりになっていたのですが、やはり、見た目では判断しない方が良いですね。話してみてからじゃないとわかりません。

しかも、話してみても、人は変わりますから、これだっと決めることはできませんね。

ほんと、昨日言っていた事とまったく違うことを言う人とかいますから。
クライアントとか。(笑)

『やる気を生みだす気づきの法則―なぜかうまくいく瞬間が次々とやってくる!』

2004年6月 2日

『アタマで話す技術』

論理的に話すための技術を紹介している本です。

思いつきで話すのではなく、頭で考えて相手にわかるように話すための方法が書かれています。

「頭の中には事実・意見・感情がある」や「結論→理由→結論で話す」など、アタマで考えて話せるようになるための、シンプルだが参考になる方法が紹介されています。

薄い本なので短時間で読了できます。

この本に書かれている事を実践できるようになれば、この人の話はわかりやすいと思ってもらえるようになれそうです。
ついつい思いつきで話してしまう人や会議などでどうも話がわかってもらえないと感じている人などにおすすめです。

『アタマで話す技術』

2004年5月28日

『カリスマ体育教師の常勝教育』原田隆史氏

ユニクロのエントリーで書いた、「ガイアの夜明け」で紹介されていた原田 隆史さんという先生の著書です。ユニクロの人材教育などに協力されています。

「上司と部下は、川の対岸に立つもの」と仰っていた方です。

原田隆史さんのHP

どんなことをやっている人なのか詳しく知りたかったので、読んでみました。

原田先生は、大阪の松虫中学の陸上部の顧問として陸上競技の個人種目で13回日本一の選手を輩出した方です。現在は、教師の方の教育や企業の人材育成教育などをされています。

とくにメンタルトレーニング、心の強さを鍛えることを大切に考えていらっしゃいます。

 目標設定で心を使う-Plan
 心をきれいにする態度教育-Check
 やりきりで心は強くなる-Do
 日誌指導で心を整理する-See
 心を広げるチーム作り-Share

目標を設定し、生活態度を改めて、やりきる。評価して共有する。

とくに、書くことの大切さを強調されています。
目標や日誌を書くことで整理され、心が強くなる。
さらに一つのことを継続して行なうことで、心が強くなる。
心が強くなることで、試合などの勝負でここぞというときに、自分の力を出し切ることができる。
このようなことが書かれています。

メンタルを強くしたいと考えている人におすすめです。

書くことや継続して行なうこと、生活態度を良くするなど今後の自分に活かしていきたいと思います。

『カリスマ体育教師の常勝教育』

2004年5月24日

ユニクロ

最近ユニクロ関連の話が、良く目に付きます。
なぜかはわかりませんが、自分のアンテナに引っかかっているようです。

■雑誌「PRESIDENT」2004年5.31号

特集/本物の上司、見せかけの上司~「創意」と「結果」7つの法則

この特集で、柳井さんが『プロフェッショナルマネージャー』という本について紹介しています。

企業家ネットワーク、年間優秀賞に柳井氏

柳井さんが、「年間優秀企業家賞」の大賞に選ばれました。

『一勝九敗』を読むと受賞されるのも納得です。

■ガイアの夜明け 商いを磨く!変貌するユニクロ

これも見ました。

店長、店員の自立。
目標を決めてやる。
上司と部下は、川の対岸に立つもの。など

興味深い内容でした。

『一勝九敗』

柳井さんの本です。
今までのユニクロの発展の歴史について書かれています。

家業から株式公開、売上1000億円、世界進出と、時間を追ってどのように考え実行してきたのかがよくわかります。この本のタイトルどおり、多くの失敗の中から次の成功の芽を見つけ、ユニクロは成長してきたのです。

わたしは、付箋をつけて本を読んでいくのですが、付箋だらけになりました。

●目標を決めて、計画し、実行する。
●失敗したら、すぐに撤退し、失敗から学び、リカバリーする。

この本から、この2点をとくに学びました。

また、

起業家十戒
経営者十戒
ユニクロの経営理念 23条

が収録されています。

考えるということと実行するということのバランスが、すばらしいと感動しました。
これからユニクロがどうなっていくかわかりませんが、今までの成功は、本当にすばらしく、少しでも参考にしていきたいと思います。

2004年5月 8日

『普通の人がこうして億万長者になった』

営業日記さんで紹介されていて、自分もこの本がちょっと前から気になっていたので、読んでみました。

日本の億万長者へのアンケートから、億万長者とはどんな人なのかということを見ていく本です。

読む前は、億万長者のお金についての話が展開されるのかと思っていました。
読んでみたら、億万長者の人生観のようなものが、良くわかる本でした。

億万長者は、お金があるがあまりお金に固執していない、というのが印象的でした。
「お金」は、人や社会に貢献したことの結果だと捉えているひとが多いようです。

また、努力が、幸運を引き付けるとも考えているようです。

この他で、印象的だったのは、他人に支えられて自分があると考えている人が多いということです。
他人への感謝も忘れないようです。

全体の感想としては、考え方や生き方が、お金という結果をもたらすというように言われているんだと感じました。お金の話というより、生き方の哲学についての本を読んだような気がしました。

『普通の人がこうして億万長者になった』

2004年5月 4日

決めるということ 2

 決めるということについて、昨日のエントリーで書きました。

 最近、決断の質を上げていきたいと思っています。なぜ決めることの質を上げたいかと言えば、行動の質を上げたいからです。
 新しいことを行なうには、”決意”して選択するということが必要だと思います。とくに重要なことを行なう場合には、強い決意が必要でしょう。

 この決断の質を上げることが、継続して行動していくことに必要だと感じています。

 決めるというテーマで、もう一冊本を買っていたので、紹介します。

『コーチングのプロが教える決断の法則「これをやる!」』

「決めるというのは、ひとつの『言葉』に対してひとつの『意味』を選択する」ということだそうです。

 はじめて、この部分を読んだときは、あまりよくわからないというか、どういうことだろうと思いました。「決める」ということと「言葉の意味」というものとの関連が良くわからなかったんだと思います。

言葉にいくつもの意味をもたせていると、決めることが出来ません。

ちょっと良い例かはわかりませんが、
”肉”という言葉にたいして、おいしい、体に悪い、BSE、エネルギー源などの意味を自分が持たせているとしましょう。
食事を選ぶときに、”肉”を選ぶでしょうか。
選びにくいですよね。でも、おいしいから選びたいというジレンマに陥るかもしれませんし、なかなか決められません。

逆に、「肉=おいしい、エネルギー源」としていれば、選択しやすくなります。その逆に、「肉=体に悪い」としていれば、選択することはないでしょう。ジレンマにも陥らないでしょう。

自分が選択している言葉の意味が、決めるということに影響を与えるということです。

だとしたら、言葉の意味をどうやって選択すると良いのかという疑問がわきます。

自分の中に「軸」というものを持つと良いと筆者は考えているようです。「軸」とは、自分の中心的価値のようなものだと、わたしは理解しました。何を大切だと考えているか感じているか、ということです。

この価値観のような「軸」というものをどうやって見つけたらよいのでしょう?

いろいろと考えて考え抜いて、決めて、経験していくうちに、見つけていくというか確信していくもののようです。


まずは、いろいろと考えて、自分にとっての「軸」を決めたいと思います。

2004年5月 3日

決めるということ

決めるということは、どういうことでしょうか。
そういうことを最近考えています。

 とりあえずやってみるということは大切だと思いますが、それだけで十分なのかと思うことがあります。
ある決定や選択が、より望ましい結果をもたらすにはどうしたよいのかなあ、と疑問に思うわけです。

 そこで、何か学べるものはないかと思っていました。

 そうしたら、たまたま『もう決断力しかない―意思決定の質を高める37の状況把握力』という本を本屋で見つけたので、読んでみました。

 一言で言えば、この本には、すぐれた意思決定をするにはどうしたらよいかということが、書かれています。
すぐれた意思決定が、望ましい結果をもたらすとは限らない。
けれど、どのように決定すべきかを学んで、意思決定するようになれば、その可能性を高めることができる。

このような視点から、意思決定の方法が、わかりやすく説明されています。
本書の内容は、だいたい以下のような内容です。

 自己診断
  自分は、どのような決定をしやすいのかがわかります。

 決断の際の障害
  多くの人が陥りやすい決定の際の誤りや障害について述べられています。

 決断する際に役立つ知恵
  意思決定のプロセスを改善するために役立つ知恵について書かれています。


合理的に決定するには、どうすればよいかがわかったような気がします。
自己診断で、どのような意思決定を自分がしやすいかがわかったので、重要な決断をするときなどは、今後は、この本を参考に、考えてみたいと思いました。

少しずつ、合理的な意思決定ができるようになりたいと思います。

これが、この本を読んでのわたしの「決断」です。(笑)

とてもよい本なので、おすすめです。

2004年4月24日

プロというもの

『営業力―「顧客の心」に処する技術と心得』を読みました。

『企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得』の著者、田坂さんの本です。

まず、本当にわかりやすい文章です。
思考が止まらないで、読んでいくことができます。

しかし、書かれている文章はわかりやすいですが、その内容を実践するとなるとむずかしいだろうなと感じてしまうことが書かれています。

この本は、”プロフェッショナル講座”というもののひとつなので、プロの営業とは何かということをわかるように書いてくれています。

商談の「アート」(アートとは、「技術」と「心得」)を解説していってくれます。

詳細は、読んでいただくとして、商談を行なう際に、こんなにも細かいことまで配慮してやっていくのかというのが、率直な感想です。

またプロの心得やプロというものについての記述が随所に見られます。


プロフェッショナルの世界には、一つの格言があります。

「神は細部に宿る」


さらに、



無用の用。

一見、無駄に見えることの中に、大切な意味がある。

そして、そのことを理解し始めたとき、我々のプロフェッショナルをめざす修業は、いよいよ本格的な道へと向かっていくのです。


わたしは、営業をやったことがないので、その道はわかりません。

しかし、プロフェッショナルへの道が厳しいことは、この本でなんとなくですが、わかりました。
自分が行く道のりはまだまだ長いと感じさせてくれた一冊です。

2004年4月22日

『一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法』

『一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法』

遅ればせながら、読みました。

もう少し、手帳の使い方とかが書いてあるのかと予想していましたが、本書の半分くらいは、仕事術や経営についての記述で、良い意味で裏切られた感じがしました。

個人的には、仕事術や経営に関することの方が参考になった気もしています。
熊谷社長の姿勢や経営の考え方の一端がわかりました。

熊谷さんのブログによると、この手帳が、発売されるそうなので、サンプルなどを見て購入してみたいと思いました。(一応購入する前に、中身を見てみたいです。)

手帳関連は、とても困っていた時期があって、今でも困っているのですが、もう半分諦めかけていたもので。
同じ手帳を続けて使えない、しっくりこない、そんなこんなで、手帳術は、ちょっと諦め気味でした。

今は、B5のノート(メモなど)を使っています。
予定は、OutlookとPDA(あまり使ってない)で管理しています。

これだと、中・長期計画があまりわからないというか、短期の予定だけ管理しているという感じがあります。


熊谷社長の手帳は、3つの部分からなっているそうです。

 夢手帳   夢・やりたいことのリストなど
 行動手帳 To Doリスト、長中期スケジュール、短期スケジュールなど
 思考手帳 思考チェックリスト、項目別ファイルなど

(詳しいことは、本を読んでください。)

とても合理的というか、ひとつの手帳で目標・計画・行動などを管理している点が参考になります。
いつ発売になるのでしょうか。楽しみです。

■関連記事:
 「知識をチカラに!」 『一冊の手帳で夢は必ずかなう』


●手帳バインダー

バインダー(ベビーカーフ)オープンタイプ(コンパクト・ブラウン)
バインダー(ベビーカーフ)オープンタイプ(コンパクト・ブラウン)

2004年4月15日

『超人脈力』

『超人脈力』

株式会社 ドリームインキュベータ 社長の堀さんの著書です。

実際に幅広い人脈をお持ちの方が書かれた人脈についての本なので、大変参考になりました。

自分や人間力を磨くことで、人脈が広がり、人脈が広がることで自分も磨かれるということを仰りたいのだと理解しました。

■「I型人間とT型人間」
自分と人脈との関係を、「I」と「T」という文字を使って、説明されています。

「I型人間」とは、「I」は「私」で、自分自身のこと。
この「I型人間」の「I」の上に、人脈をあらわす横棒を加えて、
「T」として、「T型人間」と表現されています。
「T」の字の縦棒が「自分」で、横棒が「人脈」をあらわしています。

この縦棒(「自分」)と横棒(「人脈」)のバランスが大切だということです。

さらに、バランスだけでなく、この「T」の字を大きくすることが、さらなる成長を示していると言えます。

この成長の前提として、大きな「I」(「自分」)が必要となるので、自己研鑽を心がけることが重要だと、仰っています。


個人的には、自己研鑽では、「一流」の人やいわゆる「成功している人」に会うことやその方の著作を読むことなどが大切だと思っています。

さらに、自分なりにその方たちの真似をして、実際にやってみる、というのも有効なやり方だと、最近感じています。

この著作にも、「一流」の人や芸術などに接することについての記述があります。

■「一流」について

「お金も時間も惜しまず、でき得る限り何度も「一流」に接していると、あるとき突然、二流との明らかな違いが分かるようになっている自分に気付く。」

人脈ということで言うと、朱に交われば、赤くなる、ということでしょうか。
今の私は、朱に交わろうとして、青くなっている(ちょっと著名な方に会うと、ビビっている)(笑)ような気がします。

やはり、自分を磨くことが大切だと、再認識しました。

2004年4月 5日

熱いです。

『26歳、熱血社長、年商70億の男』

何よりもまず、すごく刺激になりました。

副題に、「倒産寸前から、劇的なV字回復を遂げた男達の闘い」と書かれている通り、V字回復までの道のりを書いた本です。

その道のりについては、読んでいただくとして、

「本気」の大切さを痛感しました。


会ったこともないですし、著作を読んだだけでこんなことを言うのは、少しおかしいかもしれませんが、

「この人はすごいです。」

人間は年齢ではないです。


人間力・人間性。
自分の器を大きくすること。
起こった事象から、学ぶこと。
人を本気にさせること。
会社を運営すること。

この本から学びました。
活かしていくぞ!

起業したい、大きいことをしたい、今の会社に不満だ、最近やる気が出ない、という人におすすめです。

2004年3月31日

『「7つの習慣」に生きるための格言集』

『「7つの習慣」に生きるための格言集』

『7つの習慣』については、いつか触れようと思っていますが、最近これを読みましたので、ご紹介します。

7つの習慣に関する格言が集められた、格言集です。

全部で何個の格言が収められているかわかりませんが、はっとさせられたり、そうだよなと気付かされたりする数多くの格言、名言が収録されています。

少し時間のあるときに、ぱらぱらとめくって、気に入った言葉を探して、考えを深めたり、自分の日常を振り返ったりするのに、使えるなと思いました。
『7つの習慣』は、ちょっと厚い本なので持ち歩くには重いですが、こちらの「格言集」はコンパクトなので持ち運ぶにも問題ないですね。
7つの習慣を自分の習慣にするために、利用できそうです。

本当に、偉人とかの言葉は、深いし重いです。
言葉の持つ力を、感じることができます。
今後、この本から格言をこのブログで紹介していくかもしれません。


いくつか紹介しています  → 言葉・格言

2004年3月25日

『企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得』

『企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得』

そうだよなーと共感したり、なるほどと思ったり、楽しく読みました。
とてもわかりやすくて、すいすい読めてしまいました。

でも、頭でわかったからといって、書いてあることを実行できるかというと別の問題ですね。

著者も

  「「知識」を学んだだけで、「智恵」を掴んだと錯覚しない。」

と述べられています。

  「企画力とは、「人間と組織を動かす力」のことである。」
  「「最高の企画書」とは、「最高の推理小説」である。」

など、多々感心させられるフレーズや記述があります。

自分の最近の関心である”人とのつながり”という点で印象に残ったのは、企画書の役割について述べられているところです。

企画書の役割とは何か?

  「「縁」を結ぶことです。

  一つの企画書を通じて、我々の語る「企み」に顧客が興味を持つ。
  一つの企画書を通じて、我々の人間と組織に、顧客が期待を抱く。
  そして、一つの企画書を通じて、我々と顧客の「縁」が結ばれる。

  その「縁」を結ぶことが、企画書の役割です。」

ブログも一つの文章がきっかけで、「縁」を結んだりすることもありますね。

しかし、ブログの場合は、読み手がどんな人かはなかなかわかりません。
なので、何を書くと、読み手がおもしろいと感じるかとか興味を持ってもらえるかとか、予測するのはむずかしいです。

でも、きっと逆にこれは、ブログのおもしろいところで、自分がおもしろいと思うことを書いていれば、いつかどこかで同じようなことをおもしろいと感じてくれる人が出てきてくれる可能性があります。

オープンな感じといえば、良いのでしょうか。
そんなブログの「不安定な可能性」をおもしろいと感じる人が増えれば、ブログはもっと広がるんでしょうね。

2004年3月19日

目標、志。『ビーンズ!』

『ビーンズ!』

シアトルの実在のコーヒーショップを基にした物語です。

情熱(Passion)、人(People)、商売を超えた温もり(Personal)、商品(Product)という4つのP+志が、仕事の充実にいかに役立つかを教えてくれています。

このコーヒーショップには、晴れの日も雨の日も行列ができるそうです。
シアトルには、スターバックス、タリーズコーヒーなどがあるにもかかわらずです。

なぜ、行列ができるのか?
その秘密を知ることができます。

物語であり、わかりやすい言葉で語られているので、とても読みやすいです。

私は、この本を読んで、成功とは何かについてヒントを得たような気がしました。

 「目標に見合った成果が得られてこそ、『成功』という名の終着駅にたどり着いたといえる」

また、志とは、「明確な目標」と呼べるでしょうといっています。

成功した人の本などを読むと、たしかにすごいけど、自分にこんなことができるだろうかとか、大きなことをやらないと成功と言えないのかな、などと思うことがあります。

大きな志でも小さな志でも、その人が、心から達成したいと思うものを、情熱を持って実行して、成果が得られればそれは、成功と言えるのだと思います。
もちろん社会的に大きな意味を持つことをやることは、すごいことだし大切なことです。

目標の大きさだけでなく、自分が達成したいと思うことをどれだけ真剣に取り組めるかということが、より重要なのだと感じました。

2004年3月15日

『戦略経営の発想法 ビジネスモデルは信用するな』

『戦略経営の発想法 ビジネスモデルは信用するな』

読み終えました。

これから、折に触れて、何度も読み返すような気がします。

10人の経営者との対話が、随所に出てきます。
まるで、その方たちと自分が話しているような気になりました。このような経営者の方とお話する機会などなかなかないので、ものすごく貴重な読書体験でした。

経営者や起業をめざす人であれば、いろいろな気づきを得られると思います。


■マクロ経済政策が無効化していることについて

私も、木村剛さんと同じような意見を持っています。

10年ぐらい前でしょうか、バングラデシュのグラミン銀行を知ったときに、日本にはこのような仕組みがないように直観的に思いました。(グラミン銀行-バングラデシュにおいて、貧しい人達生活の自立のために融資を行っている民間の銀行。)
個人の力を伸ばしていけるような仕組みというのでしょうか。

ベンチャー企業を伸ばしていく仕組みは必要だと思います。

でも、それだけでも足りない気がします。
自助努力というのか、個人の努力というものが必要に思います。

ベンチャーが増えて、俺もできるかもと思えるようになると良いと思います。
サッカーでの中田選手やメジャーリーグのイチロー選手のような人が出てくると良いですね。
週末起業のような広がりも必要でしょう。

個人的に、起業する際に気になる点は、日本での事業失敗についてよく聞く話です。

アメリカでは、2,3回の失敗は失敗じゃない。失敗しても、失敗の経験を生かして、今度は成功するだろうと投資してくれると聞きます。

日本では、1度失敗すると、融資などなかなかしてくれない。しかも、個人担保で、会社組織であっても、実質的には有限責任ではない。

失敗したら、夜逃げして人様に顔向けできない、そんな気持ちになってしまうのでしょうか。
時間が経てば、日本でもこういうことは、変わってくるのでしょうか。

でも、こういう弱気なことを言っても、しょうがないんですよね。

ジョージ・バーナード・ショーが、言っています。

「私は、環境など信じない。
この世で成功する人は、自分の望む環境を探す人であり、もし見つけることができないとしたら、自分でそれを作り出す人である。」


「日本人もっとがんばろうぜ!」という木村さんのメッセージが込められた本だと、私は受け止めました。
(3月31日の「木村剛とブロガーのオフサイド取引」には、本を持参して、「有志創路」と書いてもらいたいなと思ってます。)

2004年3月13日

『書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡』

文章を書くことが得意ではありません。
書くのに時間がかかります。遅筆です。

このため、書くことにいらいらしたりすることがあります。

そうならないようにしたいと思うのですが、なかなか難しい。

最近『書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡』という本を読んで、少しは、書くことに抵抗がなくなったように思います。

この本に書かれていることの中で、思いついたことを書いていくということを実行しています。
誰かに読んだり見せたりすることを考えないで、書くということです。

とりあえず、頭に浮かんだことを書いていく。

ともかく手を休まずに書く。
批判されることや意味が通じないかもなどということも考えず、ただ頭に思い浮かんだことを書く。

そうすると、書いていないときよりは、自分の考えが先に進んでいるような気になれます。
手を動かさず、頭の中だけで考えているより、書くことに対する抵抗は感じません。

誰かに見られることを気にしないで書くということが、気持ちを楽にさせるのでしょう。

そうやって、書いた文章がどれだけの意味があるかは、書いた後に考えれば良いことです。

ブログで文章を書くことも、考えてしまうところがあるので、時間がかかります。
テーマを決めるのにも時間がかかるし、書き始めてからも、つまらないと思い始めてしまいます。

一応、毎日書きたいという気持ちがあるので、何を書こうか考えてみますが、
なかなか決まらない。

そんなときは、とりあえず、キーボードを打ち始めるか、ノートに書き始めます。
そうすると案外、思ってもいなかったことを思いついたりします。

  書きながら考える。

簡単なやり方ですが、大きな効用をもたらしてくれます。

2004年3月 6日

木村剛さんの本

昨日、ちょっと出かけた折に、本屋さんに行きました。
木村剛さんの本を探してみようと思ったからです。

飲み会に参加するとしたら、木村さんの本を1冊ぐらいは読んでおきたいなと。
(金融関係にあまり興味がなかったので、今まで1冊も読んだことがありません。)

金融関係の本や『会計戦略の発想法』などがあったのですが、『戦略経営の発想法』という本を新刊のコーナーで見つけました。その帯に”木村剛初の本格経営書”と書いてあって、しかも発売日を見ると、3月4日の発売日でした。

なんという偶然。

しかも、”ビジネスモデルは信用するな”と書いてある。

アイデア(ビジネスモデル)と実行力が、起業・ビジネスには大切だなと最近思っていたところ、”ビジネスモデルは信用するな”ですと。

おお、これは買うしかない。

しかも、今日、木村剛さんのブログ「週刊!木村剛」を見てみると”拙著をお持ちの方々には漏れなくサインいたしますので、ご遠慮なくお申し出ください。”とおっしゃっている。

もちろんサインも欲しいですが、いろんなお話ができたら、などと勝手な妄想をしてしまいます。

まだ、「はしがき」しか読んでいませんが、飲み会までには読了したいと思います。

(しかし、誹謗中傷はつらいですね。)

週刊!木村剛: 私にとってのblog原体験は竹中チームのときなんです[ゴーログ]

2004年3月 3日

『成功の9ステップ』

『成功の9ステップ』

読み終えました。

「違いをもたらす違い」とか「健康」についてとか、いろいろ参考になりそうです。

なかでも、”望む結果を明確にする”というのが、私には一番、心に残りました。
要するに、目的と目標を明確にしようということだと思うんですが、
「その行動はどういう感情をもたらしてくれるのか」ということを明確にすると、やり方が変わる。

なにをどうやるかと”行動”を考える前に、どんな感情を得たいかを明確にする。
そうすると、同じことをやるにしても、自分のやり方や起きたことに対する反応が違ってくる。

たとえば、仕事で考えると、
「お金」を得るために仕事をしている人と「人に何かを与える喜び」を得るために仕事をしている人では、同じことをやるにしても、やり方や反応が違ってくるでしょう。

求める感情を明確にすると、行動が変わるということに気付かされました。

言葉にすると当たり前だけど、わかってなかったな。

『ジェームススキナーの成功の9ステップ・オーディオコース』

ビジネス書では異例の100万部を突破した、あの『7つの習慣』の仕掛け人。ジェームススキナーが書き下ろしたベストセラー『成功の9ステップ』オーディオコースが遂に登場!

2004年2月27日

『成功の9ステップ』という本を買いました。

昨日『成功の9ステップ』という本を買いました。

購入したばかりなので、まだ読み終えていませんが、
STEP1「決断」まで読んで、ちょうど自分が考えていることと似てることが書かれていたので、楽しく読んでいます。

  「間違った決断は、最後まで下されない決断に優る」という言葉がとくに印象に残っています。

このブログを始める際に、始めてみようかどうしようかと考えたのですが、失敗しても良いから始めてみようと思って始めました。

  失うものもないし、始めてみようと。

自分の中では、いろいろなことが重なって、このブログを始める理由になっています。

これから、どうなっていくかはわかりませんが、こうなると良いなあというのも、あります。
仮に、思い描いているようにならないにしても、何か得るものがあるだろうとも思っています。

振り返ってみて、このブログを始めようと「決断」したことが、大きな意味を持つようになったら、最高です。

『成功の9ステップ』

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